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公開番号2025093527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209232
出願日2023-12-12
発明の名称工作機械
出願人株式会社FUJI
代理人個人
主分類G05B 19/4063 20060101AFI20250617BHJP(制御;調整)
要約【課題】作業者の生産性を向上させることが可能な工作機械を提供することを目的とする。
【解決手段】工作機械は、開閉扉を有する機体カバーと、制御装置と、表示装置とを備えている。制御装置は、ワークの加工を行う場合に、開閉扉を閉位置へ移動させた後、加工完了時間をカウントする。制御装置は、加工完了時間のカウントが開始された後、加工完了時間よりも所定時間だけ前の報知時間が経過したことを判断すると、表示装置に、所定時間後に加工完了時間が経過することを示す報知画面を表示させて報知を行う。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
ワークが加工される加工室に通じる投入開口と、前記投入開口を遮蔽する閉位置と前記投入開口を解放する開位置との間で移動することが可能な開閉扉と、を有する機体カバーと、
前記加工室内のワークを加工する加工装置と、
表示装置と、
前記開閉扉が前記閉位置となることで、前記加工装置によるワークへの加工が開始されてから、前記ワークの加工が完了するまでの時間を示す加工完了時間をカウントする時間カウント部と、
前記加工完了時間のカウントが開始された後、前記加工完了時間よりも所定時間だけ前の報知時間が経過したことを判断すると、前記表示装置に、前記所定時間後に前記加工完了時間が経過することを示す報知画面を表示させて報知を行う報知処理部と、を備える工作機械。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記報知処理部は、
前記加工完了時間のカウントが開始された後、前記報知時間が経過したことを判断すると、前記報知画面として、前記加工完了時間が経過するまでの残り時間を表示する請求項1に記載の工作機械。
【請求項3】
前記工作機械の運転状況に応じて点灯部を点灯させる点灯装置を備え、
前記報知処理部は、
前記加工完了時間のカウントが開始された後、前記報知時間が経過したことを判断すると、前記点灯装置の点灯態様を変化させて報知を行う、請求項1又は2に記載の工作機械。
【請求項4】
前記報知処理部は、
前記加工完了時間のカウントが開始された後、前記表示装置に、第1の表示態様で前記加工完了時間が経過するまでの残り時間を表示させ、
その後、前記報知時間が経過したことを判断すると、前記表示装置に、前記報知画面として前記第1の表示態様と異なる大きさの第2の表示態様で前記加工完了時間が経過するまでの残り時間を表示させて報知を行う、請求項2に記載の工作機械。
【請求項5】
前記加工完了時間で示される時間を設定する時間設定部を備え、
前記報知処理部は、
前記加工完了時間のカウントが開始された後、前記時間設定部により設定された新たな前記加工完了時間から前記所定時間だけ前の時間を前記報知時間として用いる、請求項1に記載の工作機械。
【請求項6】
前記時間設定部は、
前記加工装置による前記ワークへの加工が行われる毎に、前記ワークへの加工が完了するまでの実時間を記録し、記録された複数の前記実時間を用いて学習を行うことで、新たな前記加工完了時間を設定する、請求項5に記載の工作機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機体カバーを備える工作機械に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ワークに対して所定の加工を行うことが可能な工作機械が記載されている。このような、工作機械において、ワークが加工される空間を、機体カバーにより覆ったものも知られている。作業者は、工作機械に加工を行わせる場合、機体カバーの投入開口から、ワークを加工装置にセットし、開閉扉によりこの投入開口を遮蔽する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭61-221905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、一人の作業者に対して複数の作業を担当させることで、工作機械がワークを加工している間に、作業者に別の作業を行わせ、生産効率を高めることが考えられる。しかし、作業者が工作機械から離れ、他の作業をしている場面では、作業者が工作機械によるワークの加工完了を直ちに判断できない場合がある。この場合、工作機械によるワークへの加工が完了してから、作業者がワークの加工完了に気が付き、工作機械に戻ってくるまでの間に無駄な時間が生じる。また、作業者が他の作業を終了して、工作機械に戻ってきた場合でも、工作機械によるワークの加工が完了していなければ、作業者は工作機械の前で待機することとなり、無駄な時間が生じる。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みたものであり、作業者の生産性を向上させることが可能な工作機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係る工作機械では、ワークが加工される加工室に通じる投入開口と、投入開口を遮蔽する閉位置と投入開口を解放する開位置との間で移動することが可能な開閉扉と、を有する機体カバーと、加工室内のワークを加工する加工装置と、表示装置と、開閉扉が閉位置となることで、加工装置によるワークへの加工が開始されてから、ワークの加工が完了するまでの時間を示す加工完了時間をカウントする時間カウント部と、加工完了時間のカウントが開始された後、加工完了時間よりも所定時間だけ前の報知時間が経過したことを判断すると、表示装置に所定時間後に加工完了時間が経過することを示す報知画面を表示させて報知を行う報知処理部と、を備える。
【0007】
上記構成の工作機械では、開閉扉が閉位置となり加工装置によるワークへの加工が開始された後、所定の報知時間が経過すると、表示装置に報知画面を表示させることで、所定時間後に加工完了時間が経過することを報知する。これにより、作業者は、報知画面が表示されたことを確認することで、ワークを工作機械から取り出すタイミングを判断することができ、無駄な時間を減らすことができる。その結果、作業者の生産性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、工作機械を操作する作業者の生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
工作機械の外観斜視図である。
工作機械の構成図である。
制御装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。
ディスプレイに表示される操作画面を説明する図である。
ディスプレイに表示される報知画面を説明する図である。
ワークの加工時におけるタイミングチャートである。
第2実施形態に係る、制御装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
本実施形態に係る工作機械について図面を参照して説明する。図1、図2で示す工作機械1は、ワークに対して切削加工等を行うNC旋盤である。また、工作機械1は、加工前のワークの機体へのセット、及び加工後のワークの取り出しを作業者が行う、所謂、手動機である。
(【0011】以降は省略されています)

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