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公開番号
2025067109
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176818
出願日
2023-10-12
発明の名称
診断装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
G05B
23/02 20060101AFI20250417BHJP(制御;調整)
要約
【課題】不揮発性メモリ17の記憶容量の大型化を抑える。
【解決手段】診断装置10では、中央処理装置19は、センサ11~15によって検出される被診断対象2の状態を示すデータをセンサ毎に繰り返し取得する。中央処理装置19は、ステップS100で取得されたセンサ毎のデータに基づいて、被診断対象2が異常である度合いを示すランクを認定する。中央処理装置19は、不揮発性メモリ17のデータ記憶領域17a~17eにおいて、最低ランクデータに代えて、ステップS100によって最も新しいタイミングで取得された最新データをセンサ毎に記録する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
データを記録する記憶部(17、17a~17e)と、
被診断対象(2)の状態を検出する少なくとも1つ以上の検出部(11、12、13、14、15)と、
前記検出部から前記被診断対象の状態を示す前記データを繰り返し取得するデータ取得部(S100)と、
前記データ取得部によって取得された前記データに基づいて、前記被診断対象が異常である度合いを示すランクを繰り返し認定するランク認定部(S120、S130)と、
前記データ取得部が前記データを取得した順番を示す情報を取得順番情報としたとき、前記データ取得部で取得された前記データを、前記ランクおよび前記取得順番情報とともに、前記記憶部に繰り返し記録する記憶制御部(S150A、S150B、S152A、S152B)と、
前記記憶部に記録されている複数のランクのうち、前記異常である度合いが最も低いランクを最低ランクとし、前記ランク認定部によって前記最低ランクが認定されたときに用いられた前記データを最低ランクデータとし、前記データ取得部によって最も新しいタイミングで取得されたデータを最新データとし、前記最新データに基づいて前記ランク認定部が認定したランクを最新ランクとした場合において、
前記最新ランクが前記最低ランクに比べて前記異常である度合いが高いとき、および前記最新ランクと前記最低ランクとは前記異常である度合いが同等であるときのうち、いずれか一方が成立するか否かについて判定するランク判定部(S151A、S151B)と、を備え、
前記いずれか一方が成立すると前記ランク判定部が判定したとき、前記記憶制御部は、前記記憶部において、前記最低ランクデータに代えて、前記最新データを記録させる診断装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記いずれか一方が成立すると前記ランク判定部が判定したとき、前記記憶制御部は、前記記憶部において、前記最低ランクに代えて、前記最新ランクを記録させる請求項1に記載の診断装置。
【請求項3】
前記いずれか一方が成立すると前記ランク判定部が判定したとき、前記記憶制御部は、前記記憶部において、前記最低ランクデータの前記取得順番情報に代えて、前記最新データの前記取得順番情報を記録させる請求項1に記載の診断装置。
【請求項4】
前記記憶部に複数の前記最低ランクデータが記憶されているとき、前記記憶制御部は、前記複数の最低ランクデータのうち最も古いタイミングで前記データ取得部が取得した最低ランクデータに代えて、前記最新データを記録させる請求項1に記載の診断装置。
【請求項5】
前記データ取得部によって取得された前記データを前記ランクおよび前記取得順番情報とともに外部装置(20)に記録させるために、前記データ、前記ランク、および前記取得順番情報を前記外部装置に送信するデータ送信部(S160)を備える請求項1に記載の診断装置。
【請求項6】
前記ランク認定部によって前記異常である度合いが低いランクが認定されたときに用いられる前記データを低ランクデータとし、前記ランク認定部によって前記異常である度合いが高いランクが認定されたときに用いられる前記データを高ランクデータとした場合において、
前記データ送信部は、前記低ランクデータに比べて前記高ランクデータを優先して前記外部装置に送信する請求項5に記載の診断装置。
【請求項7】
前記データ送信部は、前記低ランクデータを前記外部装置に送信することを停止し、かつ前記高ランクデータを前記外部装置に送信することにより、前記低ランクデータに比べて前記高ランクデータを優先して前記外部装置に送信する請求項6に記載の診断装置。
【請求項8】
N-1、N、N+2をそれぞれ前記データ取得部の実行回数とし、N-1回目の前記データ取得部によって取得されたデータをデータN-1とし、N回目の前記データ取得部によって取得されたデータをデータNとし、N+1回目の前記データ取得部によって取得されたデータをデータN+1とした場合において、
前記ランク認定部が前記データNに基づいて前記異常である度合いが最も高い最高ランクを認定したとき、前記データ送信部は、前記データNに加えて、前記データN-1と前記データN+1とを前記外部装置に送信する請求項7に記載の診断装置。
【請求項9】
前記データ送信部は、前記低ランクデータに比べて前記高ランクデータを高い通信速度で前記外部装置に送信することにより、前記低ランクデータに比べて前記高ランクデータを優先して前記外部装置に送信する請求項6に記載の診断装置。
【請求項10】
N-1、Nをそれぞれ前記データ取得部の実行回数とし、N-1回目に前記データ取得部によって取得されるデータをデータN-1とし、N回目に前記データ取得部によって取得されるデータをデータNとした場合において、前記データN-1と前記データNとの差分の絶対値である変化量が閾値(Sa)未満であるか否かについて判定する判定部(S212)を備え、
前記ランク認定部が前記データN-1に基づいて前記異常である度合いが最も高い最高ランクを認定し、かつ前記ランク認定部が前記データNに基づいて前記最高ランクを認定した場合において、
前記データ送信部は、前記変化量が前記閾値未満であると前記判定部が判定したときには、前記変化量が前記閾値以上であると前記判定部が判定したときに比べて、低い通信速度で前記データNを前記外部装置に送信する請求項9に記載の診断装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、診断装置に関するものである。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、監視装置において、異常検出時のデータを同時に再現することにより異常動作の原因解析を容易にするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
具体的には、監視カメラに撮像された画像信号は画像処理装置へ入力されてマルチウィンドウディスプレイに表示されるとともに、主記憶装置に記憶される。マイクにより採取された音声信号は音声処理装置へ入力されてスピーカにより再生されるとともに、主記憶装置に記憶される。
【0004】
監視対象に異常が検出されると、主記憶装置に記憶されていた各データの中から異常検出前後のデータが補助記憶装置に退避される。次に、退避したデータは互いに同期をとりながらディスプレイおよびスピーカに再生される。それにより、異常の原因の解析が容易に行える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-289927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記監視装置では、主記憶装置にデータを繰り返し記憶しておくことになり、データを大量に主記憶装置に記録することになる。したがって、データを大量に記録するためには大きな記憶容量の主記憶装置を必要とする。このため、監視装置(すなわち、診断装置)の主記憶装置(すなわち、記憶部)の記憶容量が大型化する。
【0007】
本開示は上記点に鑑みて、記憶部の記憶容量の大型化を抑えるようにした診断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の1つの観点によれば、診断装置は、
データを記録する記憶部(17、17a~17e)と、
被診断対象(2)の状態を検出する少なくとも1つ以上の検出部(11、12、13、14、15)と、
検出部から被診断対象の状態を示すデータを繰り返し取得するデータ取得部(S100)と、
データ取得部によって取得されたデータに基づいて、被診断対象が異常である度合いを示すランクを繰り返し認定するランク認定部(S120、S130)と、
データ取得部がデータを取得した順番を示す情報を取得順番情報としたとき、データ取得部で取得されたデータを、ランクおよび取得順番情報とともに、記憶部に繰り返し記録する記憶制御部(S150A、S150B、S152A、S152B)と、
記憶部に記録されている複数のランクのうち、異常である度合いが最も低いランクを最低ランクとし、ランク認定部によって最低ランクが認定されたときに用いられたデータを最低ランクデータとし、データ取得部によって最も新しいタイミングで取得されたデータを最新データとし、最新データに基づいてランク認定部が認定したランクを最新ランクとした場合において、
最新ランクが最低ランクに比べて異常である度合いが高いとき、および最新ランクと最低ランクとは異常である度合いが同等であるときのうち、いずれか一方が成立するか否かについて判定するランク判定部(S151A、S151B)と、を備え、
前記いずれか一方が成立するとランク判定部が判定したとき、記憶制御部は、記憶部において、最低ランクデータに代えて、最新データを記録させる。
【0009】
したがって、最新データを記憶する記憶容量の大型化を抑えることができるので、記憶部の記憶容量の大型化を抑えるようにした診断装置を提供することができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第1実施形態における診断システムの全体構成を示す図であり、被診断対象を診断する診断装置とサーバとから診断システムが構成されていることを説明するための図である。
図1の第1実施形態における診断装置の内部構成の詳細の説明を補助するための図であり、診断装置は、データ、ランク等を記録する不揮発性メモリとデータを取得するための複数のセンサとを備えることを説明するための図である。
図1の第1実施形態における診断装置の診断処理で用いられるランク、被診断対象の状態、および保護優先度の関係を示すための図である。
図1の第1実施形態における診断装置の中央処理装置によって実行される診断処理を示すフローチャートである。
図4の第1実施形態における診断処理において、中央処理装置がマイク、振動センサから取得したデータを、ランクおよび取得順番情報とともにデータ記憶領域に記録することを説明するための図である。
図4の第1実施形態における診断処理においてランク判定の説明を補助するための図であり、マイクから出力されるデータに基づいた3つの事象を説明するための図である。
図4の第1実施形態における診断処理において中央処理装置が実行するランク判定の説明を補助するための図であり、振動センサから出力されるデータに基づいた3つの事象を説明するための図である。
図4の第1実施形態における診断処理において中央処理装置が実行するランク判定処理の詳細を示すフローチャートである。
図4の第1実施形態における診断処理において中央処理装置がデータ、ランク、取得順番情報を不揮発性メモリのデータ記憶領域に記録する処理の説明を補助するための図である。
図4の第1実施形態における診断処理において中央処理装置がデータ、ランク、取得順番情報を不揮発性メモリのデータ記憶領域に記録する処理の説明を補助するための図である。
図4の第1実施形態における中央処理装置が実行する診断処理内の送信処理の詳細を示すフローチャートである。
図11の第1実施形態における中央処理装置が送信処理の実行に伴ってデータ記憶領域から取得したデータ、ランク、取得順番情報をサーバに送信する具体例の説明の補助するための図である。
本開示の第2実施形態における中央処理装置が実行する診断処理内の送信処理の詳細を示すフローチャートである。
図13の第2実施形態における中央処理装置が送信処理の実行に伴ってデータ記憶領域から取得したデータ、ランク、取得順番情報をサーバに送信する具体例の説明の補助するための図である。
本開示の第3実施形態における中央処理装置が実行する診断処理内の送信処理の詳細を示すフローチャートである。
図15の第3実施形態における中央処理装置が送信処理の実行に伴ってデータ記憶領域から取得したデータ、ランク、取得順番情報をサーバに送信する具体例の説明の補助するための図である。
本開示の第4実施形態における中央処理装置が実行する診断処理内の送信処理の詳細を示すフローチャートである。
図17の第4実施形態における中央処理装置が送信処理の実行に伴ってデータ記憶領域から取得したデータ、ランク、取得順番情報をサーバに送信する具体例の説明の補助するための図である。
本開示の第5実施形態における中央処理装置が実行する診断処理内の送信処理の詳細を示すフローチャートである。
本開示の第6実施形態における診断処理において中央処理装置が実行するランク判定の詳細を示すフローチャートである。
図20の第6実施形態における診断処理においてランク判定の説明を補助するための図であり、マイクから出力されるデータに基づいた3つの事象を説明するための図である。
図20の第6実施形態における診断処理において中央処理装置が実行するランク判定の説明を補助するための図であり、振動センサから出力されるデータに基づいた3つの事象を説明するための図である。
本開示の第7実施形態における診断装置の診断処理の詳細を示すフローチャートである。
図23の第7実施形態における診断装置の診断処理のセンサモード設定処理の詳細の説明を補助するための図であり、高機能モード、中機能モード、低機能モードのそれぞれのセンサの作動の説明を補助するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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