TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025092099
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207756
出願日
2023-12-08
発明の名称
保護管
出願人
北勢工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02G
9/02 20060101AFI20250612BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】半割管体同士を巻きつけるバンドがなくても堅固に半割管体同士を簡単な作業で接続し、且つ安定にケーブルを保護する。
【解決手段】保護管1は、一対の半割管体2A、2Bの凹面側を互いに対向配置して成る。半割管体2A、2Bの各々は、半円筒状の樹脂部4と、インサート成形により樹脂部4に埋設される鋳鉄部3と、を含む。鋳鉄部3は、半割管体2A、2Bを互いに係合させるための係合部を有する。この構成によれば、鋳鉄部3から成る係合部で一対の半割管体2A、2Bを繋ぎ止め、且つ鋳鉄部3が在ることで保護管1の比重が増し、保護管1が海底に沈み易くなって潮流等の影響を受け難くなる。そのため、バンドがなくても半割管体2A、2B同士を堅固に接続することができ、且つ安定にケーブルを保護することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
一対の半割管体の凹面側を互いに対向配置して成る保護管であって、
前記一対の半割管体の各々は、該半割管体の主体を成す半円筒状の樹脂部と、インサート成形により前記樹脂部に埋設される鋳鉄部と、を含み、
前記鋳鉄部は、前記一対の半割管体を互いに係合させるための係合部を有し、
前記係合部は、対向配置された前記半割管体に向かって前記樹脂部外に突出した鈎状部と、前記樹脂部から露出しており前記鈎状部と嵌合する嵌合凹部と、を有することを特徴とする保護管。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記係合部は、前記鈎状部を前記嵌合凹部に嵌合させて前記半割管体の長手方向に沿って一方を他方に対してスライドさせることで、前記一対の半割管体の互いの離間を防ぐことを特徴とする請求項1に記載の保護管。
【請求項3】
前記鋳鉄部は、前記長手方向に沿って複数配置されていることを特徴とする請求項2に記載の保護管。
【請求項4】
前記樹脂部及び前記鋳鉄部は、前記一対の半割管体の長手方向へのスライドを防ぐための締結部材の装着部を有することを特徴とする請求項2に記載の保護管。
【請求項5】
前記樹脂部は、前記長手方向の一端及び他端に、隣接する前記半割管体との接続に用いられる接続凸部及び接続凹部を有し、
前記鋳鉄部は、全体として半円筒状に形成され、前記係合部が前記鋳鉄部の中央に配されると共に、前記係合部の少なくとも一端に延設された樋状部を有し、
前記樋状部は、前記接続凹部に埋設されることを特徴とする請求項2に記載の保護管。
【請求項6】
前記一対の半割管体は、前記長手方向に沿って半ピッチずれた状態で互いに係合されることを特徴とする請求項2に記載の保護管。
【請求項7】
前記一対の半割管体は、互いに同じ形状を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の保護管。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブル等の線状体を覆って保護する保護管に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、島から島への通信用又は電力用の伝送路として、海底に敷設又は埋設されたケーブルが用いられている。このようなケーブルは、一般的に海流や波に流されることによる岩礁等への接触、或いは、往来する船舶の船底や船舶から下ろされた錨等への接触による損傷を防ぐために、その周囲を保護管により覆われて保護されている。
【0003】
このような保護管は、例えば、ポリウレタンにより形成され、一対の半割管体でケーブルを上下方向から挟み込み、これら半割管体の周囲に環状のバンドを巻き付けることで半割管体同士が離れないようにしている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、このようなバンドは、潮流に曝されたり海底の砂や石に当たったりすることで劣化又は破損し易く、劣化又は破損したバンドが切れると半割管体(保護管)がケーブルから外れてしまうことがある。
【0004】
そこで、このようなバンドに加えて、半割管体同士を繋ぎ止める固定部を設けた保護管が知られている(例えば、特許文献2参照)。この固定部は、一対の半割管体が対向配置されたときに、一方の半割管体から他方の半割管体に向かって伸びる複数の凸部と、他方の半割管体に設けられ該凸部が嵌まり込む複数の凹部と、により構成されている。そして、これら複数の凸部及び凹部を噛み合わせるようにして一対の半割管体を接続し、更に接続した半割管体の周囲にバンドを巻き付けることで、保護管がケーブルから外れるのを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-40532号公報
特許第6363283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献2に記載された保護管では、固定部が樹脂により形成されているので固定部だけでは一対の半割管体を繋ぎ止めるのに十分な強度を与えることができず、依然としてバンドの巻き付けを必要とする。このバンドの巻き付けは、保護管に沿って短いピッチで行う必要があり、非常に手間のかかる作業である。
【0007】
また、保護管が比重の軽い樹脂により形成されているので、保護管が浮力によって海底に沈み難い。そのため、例えば、強い潮流を受けた場合には、保護管が浮き上がってケーブルの損傷やケーブルの所望設置場所からの位置ずれを引き起こす虞があり、安定にケーブルを保護することができるとは言えない。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するものであって、バンドがなくても堅固に半割管体同士を簡単な作業で接続することができ、且つ安定にケーブルを保護することができる保護管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、一対の半割管体の凹面側を互いに対向配置して成る保護管であって、前記一対の半割管体の各々は、該半割管体の主体を成す半円筒状の樹脂部と、インサート成形により前記樹脂部に埋設される鋳鉄部と、を含み、前記鋳鉄部は、前記一対の半割管体を互いに係合させるための係合部を有し、前記係合部は、対向配置された前記半割管体に向かって前記樹脂部外に突出した鈎状部と、前記樹脂部から露出しており前記鈎状部と嵌合する嵌合凹部と、を有することを特徴とする。
【0010】
前記係合部は、前記鈎状部を前記嵌合凹部に嵌合させて前記半割管体の長手方向に沿って一方を他方に対してスライドさせることで、前記一対の半割管体の互いの離間を防ぐことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
北勢工業株式会社
保護管
今日
北勢工業株式会社
グレーチング
10か月前
個人
太陽光発電システム
2日前
マグネデザイン株式会社
ロータ
28日前
トヨタ自動車株式会社
予測方法
22日前
北勢工業株式会社
保護管
今日
株式会社豊田自動織機
モータ冷却装置
28日前
株式会社デンソー
電気装置
2日前
株式会社セイワ
車両用配線カバー
13日前
株式会社ダイヘン
充電装置
今日
ダイハツ工業株式会社
ロータ構造
今日
住友電装株式会社
電気接続箱
今日
ダイハツ工業株式会社
曲げ加工装置
24日前
住友電装株式会社
電気接続箱
23日前
トヨタ自動車株式会社
電池制御装置
17日前
住友電装株式会社
電気接続箱
23日前
個人
バネとクラッチを用いた波浪発電装置
2日前
住友電装株式会社
電気接続箱
今日
株式会社ダイヘン
電力システム
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
富士電機株式会社
リニアモータ
13日前
株式会社豊田自動織機
回転電機
9日前
ダイハツ工業株式会社
コイル組付け装置
10日前
ダイハツ工業株式会社
ステータ製造装置
3日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
9日前
三菱電機株式会社
ゲート駆動装置
今日
株式会社明電舎
電動機
1日前
株式会社力電
配線スペース低減型の切替盤
27日前
北海道電力株式会社
延線金車
8日前
株式会社エフ・シー・シー
太陽光発電装置
13日前
ナブテスコ株式会社
駆動装置
17日前
株式会社デンソー
携帯機
28日前
トヨタ自動車株式会社
駆動ユニット
20日前
一般財団法人電力中央研究所
電源装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
ステータ
24日前
株式会社アイシン
電力変換装置
22日前
続きを見る
他の特許を見る