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公開番号2025088626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203438
出願日2023-11-30
発明の名称システム、方法、およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G05B 23/02 20060101AFI20250604BHJP(制御;調整)
要約【課題】MT法における単位空間を生成するための正常な波形を抽出することができる、システム、方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】本発明は、MT法を用いて対象物の異常を検知するシステムであって、前記対象物から出力されるデジタル信号の波形を受信する受信部と、MT法における単位空間を生成するための正常波形、の候補となる分割波形を、前記波形から抽出する分割条件として、前記分割波形を抽出する閾値と、前記閾値を超えるまでの最小時間と、前記閾値を超えた時点より手前の抽出開始点と、前記抽出開始点から波形を抽出する時間である抽出時間と、の入力を受け付ける受付部と、前記波形から、前記分割条件に基づいて、前記正常波形の候補となる前記分割波形を抽出する抽出部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
MT法を用いて対象物の異常を検知するシステムであって、
前記対象物から出力されるデジタル信号の波形を受信する受信部と、
MT法における単位空間を生成するための正常波形、の候補となる分割波形を、前記波形から抽出する分割条件として、前記分割波形を抽出する閾値と、前記閾値を超えるまでの最小時間と、前記閾値を超えた時点より手前の抽出開始点と、前記抽出開始点から波形を抽出する時間である抽出時間と、の入力を受け付ける受付部と、
前記波形から、前記分割条件に基づいて、前記正常波形の候補となる前記分割波形を抽出する抽出部と、
を備える、システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記抽出部で抽出した前記分割波形を表示部に表示する表示制御部、をさらに備える請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
複数の前記分割波形が抽出された場合、複数の前記分割波形のそれぞれのスコアを算出し、前記スコアに基づいて、複数の前記分割波形の中から抽出波形を選定する算出部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記抽出波形を前記表示部に表示する、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記スコアは、前記分割波形の最大値と最小値の差、または前記分割波形の最大値または最小値の上位または下位の所定数の平均であり、
前記算出部は、前記スコアの算出結果に基づいて前記所定数を変更し、前記差が上限値を超えた場合に前記スコアを0に変更し、上位の任意の数の前記スコアの標準偏差を計算し、前記標準偏差が所定値以上の場合の前記スコアを0に変更する、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記分割波形と、前記分割条件と、前記波形から分割した前記分割波形の分割数と、を前記表示部に表示する、請求項2から4のいずれか一に記載のシステム。
【請求項6】
前記受付部は、前記表示部に表示している前記分割条件を変更する操作を受け付け、
前記抽出部は、前記受付部で前記分割条件の変更を受け付けた場合、変更後の前記分割条件に基づいて、前記分割波形を抽出し、
前記表示制御部は、前記変更後の分割条件に基づいて前記抽出部で抽出した前記分割波形を前記表示部に表示する、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記分割波形に関する情報を示すリストと、前記分割波形と、前記抽出波形と、前記リストから選択した前記分割波形である選択波形と、を前記表示部に表示する、請求項3に記載のシステム。
【請求項8】
前記抽出部で抽出した前記分割波形に基づいて前記単位空間を生成する単位空間生成部を更に備える、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項9】
前記受付部は、特徴量の決定、単位空間の生成、相関の高い特徴量の削除、およびテストデータの有効性の確認を含む、前記MT法の設定を受け付ける、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記単位空間生成部は、前記MT法により算出される前記波形の異常スコアが閾値以上である場合にアラートを出す請求項8に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、システム、方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
監視対象の電波信号の波形に基づいて、当該電波信号から特徴量の抽出に必要な波形を抽出する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来技術では、異常を判定するための波形を抽出しており、例えば、MT法に用いられる、単位空間を生成するための正常な波形を抽出することは困難である。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、MT法における単位空間を生成するための正常な波形を抽出することができる、システム、方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、MT法を用いて対象物の異常を検知するシステムであって、前記対象物から出力されるデジタル信号の波形を受信する受信部と、MT法における単位空間を生成するための正常波形、の候補となる分割波形を、前記波形から抽出する分割条件として、前記分割波形を抽出する閾値と、前記閾値を超えるまでの最小時間と、前記閾値を超えた時点より手前の抽出開始点と、前記抽出開始点から波形を抽出する時間である抽出時間と、の入力を受け付ける受付部と、前記波形から、前記分割条件に基づいて、前記正常波形の候補となる前記分割波形を抽出する抽出部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、異常を検知するための手法(MT法)における単位空間を生成するための正常な波形を抽出することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本実施の形態にかかる予知保全システムの構成の一例を示す図である。
図2は、本実施の形態にかかるPC(またはサーバ)のハードウェア構成図である。
図3は、本実施の形態にかかる予知保全システムが有するサーバの機能構成の一例を示す図である。
図4は、間欠動作する製造装置の動作時におけるモータの電流波形の一例を説明するための図である。
図5は、抽出対象の分割波形を抽出できるように分割条件を設定する例を説明するための図である。
図6は、本実施の形態にかかる予知保全システムにおける抽出対象波形の選定処理の一例を説明するための図である。
図7は、本実施の形態にかかる予知保全システムにおけるMT法を使うための設定方法の一例を説明するための図である。
図8は、本実施の形態にかかる予知保全システムにおけるMT法を使うための設定方法の一例を説明するための図である。
図9は、本実施の形態にかかる予知保全システムにおける単位空間の保存処理の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、システム、方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
図1は、本実施の形態にかかる予知保全システムの構成の一例を示す図である。本実施の形態にかかる予知保全システムは、図1に示すように、電子黒板2、インクジェットプリンタ3、スマートフォン4、PC(Personal Computer)5、全天球撮影装置6、ビデオ会議端末7、プロジェクタ8、MFP(Multi-Function Peripheral)9等を有する。そして、電子黒板2、インクジェットプリンタ3、スマートフォン4、PC5、全天球撮影装置6、ビデオ会議端末7、プロジェクタ8、MFP9等は、通信ネットワーク100を介して互いに通信可能に接続されている。本実施の形態では、インクジェットプリンタ3、MFP9等が生産設備の一例であっても良い。
【0010】
図2は、本実施の形態にかかるPC(またはサーバ)のハードウェア構成図である。ここでは、サーバ5のハードウェア構成について説明する。図2に示されているように、サーバ5は、コンピュータによって構築されており、図2に示されているように、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、データバス510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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