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公開番号
2025095400
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211370
出願日
2023-12-14
発明の名称
物品搬送設備
出願人
株式会社ダイフク
代理人
弁理士法人R&C
主分類
G05D
1/693 20240101AFI20250619BHJP(制御;調整)
要約
【課題】合流前区間よりも上流側の区間での渋滞の発生を抑制し易い物品搬送設備を実現する。
【解決手段】制御システムは、複数の搬送車Vに対する合流部43への進入許可を出す進入許可発出処理を実行する場合に、2つの合流前区間41のそれぞれについて、搬送車Vの移動時間に影響を及ぼす要因について移動時間が長くなるに従って大きくなるコストを演算し、コストが大きい方の合流前区間41aの進入待ち搬送車V1aに、コストが小さい方の合流前区間41bの進入待ち搬送車V2aよりも多く進入許可を出すように構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
予め定められた移動可能経路に沿って移動して物品を搬送する複数の搬送車と、複数の前記搬送車を制御する制御システムと、を備えた物品搬送設備であって、
前記移動可能経路には、2つの合流前区間から1つの合流後区間に経路が合流する合流部があり、
2つの前記合流前区間のそれぞれにおける、前記合流部への進入待ちの前記搬送車を進入待ち搬送車として、
前記制御システムは、複数の前記搬送車に対する前記合流部への進入許可を出す進入許可発出処理を実行する場合に、2つの前記合流前区間のそれぞれについて、前記搬送車の移動時間に影響を及ぼす要因について前記移動時間が長くなるに従って大きくなるコストを演算し、前記コストが大きい方の前記合流前区間の前記進入待ち搬送車に、前記コストが小さい方の前記合流前区間の前記進入待ち搬送車よりも多く前記進入許可を出すように構成されている、物品搬送設備。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記コストが大きい方の前記合流前区間の前記コストを第1コストC1とし、前記コストが小さい方の前記合流前区間の前記コストを第2コストC2として、
前記制御システムは、前記コストが大きい方の前記合流前区間の前記進入待ち搬送車と、前記コストが小さい方の前記合流前区間の前記進入待ち搬送車とに、C1:C2に応じた台数比率で、前記進入許可を出す、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項3】
前記コストは、
前記合流前区間の長さと、
前記合流前区間に待機可能な前記搬送車の台数の上限値と、
前記合流前区間における前記搬送車の走行速度の上限値と、
前記合流前区間における前記搬送車の走行速度の平均値と、
前記合流前区間に存在する前記搬送車の台数の現在値と、
前記合流前区間に存在する前記搬送車の台数の将来の予測値と、
の少なくとも1つに基づいて演算される、請求項1又は2に記載の物品搬送設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、予め定められた移動可能経路に沿って移動する複数の搬送車を備えた物品搬送設備に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
上記の物品搬送設備の一例が、特開2018-128914号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1の物品搬送設備では、合流位置(P2)の上流側に第1停止位置(P3)及び第2停止位置(P4)が設定され、例えば、第2停止位置(P4)がある合流前区間に進入した搬送車(3)は、合流位置(P2)がある合流部への進入が許可されるまでは、第2停止位置(P4)で待機する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-128914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の物品搬送設備では、第2停止位置がある合流前区間で停止している搬送車の台数が非常に多くなったとしても、第1停止位置がある合流前区間で停止している搬送車と第2停止位置がある合流前区間で停止している搬送車とを同様の条件で合流部に進入させる。このため、第2停止位置がある合流前区間で停止している搬送車の台数が多い不均等な状態が継続してしまい、第2停止位置がある合流前区間に進入できない搬送車により、当該合流前区間よりも上流側の区間で渋滞が発生してしまう可能性がある。そして、このような渋滞が発生してしまうと、物品搬送設備の全体での物品の搬送効率が低下する恐れがある。
【0005】
そこで、合流前区間よりも上流側の区間での渋滞の発生を抑制し易い物品搬送設備の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る物品搬送設備は、予め定められた移動可能経路に沿って移動して物品を搬送する複数の搬送車と、複数の前記搬送車を制御する制御システムと、を備えた物品搬送設備であって、前記移動可能経路には、2つの合流前区間から1つの合流後区間に経路が合流する合流部があり、2つの前記合流前区間のそれぞれにおける、前記合流部への進入待ちの前記搬送車を進入待ち搬送車として、前記制御システムは、複数の前記搬送車に対する前記合流部への進入許可を出す進入許可発出処理を実行する場合に、2つの前記合流前区間のそれぞれについて、前記搬送車の移動時間に影響を及ぼす要因について前記移動時間が長くなるに従って大きくなるコストを演算し、前記コストが大きい方の前記合流前区間の前記進入待ち搬送車に、前記コストが小さい方の前記合流前区間の前記進入待ち搬送車よりも多く前記進入許可を出すように構成されている。
【0007】
本構成によれば、それぞれの合流前区間について搬送車の移動時間が長くなる方から優先的に多くの台数の搬送車Vが合流部への進入許可を得ることになるため、2つの合流前区間における進入待ち搬送車の台数の不均等を緩和することができる。このため、いずれかの合流前区間における進入待ち搬送車の台数が非常に多くなったために、当該合流前区間よりも上流側の区間での他の搬送車の移動に影響を及ぼす事態となる可能性を低減し易い。従って、合流前区間よりも上流側の区間での渋滞の発生を抑制し易い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態の搬送設備の一例を示す図
図1の搬送車の一例を示す図
図1の搬送設備における進入許可発出処理を説明する図
図3の次の状態を示す図
図4の次の状態を示す図
図5の次の状態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、物品搬送設備の実施形態について図面を参照して説明する。
【0010】
図1に簡略化して示すように、物品搬送設備10は、予め定められた移動可能経路30に沿って移動して物品Uを搬送する複数の搬送車Vを備えている。移動可能経路30は、搬送車Vが走行可能な経路(走行経路)である。移動可能経路30は、搬送車Vの走行する経路の全体を意味する。移動可能経路30は、複数の経路(部分経路)の集合により構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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