TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025107927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001489
出願日2024-01-09
発明の名称電源装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250714BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】外部機器に電気的に接続されている電池パックの個数に応じてフェールセーフを決定することが可能な電源装置を提供する。
【解決手段】電源装置は、外部機器2に並列接続されている複数の電池パック10と、複数の電池パックと通信する制御装置9と、を備える。電池パックは、複数の電池セル11a、11bと、電池セルの状態を検出するとともに、制御装置と協働して電池の状態に応じて、外部機器との電気的接続を制御する監視装置13と、を有する。監視装置は、制御が行われた後に外部機器に電気的に接続されている電池パックである対象電池パック10dの個数である対象個数を把握する。対象電池パックに含まれる監視装置である対象監視装置13dは、対象個数に応じて、その後に対象電池パックに含まれる電池セルに異常が発生した場合のフェールセーフを決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外部機器(2)に並列接続されている複数の電池パック(10)と、
複数の前記電池パックと通信する制御装置(9)と、を備え、
前記電池パックは、
複数の電池セル(11a、11b)と、
前記電池セルの状態を検出するとともに、前記制御装置と協働して前記電池セルの状態に応じて、前記外部機器との電気的接続を制御する監視装置(13)と、を有し、
前記監視装置は、前記制御が行われた後に前記外部機器に電気的に接続されている前記電池パックである対象電池パック(10d)の個数である対象個数を把握し、
前記対象電池パックに含まれる前記監視装置である対象監視装置(13d)は、前記対象個数に応じて、その後に前記対象電池パックに含まれる前記電池セルに異常が発生した場合のフェールセーフを決定する電源装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記対象電池パックの個数が所定数以下である場合に、
前記対象監視装置は、その後に前記対象電池パックに含まれる前記電池セルに異常が発生した場合、前記フェールセーフとして前記対象電池パックの稼働を制限する請求項1に記載の電源装置。
【請求項3】
前記対象電池パックの個数が前記所定数よりも多い場合に、
前記対象監視装置は、その後に前記対象電池パックに含まれる前記電池セルに異常が発生した場合、前記フェールセーフとして前記電池セルに異常が発生している前記対象電池パックのみを前記外部機器から電気的に切り離す請求項2に記載の電源装置。
【請求項4】
前記電池パックと前記外部機器との間の通電が制限された後に、前記対象監視装置は、前記電池セルに異常が発生している前記対象電池パックのみを前記外部機器から電気的に切り離す請求項3に記載の電源装置。
【請求項5】
前記フェールセーフとして、前記対象監視装置は、前記対象電池パックへの充電を制限する請求項2に記載の電源装置。
【請求項6】
前記フェールセーフとして、前記対象監視装置は、前記対象電池パックの放電を制限する請求項2に記載の電源装置。
【請求項7】
前記フェールセーフは、前記対象電池パックのSOC、前記対象電池パックの電圧、または、予め設定された制限時間に応じて行われる請求項5または6に記載の電源装置。
【請求項8】
前記対象監視装置は、前記制御装置から送られる前記対象個数に応じて、その後に前記対象電池パックに含まれる前記電池セルに異常が発生した場合の前記フェールセーフを決定する請求項1~6のいずれか1項に記載の電源装置。
【請求項9】
複数の前記電池パックのうちの1つは、残りの前記電池パックに含まれる前記監視装置を統括するとともに前記対象個数を把握する統括監視装置(13f)として機能する監視装置であって、
前記統括監視装置を除く前記対象監視装置は、前記統括監視装置から送られる前記対象個数に応じて、その後に前記対象電池パックに含まれる前記電池セルに異常が発生した場合の前記フェールセーフを決定する請求項1~6のいずれか1項に記載の電源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に記載の開示は電源装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の電源システムは、車両ECU、第1蓄電装置、および、第2蓄電装置を含んで構成されている。車両ECUは、第1蓄電装置、および、第2蓄電装置と通信可能に接続されている。第1蓄電装置は第1電流遮断装置、第1組電池、および、第1BMUを含んでいる。第2蓄電装置は第2電流遮断装置、第2組電池、および、第2BMUを含んでいる。
【0003】
車両ECUは、正常な蓄電装置と異常な蓄電装置とがある場合、異常な蓄電装置に対して電流の遮断を許可する。これによって一方の蓄電装置に異常が起きた場合でも、もう一方の蓄電装置で車両に電力供給を継続することができ、車両の電源に冗長性を持たせることができる。また車両ECUは、すべての蓄電装置が異常である場合は、2つ以上の蓄電装置に対して電流の遮断を禁止する。これによって車両が安全に停止できる時間を確保している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-166434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構成においては、各蓄電装置の正常、異常の組み合わせに基づいて、少なくとも1つの蓄電装置が通電状態になるように各蓄電装置に対して電流の通電と遮断が制御されている。特許文献1の構成では、フェールセーフが電流の遮断に決定されており、現時点で外部機器に接続されている電池パックの個数に応じてフェールセーフを決定することができなった。
【0006】
そこで本開示の目的は、外部機器に電気的に接続されている電池パックの個数に応じてフェールセーフを決定することが可能な電源装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様による電源装置は、
外部機器(2)に並列接続されている複数の電池パック(10)と、
複数の電池パックと通信する制御装置(9)と、を備え、
電池パックは、
複数の電池セル(11a、11b)と、
電池セルの状態を検出するとともに、制御装置と協働して電池セルの状態に応じて、外部機器との電気的接続を制御する監視装置(13)と、を有し、
監視装置は、制御が行われた後に外部機器に電気的に接続されている電池パックである対象電池パック(10d)の個数である対象個数を把握し、
対象電池パックに含まれる監視装置である対象監視装置(13d)は、対象個数に応じて、その後に対象電池パックに含まれる電池セルに異常が発生した場合のフェールセーフを決定する。
【0008】
外部機器(2)に電気的に接続されている電池パック(10)である対象電池パック(10d)の個数に応じて、対象電池パックに含まれる対象監視装置(13d)がその後のフェールセーフを決定できる。
【0009】
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る電源装置を含む動力システムを示すブロック図である。
電源装置のフェールセーフを説明するフローチャートである。
電源装置のフェールセーフを説明するフローチャートである。
第2実施形態における電源装置を含む動力システムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社デンソーエレクトロニクス
発音器
21日前
株式会社デンソー
電源装置
今日
株式会社デンソー
電子装置
22日前
株式会社デンソー
受電装置
27日前
株式会社デンソー
受電装置
13日前
株式会社デンソー
検出装置
26日前
株式会社デンソー
制御装置
22日前
株式会社デンソー
電子装置
22日前
株式会社デンソー
熱交換器
22日前
株式会社デンソー
撮像装置
22日前
株式会社デンソー
ステータ
13日前
株式会社デンソー
冷却装置
22日前
株式会社デンソー
通信装置
22日前
株式会社デンソー
受電装置
19日前
株式会社デンソー
電子装置
21日前
株式会社デンソー
電子装置
21日前
株式会社デンソー
熱交換器
29日前
株式会社デンソーウェーブ
決済端末
28日前
株式会社デンソー
電子装置
1か月前
株式会社デンソー
電気装置
1か月前
株式会社デンソー
半導体装置
13日前
株式会社デンソー
半導体装置
26日前
株式会社デンソー
半導体装置
14日前
株式会社デンソー
圧電センサ
28日前
株式会社デンソー
熱音響装置
14日前
株式会社デンソー
電流センサ
1か月前
株式会社デンソー
レーダ装置
26日前
株式会社デンソー
半導体装置
13日前
株式会社デンソー
半導体装置
12日前
株式会社デンソー
半導体装置
12日前
株式会社デンソーウェーブ
情報読取装置
26日前
株式会社デンソー
通信レシーバ
12日前
株式会社デンソー
燃料噴射装置
27日前
株式会社デンソー
差動通信回路
1か月前
株式会社デンソー
電子制御装置
1か月前
株式会社デンソー
電力変換装置
今日
続きを見る