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公開番号2025095286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211200
出願日2023-12-14
発明の名称充電システム
出願人因幡電機産業株式会社
代理人個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250619BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の専有部を有する建物に備えられ、使用者の使用性の改善を図り、車両の充電を簡易に行うことができる使い勝手のよい充電システムを提供する。
【解決手段】充電装置4が設置された充電装置付き停車スペース6が少なくとも1つ備えられ、複数の専有部2毎に対応する電力量計7の二次側から分岐されて電力を供給可能な複数の電力線8と、複数の電力線8と充電装置4との接続状態を切替自在で、接続状態の電力線8から充電装置4に電力を供給する電力供給状態切替部9とが備えられ、電力供給状態切替部9は、専有部2と充電装置付き停車スペース6とを特定する状態で専有部2の使用者が使用可能な充電装置付き停車スペース6を定めた停車スペース使用情報に基づいて、特定した専有部2に対応する電力線8と特定した充電装置付き停車スペース6に対応する充電装置4とを接続する停車スペース用接続状態に切替自在に構成されている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
複数の専有部を有する建物に備えられ、車両の充電を行う充電システムにおいて、
専用の充電装置が設置されて、車両を停車可能な充電装置付き停車スペースが少なくとも1つ備えられ、
複数の前記専有部毎に対応する電力量計の二次側から分岐されて電力を供給可能な複数の電力線と、
複数の前記電力線と前記充電装置との接続状態を切替自在で、接続状態の電力線から充電装置に電力を供給する電力供給状態切替部とが備えられ、
前記電力供給状態切替部は、前記専有部と前記充電装置付き停車スペースとを特定する状態で前記専有部の使用者が使用可能な充電装置付き停車スペースを定めた停車スペース使用情報に基づいて、特定した専有部に対応する電力線と特定した充電装置付き停車スペースに対応する充電装置とを接続する停車スペース用接続状態に切替自在に構成されている充電システム。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記電力線として、前記専有部における電力量計の二次側から分岐された電力線に加えて、建物の共用部における電力量計の二次側から分岐された共用部用電力線が備えられ、
前記電力供給状態切替部は、前記共用部用電力線と前記充電装置とを接続する共用部用接続状態に切替自在に構成されている請求項1に記載の充電システム。
【請求項3】
前記電力供給状態切替部には、複数の前記電力線毎に接続された複数の電力線側接続部と、前記充電装置に接続された充電装置側接続部とが備えられ、
複数の前記電力線側接続部と前記充電装置側接続部との接続の組み合わせを変更することで、複数の前記電力線と前記充電装置との接続状態を切替自在に構成されている請求項1又は2に記載の充電システム。
【請求項4】
接続状態の前記電力線から前記充電装置への電力の供給を断続するための人為操作式の電力供給断続操作部が備えられている請求項1又は2に記載の充電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の専有部を有する建物に備えられ、電気自動車等の車両の充電を行う充電システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
上記充電システムは、複数の居室を有する集合住宅に備えられ、駐車場に設置された複数の車両用充電器に対して集合住宅の居室側から電力を供給することで、車両の充電を可能とするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
車両用充電器に対して居室側から電力を供給するに当たり、単に、電力を供給するだけでは、どの居室の使用者がどの車両用充電器をどれだけ使用したのかを把握することができなくなり、充電のときの電力使用量が分からず、その電力使用量に応じた課金が行えない等の問題を生じることになる。
【0004】
そこで、特許文献1に記載の充電システムでは、認証情報入力部、電源切替装置、充電制御部等を備えることで、車両用充電器の使用量も含めて居住者の全電力使用量を把握している。
【0005】
認証情報入力部は、使用者が集合住宅の居住者であることを認証するためのものであり、使用者が集合住宅の居住者であると認証できれば、車両用充電器が使用可能となる。電源切替装置は、集合住宅の居室毎に設置された電力量計の二次側から配設された電力線が引き込まれて、個々の居室から車両用充電器に電力の供給を可能とし、車両用充電器に供給する電源を切り替えている。充電制御部は、認証情報入力部に入力された情報を基に使用者の居室を特定して、車両用充電器に接続する電力線を特定した居室に対応する電力線に切り替えるように、電源切替装置を制御している。
【0006】
これにより、使用者の居室に設置された電力量計にて充電のときの電力使用量も合わせて計測でき、その電力使用量を含めた全電力使用量を居住者に請求することで、充電のときの電力使用量に応じた課金を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-182752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載の充電システムでは、使用者が、使用する車両用充電器を選択せずに、充電制御部により使用する車両用充電器を選択していることから、1つの車両用充電器を複数の居住者で共用して使用する使用形態を想定している。そのために、例えば、駐車場には、居住者の駐車スペースとは別に、車両用充電器とその車両用充電器にて充電する車両を停車させるスペースとを設けることが考えられる。
【0009】
複数台のうち、どの車両用充電器を使用するかについては、充電制御部が、未使用の車両用充電器のうちの1台を所定の順番で選択して決定している。よって、使用者は、充電制御部による車両用充電器の選択が行われるまでは、どの車両用充電器を使用するのかが分からないことがある。そのために、例えば、一旦、車両用充電器とは別の場所に車両等を停車させて認証情報入力部による認証を行い、その後、選択された車両用充電器まで車両を移動させて停車させ直す等の車両の移動作業が必要となる場合があり、使用性の面で改善が求められる。
【0010】
また、特許文献1に記載の充電システムでは、1つの車両用充電器を複数の居住者で共用して使用する使用形態であるので、例えば、車両用充電器を使用する使用者が集中する時間帯等では車両用充電器を使用できなくなる等、使用者が使用したいときにいつでも車両用充電器を使用できるという要望に応え難いものとなる。
(【0011】以降は省略されています)

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