TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025101096
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217692
出願日2023-12-25
発明の名称電気機器
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類H05K 7/00 20060101AFI20250630BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】フラットケーブルへのノイズの伝搬を効果的に抑制することができる電気機器を提供する。
【解決手段】筐体と、複数の芯線を有し電気信号を伝送するフラットケーブル40と、フラットケーブル40の両端部は、筐体内の第1基板50及び第2基板60にそれぞれ配置された第1コネクタ51及び第2コネクタ61と接続する接続部41、42を有し、第1コネクタ51の長手方向は、筐体の特定の1面39と垂直ではなく、フラットケーブル40は、一方の接続部41から他方の接続部42へ延出する延出方向の中間部Mが筐体の特定の1面と略垂直となるように方向を転換する第1屈曲部T1を設け、第1屈曲部T1は第1コネクタ51側の接続部41と中間部Mとの間に配置されている。

【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
複数の芯線を有し電気信号を伝送するフラットケーブルと、
当該フラットケーブルの両端部は、前記筐体内の第1基板及び第2基板にそれぞれ配置された第1コネクタ及び第2コネクタと接続する接続部を有し、
前記第1コネクタの長手方向は、前記筐体の特定の1面と垂直ではなく、
前記フラットケーブルは、一方の前記接続部から他方の前記接続部へ延出する延出方向の中間部が前記筐体の特定の1面と略垂直となるように方向を転換する第1屈曲部を設け、
前記第1屈曲部は前記第1コネクタ側の前記接続部と前記中間部との間に配置されていることを特徴とする電気機器。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記第2コネクタの長手方向は、前記筐体の特定の1面と垂直ではなく、
前記フラットケーブルは、前記延出方向の前記中間部が前記筐体の特定の1面と略垂直となるように方向を転換する第2屈曲部を設け、
前記第2屈曲部は前記第2コネクタ側の前記接続部と前記中間部との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
【請求項3】
前記第1屈曲部及び前記第2屈曲部の少なくとも一方は、前記フラットケーブルの前記延出方向に対して斜めに折り返して前記延出方向が略直交する向きに方向を変える斜め折り部であることを特徴とする請求項2に記載の電気機器。
【請求項4】
前記第1屈曲部及び前記第2屈曲部の少なくとも一方は、前記斜め折り部の前後いずれかに前記フラットケーブルの前記延出方向に対して略直角に折り曲げる直角折り部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の電気機器。
【請求項5】
前記第1屈曲部及び前記第2屈曲部の少なくとも一方は、前記フラットケーブルの前記延出方向に対して前記直角折り部の前後に斜め折り部を設けたことを特徴とする請求項4に記載の電気機器。
【請求項6】
前記第1屈曲部及び前記第2屈曲部の少なくとも一方は、同じ折り方向に山折りされていることを特徴とする請求項5に記載の電気機器。
【請求項7】
前記直角折り部及び前記直角折り部の前後に設けられた前記斜め折り部は、前記フラットケーブルの前記延出方向に対して連続して設けられていることを特徴とする請求項6に記載の電気機器。
【請求項8】
前記第1屈曲部と前記第2屈曲部の折り方向は異なることを特徴とする請求項7に記載の電気機器。
【請求項9】
前記フラットケーブルは、フレキシブルフラットケーブルであることを特徴とする請求項8に記載の電気機器。
【請求項10】
前記フラットケーブルの前記中間部において、前記筐体の特定の1面に最も近い芯線はグランド線またはダミー線が配設されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の電気機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、複数の基板間を接続するフラットケーブルを備えた電気機器に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されている従来技術を、図1及び図2に示す。図2には、温風暖房装置1内に設けられた操作部2と制御基板16間を接続するフラットケーブル140が図示されている。
【0003】
また、特許文献2には、回路基板に設けられたコネクタと、コネクタに一端が接続され、導体板(シャーシ)の表面に沿って配設されたフレキシブルケーブルと、を備え、フレキシブルケーブルをシャーシの表面に密着させる接着部材を有した電子機器が記載されている。この構成により、接着部材の厚さ分だけフレキシブルケーブルとシャーシとの距離を一定に確保でき、フレキシブルケーブルからシャーシへ放射する電磁波ノイズを抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-002796号公報
国際公開2013/069200号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1において、フラットケーブル140が接続作業性の観点から余裕を持った長さとなっている場合、フラットケーブル140が撓むことにより筐体である前パネル9に接近又は接触する可能性がある。ここで、筐体に静電気ノイズが流入した場合、近接するフラットケーブル140に静電気ノイズが侵入し、制御基板16の破損や温風暖房装置1の誤動作を引き起こす虞がある。
【0006】
特許文献2では、電磁波ノイズの放射を抑制するシャーシが特許文献1のように筐体である場合、筐体と基板は別体、即ち筐体が取り外し可能となっているため、フレキシブルケーブルを接着部材でシャーシである筐体に固定してしまうと、基板に接続されたフレキシブルケーブルと筐体が一体となり、筐体を取り外すことが困難となる。更に、フレキシブルケーブルの長さの分だけ接着部材が必要となり、コストアップの要因となる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1の電気機器では、筐体と、複数の芯線を有し電気信号を伝送するフラットケーブルと、当該フラットケーブルの両端部は、前記筐体内の第1基板及び第2基板にそれぞれ配置された第1コネクタ及び第2コネクタと接続する接続部を有し、前記第1コネクタの長手方向は、前記筐体の特定の1面と垂直ではなく、前記フラットケーブルは、一方の前記接続部から他方の前記接続部へ延出する延出方向の中間部が前記筐体の特定の1面と略垂直となるように方向を転換する第1屈曲部を設け、前記第1屈曲部は前記第1コネクタ側の前記接続部と前記中間部との間に配置されていることを特徴としている。
【0008】
また、請求項2の電気機器では、前記第2コネクタの長手方向は、前記筐体の特定の1面と垂直ではなく、前記フラットケーブルは、前記延出方向の前記中間部が前記筐体の特定の1面と略垂直となるように方向を転換する第2屈曲部を設け、前記第2屈曲部は前記第2コネクタ側の前記接続部と前記中間部との間に配置されていることを特徴としている。
【0009】
また、請求項3の電気機器では、前記第1屈曲部及び前記第2屈曲部の少なくとも一方は、前記フラットケーブルの前記延出方向に対して斜めに折り返して前記延出方向が略直交する向きに方向を変える斜め折り部であることを特徴としている。
【0010】
また、請求項4の電気機器では、前記第1屈曲部及び前記第2屈曲部の少なくとも一方は、前記斜め折り部の前後いずれかに前記フラットケーブルの前記延出方向に対して略直角に折り曲げる直角折り部を設けたことを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社コロナ
電気機器
今日
株式会社コロナ
空調装置
7日前
株式会社コロナ
貯湯式給湯機
1か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
今日
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
27日前
株式会社コロナ
タッチ式操作装置
1か月前
株式会社コロナ
ヒートポンプ温水装置
27日前
株式会社コロナ
電気機器
今日
日本精機株式会社
駆動装置
1か月前
株式会社遠藤照明
照明装置
12日前
日本精機株式会社
回路基板
27日前
株式会社プロテリアル
シールド材
1か月前
株式会社国際電気
電子装置
2か月前
キヤノン株式会社
電子機器
4日前
三菱電機株式会社
電子機器
1か月前
メクテック株式会社
配線基板
4日前
個人
電気抵抗電磁誘導加熱装置
2か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
個人
電子機器収納ユニット
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
7日前
株式会社LIXIL
照明システム
2か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
メクテック株式会社
伸縮性配線基板
11日前
メクテック株式会社
配線モジュール
4日前
昭栄化学工業株式会社
焼成型導電性ペースト
12日前
信越ポリマー株式会社
配線基板
1か月前
株式会社タクミ精工
除電ブラシ
1か月前
FDK株式会社
冷却構造
2か月前
マクセルイズミ株式会社
加熱ユニット
11日前
TDK株式会社
配線基板
11日前
新光電気工業株式会社
配線基板
1か月前
株式会社デンソー
電子装置
28日前
株式会社デンソー
電子装置
20日前
ホシザキ株式会社
LED駆動装置
25日前
ダイニック株式会社
面状発熱体および水性塗料
2か月前
続きを見る