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公開番号
2025103648
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221186
出願日
2023-12-27
発明の名称
電子制御装置用筐体及び電子制御装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
H05K
7/20 20060101AFI20250702BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】電子制御装置の冷却性能を高めることができる技術を提供すること。
【解決手段】発熱部品を収容する筐体9の上面25に、外側に向かって突出するフィン29を備える。フィン29は、第1方向D1に面する第1面M1と、第1方向D1と垂直な第2方向D2に面する第2面M2と、を備える。第1面M1及び第2面M2の形状は、表面から垂直に延びる辺H3及び斜辺H2を有する直角三角形の形状である。このような筐体9を用いることにより、電子制御装置1の冷却性能を高めることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
発熱部品を収容する電子制御装置用筐体(9)であって、
前記筐体の外側の表面(25)に、外側に向かって突出する突起部(29)を備え、
前記突起部は、第1方向に面する第1面(M1)と、前記第1方向と垂直な第2方向(M2)に面する第2面と、を備え、
前記第1面及び前記第2面の形状は、前記表面から垂直に延びる辺(H3)及び斜辺(2)を有する直角三角形の形状である、
電子制御装置用筐体。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電子制御装置用筐体であって、
前記突起部は、板状である、
電子制御装置用筐体。
【請求項3】
発熱部品を収容する電子制御装置用筐体(9)であって、
前記筐体の外側の表面(25)に、外側に向かって突出する板状の突起部(29)を備え、
前記突起部の厚み方向から見た形状は、前記表面から垂直に延びる辺(H3)及び斜辺(H2)を有する直角三角形の形状である、
電子制御装置用筐体。
【請求項4】
請求項3に記載の電子制御装置用筐体であって、
前記突起部は、第1方向に面する第1面(M1)と、前記第1方向と垂直な第2方向に面する第2面(M2)と、を備え、
前記第1面及び前記第2面は、前記直角三角形の形状を有する、
電子制御装置用筐体。
【請求項5】
請求項1に記載の電子制御装置用筐体であって、
前記突起部は、前記表面において、外周側より内部側が高くなる、
電子制御装置用筐体。
【請求項6】
請求項1に記載の電子制御装置用筐体であって、
前記突起部は、高さが高い方に向かって厚みが薄くなる、
電子制御装置用筐体。
【請求項7】
請求項1に記載の電子制御装置用筐体であって、
前記突起部は、前記表面において、外周側に配置される、
電子制御装置用筐体。
【請求項8】
請求項7に記載の電子制御装置用筐体であって、
前記突起部は、前記表面において、前記外周側よりも内部側に、柱状又は板状であって高さ方向において同じ形状を有する放熱部(43)を配置する、
電子制御装置用筐体。
【請求項9】
請求項8に記載の電子制御装置用筐体であって、
前記突起部を通過して風が流れる場合に、前記風の下流側に、前記放熱部を配置する、
電子制御装置用筐体。
【請求項10】
請求項1に記載の電子制御装置用筐体であって、
前記筐体と前記突起部とが一体に構成されている、
電子制御装置用筐体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子制御装置や筐体の放熱性を高める技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、車載電子装置の小型化高発熱化が進むにつれて、効率的に放熱可能な構造が要求されている。この種の放熱構造としては、発熱体と金属筐体の間に放熱部材を設け、金属筐体にフィンを設けることで効率的に周囲に熱を逃がす構造が一般的である。
【0003】
また、エンジンルーム内に電子制御装置を配置する場合には、通常、エンジンルーム内には走行風やラジエータファンによる風が発生しているため、これらの風がフィンの間を通ることで、筐体表面から熱を逃がす一助となっている。
【0004】
ところで、一般的に、フィンに当たる風は、層流よりも渦をもった乱流の方が周囲への伝熱は促進されることが知られている。例えば、下記特許文献1には、放熱対象に取り付けられた平板フィンの上流に、角柱形状の棒材を配置することで、後流にカルマン渦を発生させる構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-165378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、発明者の詳細な検討の結果、従来の技術について、下記のような課題が見出された。
具体的には、上述した従来技術では、カルマン渦によって熱伝達の向上を図るものであるが、電子制御装置に用いられる電子部品の高発熱化に伴い、一層の放熱性能(従って、冷却性能)の向上が望まれている。
【0007】
本開示の一局面は、電子制御装置の冷却性能を高めることができる技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
a)本開示の一態様は、発熱部品を収容する電子制御装置用筐体(9)に関する。
電子制御装置用筐体の外側の表面(25)に、外側に向かって突出する突起部(29)を備える。突起部は、第1方向に面する第1面(M1)と、第1方向と垂直な第2方向に面する第2面(M2)と、を備える。第1面及び第2面の形状は、表面から垂直に延びる辺(H3)及び斜辺(H2)を有する直角三角形の形状である。
【0009】
このような電子制御装置用筐体を用いることにより、電子制御装置の冷却性能を高めることができる。
前記電子制御装置用筐体を備えた電子制御装置を、所定方向に風が流れる空間に配置することにより、突起部にて縦渦を発生させることが可能である。つまり、直角三角形の形状の第1面又は第2面を、風の流れに面するように配置することにより、効率良く縦渦を発生させることが可能である。よって、発生した縦渦により、効果的に電子制御装置を冷却することができる。なお、直角三角形の垂直の辺を有することにより、突起部のような部材(例えば小部材)において、縦渦の発生を最大化することができる。
【0010】
b)本開示の他の態様は、発熱部品を収容する電子制御装置用筐体(9)に関する。
電子制御装置用筐体の外側の表面(25)に、外側に向かって突出する板状の突起部(29)を備える。突起部の厚み方向から見た形状は、表面から垂直に延びる辺(H3)及び斜辺(H2)を有する直角三角形の形状である。
(【0011】以降は省略されています)
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