TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025082887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196407
出願日2023-11-20
発明の名称結合部品及び包装箱
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65D 5/44 20060101AFI20250523BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】複数の被結合部材から結合部品を取り外す際の動作を簡素化する。
【解決手段】複数の被結合部材を互いに重ね合わせた状態でそれぞれの被結合部材に設けられる各貫通孔に挿入される挿入部11と、挿入部の挿入方向Aの上流側に形成され、挿入部を挿入した際に挿入方向最上流の被結合部材の貫通孔の縁に当接するフランジ部12と、挿入部を挿入した際にフランジ部との間に複数の被結合部材を挟み込む挟持部13A,13Bと、を備えた結合部品10であって、挟持部を挿入方向に対して直交する方向へ変位可能に支持する弾性支持部15A,15Bと、弾性支持部に連結され、挿入部を各貫通孔から取り出す際に挿入方向に対して反対向きの取出方向Bへの取り出し力を受ける取出力受け部14とを有し、取出力受け部が受けた取り出し力により弾性支持部が弾性変形して挟持部が貫通孔の内方へ変位するように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の被結合部材を互いに重ね合わせた状態でそれぞれの被結合部材に設けられる各貫通孔に挿入される挿入部と、
前記挿入部の挿入方向上流側に形成され、前記挿入部を前記各貫通孔に挿入した際に前記挿入方向の最上流の被結合部材の貫通孔の縁に当接するフランジ部と、
前記挿入部を前記各貫通孔に挿入した際に前記フランジ部との間に前記複数の被結合部材を挟み込む挟持部と、を備えた結合部品であって、
前記挟持部を前記挿入方向に対して直交する方向へ変位可能に支持する弾性支持部と、
前記弾性支持部に連結され、前記挿入部を前記各貫通孔から取り出す際に前記挿入方向に対して反対向きの取出方向への取り出し力を受ける取出力受け部とを有し、
前記取出力受け部が受けた前記取り出し力により前記弾性支持部が弾性変形して前記挟持部が前記貫通孔の内方へ変位するように構成されていることを特徴とする結合部品。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の結合部品において、
前記挿入部は、内部空間を有する中空形状であり、
前記取出力受け部は、前記内部空間内に配置されていることを特徴とする結合部品。
【請求項3】
請求項2に記載の結合部品において、
前記取出力受け部は、前記挿入方向に対して直交する方向、かつ、前記取り出し力による前記弾性支持部の弾性変形によって前記挟持部が前記貫通孔の内方へ変位する方向に対して直交する方向で、前記内部空間の中央位置からずれた位置に配置されていることを特徴とする結合部品。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の結合部品において、
前記弾性支持部は、前記挿入部の側壁部を構成していることを特徴とする結合部品。
【請求項5】
請求項4に記載の結合部品において、
前記弾性支持部は、前記挿入部の他の側壁部に対して独立して変位可能に分離して構成されていることを特徴とする結合部品。
【請求項6】
請求項5に記載の結合部品において、
前記挿入部には、前記他の側壁部によって囲まれる前記挿入方向の下流側を塞ぎ、前記弾性支持部の前記挿入方向の下流側は塞がないように、端壁部が形成されていることを特徴とする結合部品。
【請求項7】
請求項6に記載の結合部品において、
前記端壁部は、前記挿入方向の下流側に凸状の形状で形成されていることを特徴とする結合部品。
【請求項8】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の結合部品において、
前記挟持部を2つ以上備え、
前記取出力受け部は、2つ以上の前記挟持部をそれぞれ支持する各弾性支持部の間を連結するように構成されていることを特徴とする結合部品。
【請求項9】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の結合部品において、
前記取出力受け部は、前記挿入方向に対して直交する方向に延びる直線状部材、前記取出方向へ凸状の曲線状部材、又は、前記取出方向へ凸状の屈曲状部材で構成されていることを特徴とする結合部品。
【請求項10】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の結合部品において、
前記取出力受け部が前記弾性支持部に連結される連結位置は、該弾性支持部における前記挿入方向の下流寄りに設けられていることを特徴とする結合部品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、結合部品及び包装箱に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の被結合部材を互いに重ね合わせた状態でそれぞれの被結合部材に設けられる各貫通孔に挿入される挿入部と、挿入部の挿入方向上流側に形成され、挿入部を各貫通孔に挿入した際に挿入方向最上流の被結合部材の貫通孔の縁に当接するフランジ部と、挿入部を各貫通孔に挿入した際にフランジ部との間に複数の被結合部材を挟み込む挟持部と、を備えた結合部品が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、トレイ付きパレットとその上部に設置される上箱とが包装用止め具(結合部品)によって結合された包装箱が開示されている。この包装箱では、トレイ付きパレットの上部側壁に形成された貫通孔と、上箱の下部に形成された貫通孔とが互いに重なり合うように配置され、両貫通孔に包装用止め具を挿入することにより、トレイ付きパレットと上箱とが結合される。この包装用止め具は、第一筒状部(挿入部)と顎部(フランジ部)とフック部材(挟持部)とを備えるベース部材と、連結片によりベース部材の側方に連結され、第二筒状部とロック爪とを備えるキー部材とで構成される。
【0004】
結合時には、まず上述した両貫通孔にベース部材の第一筒状部を挿入し、その後、連結片を折り曲げるようにしてキー部材を回動させてベース部材側へ折り返し、ベース部材の第一筒状部の内部へキー部材の第二筒状部を挿入させる。これにより、ベース部材の第一筒状部の内部に配置されていたフック部材がキー部材の第2筒状部により押し出されて、ベース部材の顎部と略平行な状態で突出するとともに、キー部材のロック爪がベース部材の第一筒状部の内壁に形成された被係合部に係合する。その結果、キー部材がベース部材にロックされた状態で、トレイ付きパレットの側壁と上箱とが鍔部とフック部材との間に挟持され、トレイ付きパレットと上箱とが結合される。
【0005】
一方、取り外し時には、作業者の指でキー部材の所定箇所を摘む動作を行うことにより、キー部材が弾性変形して、キー部材のロック爪がベース部材の被係合部から外れる。その後、キー部材を指で摘まんだままキー部材の第二筒状部をベース部材の第一筒状部から引き抜く動作を行うことにより、フック部材がベース部材の第一筒状部の内部に退避される。そして、最後に、ベース部材の第一筒状部を貫通孔から引き抜く動作を行うことにより、包装用止め具が取り外され、トレイ付きパレットと上箱との結合が解除される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の結合部品では、複数の被結合部材から結合部品を取り外す際や取り付けの際の動作が複雑であるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は、複数の被結合部材を互いに重ね合わせた状態でそれぞれの被結合部材に設けられる各貫通孔に挿入される挿入部と、前記挿入部の挿入方向上流側に形成され、前記挿入部を前記各貫通孔に挿入した際に前記挿入方向の最上流の被結合部材の貫通孔の縁に当接するフランジ部と、前記挿入部を前記各貫通孔に挿入した際に前記フランジ部との間に前記複数の被結合部材を挟み込む挟持部と、を備えた結合部品であって、前記挟持部を前記挿入方向に対して直交する方向へ変位可能に支持する弾性支持部と、前記弾性支持部に連結され、前記挿入部を前記各貫通孔から取り出す際に前記挿入方向に対して反対向きの取出方向への取り出し力を受ける取出力受け部とを有し、前記取出力受け部が受けた前記取り出し力により前記弾性支持部が弾性変形して前記挟持部が前記貫通孔の内方へ変位するように構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数の被結合部材から結合部品を取り外す際や取り付けの際の動作を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
(a)は、実施形態における包装箱を示す斜視図。(b)は、同包装箱の内部に収容される製品等を破線で示した斜視図。
同包装箱に用いられる結合部品を正面側から見たときの正面斜視図。
同結合部品を裏面側から見たときの背面斜視図。
同包装箱を構成する外箱の側壁面部とパレットの側壁面部とを同結合部品で結合した状態の断面図。
同外箱の側壁面部とパレットの側壁面部とから結合部品を取り外す際の結合部品の動きを説明するための説明図。
同外箱の側壁面部とパレットの側壁面部とを結合部品で結合する際の結合部品の動きを説明するための説明図。
同結合部品を構成する取り出し片が直線状部材で構成された例を示す断面図。
同結合部品を構成する取り出し片が取出方向へ凸状の屈曲状部材で構成された例を示す断面図。
同取り出し片が弾性支持部に連結される連結位置を弾性支持部の挿入方向下流寄りに設けた例を示す断面図。
弾性支持部が基幹部の他の部分に対して独立して変位可能な分離構成とした結合部品の例を示す正面斜視図。
基幹部の内部空間の横方向中央位置からずれた位置に取り出し片が配置された結合部品の例を示す背面斜視図。
図11の例における結合部品の正面図。
基幹部の背面側に基幹背面壁部が無い結合部品の例を示す部分断面斜視図。
取り出し片に引っ張り片が設けられた結合部品の例を示す正面斜視図。
基幹部の背面側の横方向全域を基幹背面壁部で塞いだ結合部品の例を示す背面図。
図15の例における結合部品の背面斜視図。
図15の例における結合部品の断面図。
取り外された状態の従来の包装用止め具を示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、本実施形態では、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置である製品を被包装物として包装するための包装箱を例に挙げて説明するが、複数の被結合部材を結合部品によって結合してなる包装箱であれば、被包装物に制限はない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
投影装置
15日前
株式会社リコー
電子機器
2日前
株式会社リコー
画像投射装置
12日前
株式会社リコー
液体吐出装置
22日前
株式会社リコー
服薬支援装置
18日前
株式会社リコー
画像形成装置
12日前
株式会社リコー
画像形成装置
17日前
株式会社リコー
画像形成装置
2日前
株式会社リコー
液体吐出装置
5日前
株式会社リコー
画像形成装置
2日前
株式会社リコー
服薬支援装置
10日前
株式会社リコー
多関節ロボット
2日前
株式会社リコー
結合部品及び包装箱
1日前
株式会社リコー
撮影装置および移動装置
16日前
株式会社リコー
撮像システム及び撮像方法
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置及び画像形成方法
2日前
株式会社リコー
定着装置、及び、画像形成装置
22日前
株式会社リコー
導光部材、光学系及び表示装置
18日前
株式会社リコー
シート給送装置及び画像形成装置
5日前
株式会社リコー
印刷スケーリング補正メカニズム
8日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
1か月前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
15日前
株式会社リコー
塗布装置、及び、画像形成システム
2日前
株式会社リコー
検査プロダクション制御メカニズム
8日前
株式会社リコー
前処理液、印刷方法、及び印刷装置
17日前
株式会社リコー
取付構造、電子機器及び画像形成装置
22日前
株式会社リコー
処理剤液塗布装置および画像形成装置
2日前
株式会社リコー
取付構造、電子機器及び画像形成装置
23日前
株式会社リコー
読取装置、画像処理装置および読取方法
4日前
株式会社リコー
排出装置、画像形成装置及び後処理装置
12日前
株式会社リコー
投光装置、投受光装置および測距システム
16日前
株式会社リコー
シート処理装置、及び、画像形成システム
22日前
株式会社リコー
駆動伝達装置、駆動装置及び画像形成装置
8日前
株式会社リコー
媒体支持軸、媒体搬送装置及び画像形成装置
9日前
株式会社リコー
プリンタサーバ、異常判断方法、プログラム
4日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド装置及び液体を吐出する装置
1日前
続きを見る