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公開番号2025087382
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201987
出願日2023-11-29
発明の名称貯湯式給湯装置
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24H 4/02 20220101AFI20250603BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】長期間貯湯タンク上部に空気が溜まってしまうのを防止する。
【解決手段】浴槽31への湯張り運転時に、中温水混合弁5を高温側全開にして、貯湯タンク2内に溜まった空気を湯張りと共に浴槽31に送出する第1エア抜き動作と、給湯栓への給湯運転時に中温水混合弁5の開度を高温側全開にして、貯湯タンク2内に溜まった空気を給湯と共に給湯栓に送出する第2エア抜き動作とを制御する制御装置34とを備え、制御装置34には、前回の第1または第2エア抜き動作完了後からの経過時間が所定経過時間以上であるか否かを判定する判定手段36を設け、判定手段36が、経過時間が所定経過時間以上であると判定した場合、制御装置34は、給湯運転時に第2エア抜き動作を行い、経過時間が所定経過時間未満であると判定した場合、制御装置34は、湯張り運転時に第1エア抜き動作を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
温水を貯湯する貯湯タンクと、
前記貯湯タンク内の湯水を沸き上げる加熱手段と、
前記貯湯タンクと前記加熱手段を循環可能に接続した加熱循環回路と、
前記貯湯タンク下部に接続され、前記貯湯タンクに給水する給水管と、
前記給水管から分岐される給水バイパス管と、
前記貯湯タンクの下部に接続される配管に設けられ、前記貯湯タンク内の圧力が所定の圧力を超えた場合、前記圧力を前記貯湯タンク外に逃す圧力逃がし弁と、
前記貯湯タンク上部から取り出した高温水と、前記貯湯タンクの中部から取り出した中温水を混合する中温水混合弁と、
前記中温水混合弁で混合された中温水と、前記給水バイパス管からの給水とを混合し、浴槽に供給する風呂混合弁と、
前記中温水混合弁で混合された中温水と、前記給水バイパス管からの給水とを混合し、給湯栓に供給する給湯混合弁と、
浴槽への湯張り運転時に、前記中温水混合弁を高温側全開にして、前記貯湯タンク内に溜まった空気を湯張りと共に浴槽に送出する第1エア抜き動作と、前記給湯栓への給湯運転時に前記中温水混合弁の開度を高温側全開にして、前記貯湯タンク内に溜まった空気を給湯と共に前記給湯栓に送出する第2エア抜き動作とを制御する制御装置とを備え、
前記制御装置には、
前回の第1または第2エア抜き動作完了後からの経過時間が所定経過時間以上であるか否かを判定する判定手段を設け、
前記判定手段が、
前記経過時間が所定経過時間以上であると判定した場合、前記制御装置は、前記給湯運転時に前記第2エア抜き動作を行い、
前記経過時間が所定経過時間未満であると判定した場合、前記制御装置は、前記湯張り運転時に前記第1エア抜き動作を行うことを特徴とする貯湯式給湯装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、加熱手段を有した貯湯式給湯装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来よりこの種の貯湯式給湯装置では、貯湯タンクと加熱手段とを備え、貯湯タンク下部から加熱手段に送る加熱往き管と、加熱手段から貯湯タンクに送る加熱戻り管とで貯湯タンクと加熱手段とを連結して加熱循環回路を構成し、前記加熱循環回路中に設けた循環ポンプで貯湯タンクと加熱手段内の湯を循環させて、貯湯タンク内の水を加熱する沸き上げ運転で沸き上げた湯を貯湯タンクに貯湯していき、順次貯湯タンク内の高温水と給水とを混合しながら、設定温度の給湯を行い経済的な給湯を実現するものであった。
【0003】
また、貯湯式給湯装置内の圧力が所定の圧力を超えた時に開弁する圧力逃がし弁を低温の水が流れる位置に配置することで、圧力を貯湯式給湯装置外に排出するとき、低温の水が排出されるため、貯湯タンク内に貯留した高温水が貯湯式給湯装置外に排出されるのを防ぐことが知られていた(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、貯湯タンク内に溜まった空気を給湯使用端末に放出するために中温水混合弁の開度の高温側を開くようにして空気を抜けやすくするものが知られていた(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-217622号公報
特開2016-211811号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1のように貯湯タンク下部に圧力逃がし弁を配置したことで、沸き上げ運転時に貯湯タンク内の圧力が高くなったとき高温水の排出を防ぐことができる。しかし、貯湯タンク下部に圧力逃がし弁を配置しているので、貯湯タンク上部に溜まってしまう圧力と共に排出されていた空気を排出することができないという課題があった。
【0007】
また、特許文献2のように給湯運転で空気を排出する方法があるが給湯に空気が混ざると、給湯栓から水が飛び散ったり異音が発生するという課題があるため、極力人がいない浴槽への湯張り運転初期に空気を抜くのが望ましいが、湯張り運転を長期間行わない場合に貯湯タンクの上部に空気が溜まってしまうという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、温水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を沸き上げる加熱手段と、前記貯湯タンクと前記加熱手段を循環可能に接続した加熱循環回路と、前記貯湯タンク下部に接続され、前記貯湯タンクに給水する給水管と、前記給水管から分岐される給水バイパス管と、前記貯湯タンクの下部に接続される配管に設けられ、前記貯湯タンク内の圧力が所定の圧力を超えた場合、前記圧力を前記貯湯タンク外に逃す圧力逃がし弁と、前記貯湯タンク上部から取り出した高温水と、前記貯湯タンクの中部から取り出した中温水を混合する中温水混合弁と、前記中温水混合弁で混合された中温水と、前記給水バイパス管からの給水とを混合し、浴槽に供給する風呂混合弁と、前記中温水混合弁で混合された中温水と、前記給水バイパス管からの給水とを混合し、給湯栓に供給する給湯混合弁と、浴槽への湯張り運転時に、前記中温水混合弁を高温側全開にして、前記貯湯タンク内に溜まった空気を湯張りと共に浴槽に送出する第1エア抜き動作と、前記給湯栓への給湯運転時に前記中温水混合弁の開度を高温側全開にして、前記貯湯タンク内に溜まった空気を給湯と共に前記給湯栓に送出する第2エア抜き動作とを制御する制御装置とを備え、前記制御装置には、前回の第1または第2エア抜き動作完了後からの経過時間が所定経過時間以上であるか否かを判定する判定手段を設け、前記判定手段が、前記経過時間が所定経過時間以上であると判定した場合、前記制御装置は、前記給湯運転時に前記第2エア抜き動作を行い、前記経過時間が所定経過時間未満であると判定した場合、前記制御装置は、前記湯張り運転時に前記第1エア抜き動作を行う。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、判定手段が貯湯タンク上部に空気が長期間溜まっているか否かを判定し、制御装置が判定の結果に応じて前記第1エア抜き運転または前記第2エア抜き運転を実施することで、前記第1エア抜き動作では、前記湯張り運転の開始初期に安全に浴槽に空気を排出することができる効果と、前記第2エア抜き動作では、前記湯張り運転が実施されずに前記貯湯タンクの上部に溜まってしまった空気を前記給湯運転で排出することで、空気が溜まり続けてしまうのを防止することができる効果とを適切なタイミングで実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この発明の実施形態を示す概略構成図。
この発明の第1エア抜き動作を示すフローチャート。
この発明の第2エア抜き動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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