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公開番号2025103599
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221093
出願日2023-12-27
発明の名称電力変換装置及び回転電機ユニット
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H02M 7/48 20070101AFI20250702BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ハウジングの汎用性を高めることができる電力変換装置及び回転電機ユニットを提供する。
【解決手段】インバータ装置30は、第1インバータモジュール100、第2インバータモジュール110及び切替モジュール90を有している。第1インバータモジュール100は、第1インバータ回路を有している。第1インバータ回路は、モータコイルの一端に接続されている。第2インバータモジュール110は、第2インバータ回路を有している。第2インバータ回路は、モータコイルの他端に接続されている。切替モジュール90は、切替回路を有している。切替回路は、モータコイルを介さずに第1インバータ回路と第2インバータ回路とを接続している。第1インバータモジュール100、第2インバータモジュール110及び切替モジュール90は、インバータハウジング70に収容されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
回転電機(20)に供給される電力を変換する電力変換装置(30)であって、
複数の第1スイッチ(42,43)を含んで形成され、前記回転電機の巻線(22)に接続される第1インバータ(40)を有し、前記巻線に供給される電力を前記第1インバータにより変換する第1インバータ部品(100)と、
複数の第2スイッチ(52,53)を含んで形成され、前記巻線に接続される第2インバータ(50)を有し、前記第1インバータ部品とは独立した部品であり、前記巻線に供給される電力を前記第2インバータにより変換する第2インバータ部品(110)と、
前記巻線の通電状態を切り替え可能であり、前記巻線を介さずに前記第1インバータと前記第2インバータとを通電可能に接続している切替経路(12pc)と、
前記切替経路に設けられた切替スイッチ(61,63)を有し、前記第1インバータ部品及び前記第2インバータ部品とは独立した部品であり、前記切替スイッチにより前記切替経路の通電を遮断可能な切替部品(90)と、
前記第1インバータ部品、前記第2インバータ部品及び前記切替部品を収容しているハウジング(70)と、
を備えている電力変換装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記切替部品の少なくとも一部は、前記第1インバータ部品と前記第2インバータ部品との並び方向に直交する方向において、前記第1インバータ部品及び前記第2インバータ部品の少なくとも一方に並ぶ位置に設けられている、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記ハウジングの内部空間を第1空間(71a)と第2空間(75a)とに仕切るように設けられ、冷媒が流れる冷媒流路(81)を形成している流路形成部(82)、
を備え、
前記第1インバータ部品、前記第2インバータ部品及び前記切替部品は、前記第1空間及び前記第2空間のうち一方に設けられている、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記ハウジングの内部空間を第1空間(71a)と第2空間(75a)とに仕切るように設けられ、冷媒が流れる冷媒流路(81)を形成している流路形成部(82)と、
を備え、
前記第1インバータ部品、前記第2インバータ部品及び前記切替部品のうち1つは、前記第1空間及び前記第2空間のうち一方の空間に設けられ、2つは、他方の空間に設けられている、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項5】
複数のスイッチング素子を含んで形成されたインバータ回路を有し、前記巻線に接続される複数のインバータ部品を備え、
前記第1インバータ部品は、複数の前記インバータ部品のうち、前記スイッチング素子により前記第1スイッチが形成され且つ前記インバータ回路により前記第1インバータが形成されている前記インバータ部品であり、
前記第2インバータ部品は、複数の前記インバータ部品のうち、前記スイッチング素子により前記第2スイッチが形成され且つ前記インバータ回路により前記第2インバータが形成されている前記インバータ部品である、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記第1インバータ及び前記第2インバータのうち一方に並列に接続されたフィルタ回路(33)の少なくとも一部を形成するフィルタ部品(180)と、
前記ハウジングに収容され、複数の前記フィルタ部品が集合するように設けられたフィルタ部品群(180G)と、
を備えている請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項7】
複数の前記フィルタ部品は、前記フィルタ部品群が前記第1インバータ部品と前記第2インバータ部品とにかけ渡されるように、前記第2インバータ部品との並び方向に並べられている、請求項6に記載の電力変換装置。
【請求項8】
前記ハウジングの内部空間を第1空間(71a)と第2空間(75a)とに仕切るように設けられ、冷媒が流れる冷媒流路(81)を形成している流路形成部(82)、を備え、
前記第1空間及び前記第2空間のうち一方には、前記第1インバータ部品及び前記第2インバータ部品の両方が設けられ、他方には、前記フィルタ部品群が設けられている、請求項6又は7に記載の電力変換装置。
【請求項9】
前記第1インバータは、前記巻線の一端(22a)に接続されており、
前記第2インバータは、前記巻線の他端(22b)に接続されている、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項10】
電力の供給により駆動する回転電機(20)と、
前記回転電機に供給される電力を変換する電力変換装置(30)と、
を備えている回転電機ユニット(15)であって、
複数の第1スイッチ(42,43)を含んで形成され、前記回転電機の巻線(22)に接続される第1インバータ(40)を有し、前記巻線に供給される電力を前記第1インバータにより変換する第1インバータ部品(100)と、
複数の第2スイッチ(52,53)を含んで形成され、前記巻線に接続される第2インバータ(50)を有し、前記第1インバータ部品とは独立した部品であり、前記巻線に供給される電力を前記第2インバータにより変換する第2インバータ部品(110)と、
前記巻線の通電状態を切り替え可能であり、前記巻線を介さずに前記第1インバータと前記第2インバータとを通電可能に接続している切替経路(12pc)と、
前記切替経路に設けられた切替スイッチ(61)を有し、前記第1インバータ部品及び前記第2インバータ部品とは独立した部品であり、前記切替スイッチにより前記切替経路の通電を遮断可能な切替部品(90)と、
前記第1インバータ部品、前記第2インバータ部品及び前記切替部品を収容しているハウジング(70)と、
を備えている回転電機ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、電力変換装置及び回転電機ユニットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モータを駆動するモータ駆動装置について記載されている。このモータ駆動装置は、第1インバータ及び第2インバータを有している。第1インバータ及び第2インバータは、複数のスイッチ素子を含んで形成されている。第1インバータ及び第2インバータは、1枚の回路基板に搭載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7367227号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1では、第1インバータ及び第2インバータが1枚の回路基板に搭載されていることで、第1インバータと第2インバータとの相対的な位置関係に関する自由度が低下しやすい。このため、第1インバータや第2インバータ、基板の仕様などに合わせて専用ハウジングを用いる必要性が高くなる。したがって、第1インバータ及び第2インバータを収容するハウジングの汎用性が低下することが懸念される。
【0005】
本開示の1つの目的は、ハウジングの汎用性を高めることができる電力変換装置及び回転電機ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
【0007】
上記目的を達成するため、開示された態様は、
回転電機(20)に供給される電力を変換する電力変換装置(30)であって、
複数の第1スイッチ(42,43)を含んで形成され、回転電機の巻線(22)に接続される第1インバータ(40)を有し、巻線に供給される電力を第1インバータにより変換する第1インバータ部品(100)と、
複数の第2スイッチ(52,53)を含んで形成され、巻線に接続される第2インバータ(50)を有し、第1インバータ部品とは独立した部品であり、巻線に供給される電力を第2インバータにより変換する第2インバータ部品(110)と、
巻線の通電状態を切り替え可能であり、巻線を介さずに第1インバータと第2インバータとを通電可能に接続している切替経路(12pc)と、
切替経路に設けられた切替スイッチ(61,63)を有し、第1インバータ部品及び第2インバータ部品とは独立した部品であり、切替スイッチにより切替経路の通電を遮断可能な切替部品(90)と、
第1インバータ部品、第2インバータ部品及び切替部品を収容しているハウジング(70)と、
を備えている電力変換装置である。
【0008】
上記電力変換装置によれば、第1インバータ部品、第2インバータ部品及び切替部品は、互いに独立した部品として、それぞれハウジングに収容されている。この構成では、ハウジングの内部において、第1インバータ部品と第2インバータ部品と切替部品との相対的な位置関係に関する自由度を高めることができる。このため、第1インバータ部品や第2インバータ部品、切替部品の仕様などに合わせて専用ハウジングを用いるという必要が生じにくい。したがって、電力変換装置においてハウジングの汎用性を高めることができる。
【0009】
開示された態様は、
電力の供給により駆動する回転電機(20)と、
回転電機に供給される電力を変換する電力変換装置(30)と、
を備えている回転電機ユニット(15)であって、
複数の第1スイッチ(42,43)を含んで形成され、回転電機の巻線(22)に接続される第1インバータ(40)を有し、巻線に供給される電力を第1インバータにより変換する第1インバータ部品(100)と、
複数の第2スイッチ(52,53)を含んで形成され、巻線に接続される第2インバータ(50)を有し、第1インバータ部品とは独立した部品であり、巻線に供給される電力を第2インバータにより変換する第2インバータ部品(110)と、
巻線の通電状態を切り替え可能であり、巻線を介さずに第1インバータと第2インバータとを通電可能に接続している切替経路(12pc)と、
切替経路に設けられた切替スイッチ(61)を有し、第1インバータ部品及び第2インバータ部品とは独立した部品であり、切替スイッチにより切替経路の通電を遮断可能な切替部品(90)と、
第1インバータ部品、第2インバータ部品及び切替部品を収容しているハウジング(70)と、
を備えている回転電機ユニットである。
【0010】
上記回転電機ユニットによれば、上記電力変換装置と同様に、ハウジングの汎用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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