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公開番号2025103952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221719
出願日2023-12-27
発明の名称ステータ
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H02K 3/34 20060101AFI20250702BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】軸方向の長さが長くなることを抑制しつつ、沿面距離を確保できるステータを提供する。
【解決手段】ステータ(10)は、放射状に延びる複数のティース部(22)を有するステータコア(24)と、複数のティース部に装着された複数のインシュレータ(16)と、複数のティース部に各インシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部(18)とを備える。各インシュレータは、樹脂製であり、ステータコアの軸方向一方側に位置する第1インシュレータ(16A)と、第1インシュレータに対するステータコアの軸方向他方側に位置する第2インシュレータ(16B)とに分割部(30)によって分割されている。分割部は、ティース部の幅方向に延在する第1分割部(30A)と、ステータコアの軸方向に延在する第2分割部(30B)とを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
放射状に延びる複数のティース部(22)を有するステータコア(24)と、
複数の前記ティース部に装着された複数のインシュレータ(16)と、
複数の前記ティース部に各前記インシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、
を備え、
各前記インシュレータは、樹脂製であり、前記ステータコアの軸方向一方側に位置する第1インシュレータ(16A)と、前記第1インシュレータに対する前記ステータコアの軸方向他方側に位置する第2インシュレータ(16B)とに分割部(30)によって分割されており、
前記分割部は、前記ティース部の幅方向に延在する第1分割部(30A)と、前記ステータコアの軸方向に延在する第2分割部(30B)とを有する、
ステータ(10)。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
各前記ティース部は、前記ステータコアの軸方向一方側の端面を形成する軸方向端面(22A)を有し、
前記分割部は、前記軸方向端面よりも前記ステータコアの軸方向一方側に位置している、
請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
前記第2インシュレータは、前記第1分割部に沿って前記ティース部の幅方向外側に突出する突出部(34)を有し、
前記突出部の先端部は、前記巻線巻回部に当接している、
請求項1又は請求項2に記載のステータ。
【請求項4】
前記第1インシュレータは、前記第1分割部に沿って前記ティース部の幅方向外側に延出する幅方向壁部(36)を有し、
前記第2インシュレータは、前記第2分割部に沿って前記ステータコアの軸方向に延在する軸方向壁部(38)を有し、
前記幅方向壁部の延出端部(36A)は、前記軸方向壁部よりも前記ティース部の幅方向外側に突出して、前記巻線巻回部に当接している、
請求項1又は請求項2に記載のステータ。
【請求項5】
前記第1インシュレータは、前記第2分割部に沿って前記ステータコアの軸方向他方側へ延出する第1軸方向壁部(40)を有し、
前記第2インシュレータは、前記第2分割部に沿って前記ステータコアの軸方向一方側へ延出する第2軸方向壁部(42)を有し、
前記第1軸方向壁部と前記第2軸方向壁部とは、前記ステータコアの軸方向にオーバーラップしている、
請求項1に記載のステータ。
【請求項6】
前記第1インシュレータは、前記第2分割部に沿って前記ステータコアの軸方向一方側へ凹む凹部(44)を有し、
前記第2インシュレータは、前記第2分割部に沿って前記ステータコアの軸方向一方側へ凸を成す凸部(46)を有し、
前記凸部は、前記凹部に圧入されている、
請求項1に記載のステータ。
【請求項7】
放射状に延びる複数のティース部(22)を有するステータコア(24)と、
複数の前記ティース部に装着された複数のインシュレータ(16)と、
複数の前記ティース部に各前記インシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、
を備え、
各前記ティース部は、前記ステータコアの軸方向一方側の端面を形成する第1軸方向端面(22A)と、前記ステータコアの軸方向他方側の端面を形成する第2軸方向端面(22B)とを有し、
各前記インシュレータは、前記第1軸方向端面よりも前記ステータコアの軸方向一方側に位置する第1分割部(50)と、前記第2軸方向端面よりも前記ステータコアの軸方向他方側に位置する第2分割部(52)とによって、前記ティース部の幅方向一方側に位置する第1インシュレータ(16A)と前記ティース部の幅方向他方側に位置する第2インシュレータ(16B)とに分割されている、
ステータ(10)。
【請求項8】
放射状に延びる複数のティース部(22)を有するステータコア(24)と、
複数の前記ティース部に装着された複数の絶縁紙(60)と、
複数の前記ティース部に各前記絶縁紙を介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、
を備え、
各前記ティース部は、前記ステータコアの軸方向一方側の端面を形成する第1軸方向端面(22A)と、前記ステータコアの軸方向他方側の端面を形成する第2軸方向端面(22B)とを有し、
各前記絶縁紙は、前記ステータコアの軸方向に延在する軸方向部分(62)と、前記軸方向部分における前記第1軸方向端面側の端部から折り返されて前記第1軸方向端面に係止された第1係止部(64)と、前記軸方向部分における前記第2軸方向端面側の端部から折り返されて前記第2軸方向端面に係止された第2係止部(66)とを有する、
ステータ(10)。
【請求項9】
放射状に延びる複数のティース部(22)を有するステータコア(24)と、
複数の前記ティース部に装着された複数のインシュレータ(16)と、
複数の前記ティース部に各前記インシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、
を備え、
各前記インシュレータは、前記ティース部の軸方向周りに連続する環状に形成されている、
ステータ(10)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、ステータに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、放射状に延びる複数のティース部を有するステータコアと、ステータコアに装着されたインシュレータと、複数のティース部にインシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部とを備えるステータがある。この種のステータの中には、ティース部の軸方向端面にインシュレータが装着され、ティース部の側面に絶縁紙が設けられ、インシュレータと絶縁紙とがオーバーラップしている構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/017030号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記構成のステータでは、巻線巻回部に高電圧が印加されると、絶縁破壊が生じることが懸念される。このため、高電圧になるほど巻線巻回部からティース部までの沿面距離を長く確保する必要がある。しかしながら、沿面距離を長く確保するために、インシュレータと絶縁紙とのオーバーラップ長を長くすると、ステータの軸方向の長さが長くなる。
【0005】
本開示の技術は、上記課題に鑑みてなされたものであって、軸方向の長さが長くなることを抑制しつつ、沿面距離を確保できるステータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の技術の第1態様は、放射状に延びる複数のティース部(22)を有するステータコア(24)と、複数の前記ティース部に装着された複数のインシュレータ(16)と、複数の前記ティース部に各前記インシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、を備え、各前記インシュレータは、樹脂製であり、前記ステータコアの軸方向一方側に位置する第1インシュレータ(16A)と、前記第1インシュレータに対する前記ステータコアの軸方向他方側に位置する第2インシュレータ(16B)とに分割部(30)によって分割されており、前記分割部は、前記ティース部の幅方向に延在する第1分割部(30A)と、前記ステータコアの軸方向に延在する第2分割部(30B)とを有する、ステータ(10)である。
【0007】
本開示の技術の第2態様は、放射状に延びる複数のティース部(22)を有するステータコア(24)と、複数の前記ティース部に装着された複数のインシュレータ(16)と、複数の前記ティース部に各前記インシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、を備え、各前記ティース部は、前記ステータコアの軸方向一方側の端面を形成する第1軸方向端面(22A)と、前記ステータコアの軸方向他方側の端面を形成する第2軸方向端面(22B)とを有し、各前記インシュレータは、前記第1軸方向端面よりも前記ステータコアの軸方向一方側に位置する第1分割部(50)と、前記第2軸方向端面よりも前記ステータコアの軸方向他方側に位置する第2分割部(52)とによって、前記ティース部の幅方向一方側に位置する第1インシュレータ(16A)と前記ティース部の幅方向他方側に位置する第2インシュレータ(16B)とに分割されている、ステータ(10)である。
【0008】
本開示の技術の第3態様は、放射状に延びる複数のティース部(22)を有するステータコア(24)と、複数の前記ティース部に装着された複数の絶縁紙(60)と、複数の前記ティース部に各前記絶縁紙を介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、を備え、各前記ティース部は、前記ステータコアの軸方向一方側の端面を形成する第1軸方向端面(22A)と、前記ステータコアの軸方向他方側の端面を形成する第2軸方向端面(22B)とを有し、各前記絶縁紙は、前記ステータコアの軸方向に延在する軸方向部分(62)と、前記軸方向部分における前記第1軸方向端面側の端部から折り返されて前記第1軸方向端面に係止された第1係止部(64)と、前記軸方向部分における前記第2軸方向端面側の端部から折り返されて前記第2軸方向端面に係止された第2係止部(66)とを有する、ステータ(10)である。
【0009】
本開示の技術の第4態様は、放射状に延びる複数のティース部(22)を有するステータコア(24)と、複数の前記ティース部に装着された複数のインシュレータ(16)と、複数の前記ティース部に各前記インシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、を備え、各前記インシュレータは、前記ティース部の軸方向周りに連続する環状に形成されている、ステータ(10)である。
【0010】
本開示の技術によれば、軸方向の長さが長くなることを抑制しつつ、沿面距離を確保できるステータが提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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