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公開番号
2025103601
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221095
出願日
2023-12-27
発明の名称
電力変換装置及び回転電機ユニット
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250702BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】インバータの性能が発揮されやすい構成を実現できる電力変換装置及び回転電機ユニットを提供する。
【解決手段】インバータ装置30は、第1インバータモジュール100、第2インバータモジュール110、第1コンデンサモジュール120及び第2コンデンサモジュール130を有している。インバータモジュール100,110は、それぞれインバータ回路を有している。コンデンサモジュール120,130は、それぞれ平滑コンデンサを有している。インバータハウジング70の内部空間は、水路壁81により第1空間71aと第2空間75aとに仕切られている。第1空間71aには、第1インバータモジュール100及び第1コンデンサモジュール120が設けられている。第2空間75aには、第2インバータモジュール110及び第2コンデンサモジュール130が設けられている。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
回転電機(20)に供給される電力を変換する電力変換装置(30)であって、
複数の第1スイッチ(42,43)を含んで形成され、前記回転電機の巻線(22)に接続される第1インバータ(40)を有し、前記巻線に供給される電力を前記第1インバータにより変換する第1インバータ部品(100)と、
複数の第2スイッチ(52,53)を含んで形成され、前記巻線に接続される第2インバータ(50)を有し、前記巻線に供給される電力を前記第2インバータにより変換する第2インバータ部品(110)と、
前記第1インバータに並列に接続された第1平滑コンデンサ(31)を有する第1コンデンサ部品(120)と、
前記第2インバータに並列に接続された第2平滑コンデンサ(32)を有する第2コンデンサ部品(130)と、
前記第1インバータ部品、前記第2インバータ部品、前記第1コンデンサ部品及び前記第2コンデンサ部品を収容しているハウジング(70)と、
前記ハウジングの内部空間を第1空間(71a)と第2空間(75a)とに仕切るように設けられ、冷媒が流れる冷媒流路(81)を形成している空間仕切部(82)と、
を備え、
前記第1空間及び前記第2空間のうち一方には、前記第1インバータ部品と、前記第1コンデンサ部品及び前記第2インバータ部品のうち一方と、が設けられており、
前記第1空間及び前記第2空間のうち他方には、前記第2コンデンサ部品と、前記第1コンデンサ部品及び前記第2インバータ部品のうち他方と、が設けられている、電力変換装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記第1インバータ部品及び前記第2インバータ部品は、前記冷媒流路に重なる位置に設けられている、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記第1コンデンサ部品は、前記第1空間及び前記第2空間のうち一方において、前記空間仕切部に沿って前記第1インバータ部品に並べられており、
前記第2インバータ部品は、前記第1空間及び前記第2空間のうち他方において、前記空間仕切部に沿って前記第2コンデンサ部品に並べられている、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記第1コンデンサ部品は、前記空間仕切部を介して前記第2コンデンサ部品に並べられており、
前記第2インバータ部品は、前記空間仕切部を介して前記第1インバータ部品に並べられている、請求項3に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記冷媒流路の少なくとも一部は、前記第1インバータ部品と前記第2インバータ部品との間に設けられている、請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記第2インバータ部品は、前記第1空間及び前記第2空間のうち一方において、前記空間仕切部に沿って前記第1インバータ部品に並べられており、
前記第1コンデンサ部品は、前記第1空間及び前記第2空間のうち他方において、前記空間仕切部に沿って前記第2コンデンサ部品に並べられている、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項7】
前記第2インバータ部品は、前記空間仕切部を介して前記第2コンデンサ部品に並べられており、
前記第1コンデンサ部品は、前記空間仕切部を介して前記第1インバータ部品に並べられている、請求項6に記載の電力変換装置。
【請求項8】
前記冷媒流路の少なくとも一部は、前記第1インバータ部品と前記第1コンデンサ部品との間と、前記第2インバータ部品と前記第2コンデンサ部品との間と、のそれぞれに設けられている、請求項7に記載の電力変換装置。
【請求項9】
前記第1インバータは、前記巻線の一端(22a)に接続されており、
前記第2インバータは、前記巻線の他端(22b)に接続されている、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項10】
電力の供給により駆動する回転電機(20)と、
前記回転電機に供給される電力を変換する電力変換装置(30)と、
を備えている回転電機ユニット(15)であって、
複数の第1スイッチ(42,43)を含んで形成され、前記回転電機の巻線(22)に接続される第1インバータ(40)を有し、前記巻線に供給される電力を前記第1インバータにより変換する第1インバータ部品(100)と、
複数の第2スイッチ(52,53)を含んで形成され、前記巻線に接続される第2インバータ(50)を有し、前記巻線に供給される電力を前記第2インバータにより変換する第2インバータ部品(110)と、
前記第1インバータに並列に接続された第1平滑コンデンサ(31)を有する第1コンデンサ部品(120)と、
前記第2インバータに並列に接続された第2平滑コンデンサ(32)を有する第2コンデンサ部品(130)と、
前記第1インバータ部品、前記第2インバータ部品、前記第1コンデンサ部品及び前記第2コンデンサ部品を収容しているハウジング(70)と、
前記ハウジングの内部空間を第1空間(71a)と第2空間(75a)とに仕切るように設けられ、冷媒が流れる冷媒流路(81)を形成している空間仕切部(82)と、
を備え、
前記第1空間及び前記第2空間のうち一方には、前記第1インバータ部品と、前記第1コンデンサ部品及び前記第2インバータ部品のうち一方と、が設けられており、
前記第1空間及び前記第2空間のうち他方には、前記第2コンデンサ部品と、前記第1コンデンサ部品及び前記第2インバータ部品のうち他方と、が設けられている、回転電機ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、電力変換装置及び回転電機ユニットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モータを駆動するモータ駆動装置について記載されている。このモータ駆動装置は、第1インバータ及び第2インバータを有している。第1インバータ及び第2インバータは、複数のスイッチ素子を含んで形成されている。第1インバータ及び第2インバータは、1枚の回路基板に搭載されている。また、モータ駆動装置は、第1インバータ及び第2インバータに並列接続されたキャパシタを有している。キャパシタは、1枚のキャパシタ基板に搭載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7367227号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、第1インバータ、第2インバータ及びキャパシタが共通のハウジングに収容される場合、これらインバータとキャパシタとの位置関係によっては、インバータとキャパシタとを接続する通電経路などの配線が長くなることが考えられる。この場合、配線が長くなることに伴ってインダクタンスが増加すると、インバータの性能が発揮されにくくなることが懸念される。
【0005】
本開示の1つの目的は、インバータの性能が発揮されやすい構成を実現できる電力変換装置及び回転電機ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
【0007】
上記目的を達成するため、開示された態様は、
回転電機(20)に供給される電力を変換する電力変換装置(30)であって、
複数の第1スイッチ(42,43)を含んで形成され、回転電機の巻線(22)に接続される第1インバータ(40)を有し、巻線に供給される電力を第1インバータにより変換する第1インバータ部品(100)と、
複数の第2スイッチ(52,53)を含んで形成され、巻線に接続される第2インバータ(50)を有し、巻線に供給される電力を第2インバータにより変換する第2インバータ部品(110)と、
第1インバータに並列に接続された第1平滑コンデンサ(31)を有する第1コンデンサ部品(120)と、
第2インバータに並列に接続された第2平滑コンデンサ(32)を有する第2コンデンサ部品(130)と、
第1インバータ部品、第2インバータ部品、第1コンデンサ部品及び第2コンデンサ部品を収容しているハウジング(70)と、
ハウジングの内部空間を第1空間(71a)と第2空間(75a)とに仕切るように設けられ、冷媒が流れる冷媒流路(81)を形成している空間仕切部(82)と、
を備え、
第1空間及び第2空間のうち一方には、第1インバータ部品と、第1コンデンサ部品及び第2インバータ部品のうち一方と、が設けられており、
第1空間及び第2空間のうち他方には、第2コンデンサ部品と、第1コンデンサ部品及び第2インバータ部品のうち他方と、が設けられている、電力変換装置である。
【0008】
上記電力変換装置によれば、空間仕切部は、第1空間と第2空間とを仕切るように設けられ、且つ冷媒流路を形成している。この構成では、ハウジングに収容された第1インバータ部品、第2インバータ部品、第1コンデンサ部品及び第2コンデンサ部品に対して、冷媒流路を流れる冷媒の冷却効果を付与できる。
【0009】
しかも、第1空間及び第2空間のうち一方の空間には、第1インバータ部品と、第1コンデンサ部品及び第2インバータ部品のうち一方の部品と、が設けられている。また、他方の空間には、第2コンデンサ部品と、他方の部品と、が設けられている。この構成では、一方の空間において、第1インバータ部品と一方の部品とを通電可能に接続する配線部材が極力短くなるように、第1インバータ部品と一方の部品との位置関係を設定することが可能である。また、他方の空間において、第2コンデンサ部品と他方の部品とを通電可能に接続する配線部材が極力短くなるように、第2コンデンサ部品と他方の部品との位置関係を設定することが可能である。したがって、第1インバータ及び第2インバータの両方について、配線部材が長くなってインダクタンスが増加する、ということを抑制できる。
【0010】
以上のように、インバータ部品やコンデンサ部品について、インダクタンス増加や温度上昇が生じることでインバータの性能が低下する、ということを抑制できる。したがって、電力変換装置においてインバータの性能が発揮されやすい構成を実現できる。
(【0011】以降は省略されています)
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