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公開番号2025095068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023210851
出願日2023-12-14
発明の名称対基板作業機、および電磁モータの回転の規制を解除する解除方法
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人ネクスト,個人,個人
主分類H05K 13/04 20060101AFI20250619BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】ストッパによる電磁モータの回転の規制の解除を適切に行うことを課題とする。
【解決手段】基板に対する作業を行うための装置を昇降させる電磁モータと、電磁モータの回転軸に固定され、回転軸とともに回転する回転体と、回転体の回転領域と回転体の回転領域外との間でストッパを移動させ、ストッパを回転領域に移動させて回転体に接触させることで回転軸の回転を規制し、ストッパを回転領域外に移動させることで回転軸の回転の規制を解除するブレーキ装置と、電磁モータとブレーキ装置との作動を制御する制御装置と、を備え、制御装置が、ストッパが回転領域で回転体に接触している際に回転体をストッパから離れる方向に回転させた後に、ストッパが回転領域から回転領域外に移動するように、電磁モータとブレーキ装置との作動を制御する対基板作業機。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
基板に対する作業を行うための装置を昇降させる電磁モータと、
前記電磁モータの回転軸に固定され、当該回転軸とともに回転する回転体と、
前記回転体の回転領域と前記回転体の回転領域外との間でストッパを移動させ、当該ストッパを前記回転領域に移動させて前記回転体に接触させることで前記回転軸の回転を規制し、当該ストッパを前記回転領域外に移動させることで前記回転軸の回転の規制を解除するブレーキ装置と、
前記電磁モータと前記ブレーキ装置との作動を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置が、
前記ストッパが前記回転領域で前記回転体に接触している際に前記回転体を前記ストッパから離れる方向に回転させた後に、前記ストッパが前記回転領域から前記回転領域外に移動するように、前記電磁モータと前記ブレーキ装置との作動を制御する対基板作業機。
続きを表示（約 740 文字）【請求項２】
前記制御装置が、
前記ストッパが前記回転領域から前記回転領域外に移動するように前記ブレーキ装置の作動を制御した後に、前記回転体を前記ストッパから離れる方向と反対方向に回転させるように電磁モータの作動を制御することで、前記ストッパが前記回転領域から前記回転領域外に移動しているか否かを判断する請求項１に記載の対基板作業機。
【請求項３】
前記制御装置は、
前記回転体を前記反対方向に回転させる際に前記電磁モータの作動を最大トルクを設定値に制限して制御し、前記電磁モータのトルクが前記設定値に達した場合に前記ストッパが前記回転領域から前記回転領域外に移動していないと判断する請求項２に記載の対基板作業機。
【請求項４】
基板に対する作業を行うための装置を昇降させる電磁モータと、
前記電磁モータの回転軸に固定され、当該回転軸とともに回転する回転体と、
前記回転体の回転領域と前記回転体の回転領域外との間でストッパを移動させ、当該ストッパを前記回転領域に移動させて前記回転体に接触させることで前記回転軸の回転を規制し、当該ストッパを前記回転領域外に移動させることで前記回転軸の回転の規制を解除するブレーキ装置と、
を備えた対基板作業機において、
前記ストッパが前記回転領域で前記回転体に接触している際に前記回転体を前記電磁モータにより前記ストッパから離れる方向に回転させる回転工程と、
前記回転工程の後に、前記ストッパを前記ブレーキ装置により前記回転領域から前記回転領域外に移動させる移動工程と、
を実行することで、前記電磁モータの回転の規制を解除する解除方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、基板に対する作業を行うための装置と、その装置を昇降させる電磁モータとを備えた対基板作業機において、ストッパにより電磁モータの回転を規制した後に、ストッパによる電磁モータの回転の規制の解除を行う技術に関するものである。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
回転する部材にストッパが当接することで、回転する部材の回転を規制する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－０３１８９５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ストッパによる電磁モータの回転の規制の解除を適切に行うことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するために、本明細書は、基板に対する作業を行うための装置を昇降させる電磁モータと、前記電磁モータの回転軸に固定され、当該回転軸とともに回転する回転体と、前記回転体の回転領域と前記回転体の回転領域外との間でストッパを移動させ、当該ストッパを前記回転領域に移動させて前記回転体に接触させることで前記回転軸の回転を規制し、当該ストッパを前記回転領域外に移動させることで前記回転軸の回転の規制を解除するブレーキ装置と、前記電磁モータと前記ブレーキ装置との作動を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置が、前記ストッパが前記回転領域で前記回転体に接触している際に前記回転体を前記ストッパから離れる方向に回転させた後に、前記ストッパが前記回転領域から前記回転領域外に移動するように、前記電磁モータと前記ブレーキ装置との作動を制御する対基板作業機を開示する。
【０００６】
また、上記課題を解決するために、本明細書は、基板に対する作業を行うための装置を昇降させる電磁モータと、前記電磁モータの回転軸に固定され、当該回転軸とともに回転する回転体と、前記回転体の回転領域と前記回転体の回転領域外との間でストッパを移動させ、当該ストッパを前記回転領域に移動させて前記回転体に接触させることで前記回転軸の回転を規制し、当該ストッパを前記回転領域外に移動させることで前記回転軸の回転の規制を解除するブレーキ装置と、を備えた対基板作業機において、前記ストッパが前記回転領域で前記回転体に接触している際に前記回転体を前記電磁モータにより前記ストッパから離れる方向に回転させる回転工程と、前記回転工程の後に、前記ストッパを前記ブレーキ装置により前記回転領域から前記回転領域外に移動させる移動工程と、を実行することで、前記電磁モータの回転の規制を解除する解除方法を開示する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示では、電磁モータの回転軸に回転体が固定されており、回転軸とともに回転する。そして、ストッパが回転体の回転領域で回転体に接触している際に回転体をストッパから離れる方向に回転させた後に、ストッパを回転体の回転領域から回転領域外に移動させる。これにより、ストッパを回転体の回転領域から回転領域外に適切に移動させることが可能となり、ストッパによる電磁モータの回転の規制の解除を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
部品実装機を示す斜視図である。
部品実装機の部品装着装置を示す斜視図である。
制御装置を示すブロック図である。
Ｚ方向移動装置を示す概略図である。
図４のＡＡ線における断面図である。
Ｚ方向移動装置を示す概略図である。
回転体をプランジャから離れる方向に回転させた状態を示す概略図である。
回転体を図７の矢印の方向と反対方向に回転させた状態を示す概略図である。
回転体がプランジャに衝突した状態を示す概略図である。
回転体がプランジャに衝突した際のトルク値と時間との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
【００１０】
図１に、部品実装機１０を示す。部品実装機１０は、回路基材１２に対する部品の実装作業を実行するための装置である。部品実装機１０は、装置本体２０、基材搬送保持装置２２、部品装着装置２４、マークカメラ２６、パーツカメラ２８、ばら部品供給装置３０、部品供給装置３２、制御装置（図３参照）３６を備えている。なお、回路基材１２として、回路基板、三次元構造の基材等が挙げられ、回路基板として、プリント配線板、プリント回路板等が挙げられる。
（【００１１】以降は省略されています）

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