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公開番号2025132088
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029425
出願日2024-02-29
発明の名称空調装置
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24F 11/65 20180101AFI20250903BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】製品の清潔性を高めることが可能な空調装置を提供する。
【解決手段】清掃運転の開始指示が出されたとき、塵埃状態推定手段100a1によりガイド面40及び貫流ファン21に多量の塵埃が付着していない状態だと推定されたら、室内側制御部100aは、標準モードを実施し、塵埃状態推定手段100a1によりガイド面40及び貫流ファン21に多量の塵埃が付着した状態だと推定されたら、室内側制御部100aは、念入りモードを実施する。ガイド面40及び貫流ファン21に多量の塵埃が付着していると推定されれば、塵埃の除去力が標準モードよりも高い念入りモードでの清掃運転を実施することで、清掃機構50によりガイド面40及び貫流ファン21に付着した塵埃を残さずに除去できる可能性を高めることができるので、製品の清潔性が向上する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項１】
外部からの空気を取り入れ可能な空気取入口及び取り入れられた空気を外部へ吹出し可能な空気吹出口が開けられているケースと、
当該ケースに回転可能に支持され、回転することにより送風を行うファンと、
当該ファンを駆動させ前記ケースが設置された室内へ送風する通常運転と、
前記ファンが送風する空気を前記空気吹出口に向かってガイドするガイド面と、
当該ガイド面に沿って移動する移動体と、当該移動体を移動させる駆動手段と、前記移動体に設置され前記ガイド面及び前記ファンに付着した塵埃を除去する清掃運転が可能な清掃手段と、を有した清掃機構と、
前記清掃運転の開始指示を出す指示手段と、
当該指示手段により前記清掃運転の前記開始指示が出されたと判断したら、前記駆動手段により前記ガイド面に沿って前記移動体が移動するように駆動させる制御部と、を備える空調装置であって、
前記清掃運転が完了した時点から前記開始指示が出されるまでにおける前記ガイド面及び前記ファンに付着した塵埃の状態を推定する塵埃状態推定手段を有し、
前記清掃運転は、標準モードと当該標準モードよりも塵埃の除去力が高い念入りモードとが設けられ、
前記指示手段で前記清掃運転の前記開始指示が出されたとき、
前記塵埃状態推定手段により前記ガイド面及び前記ファンに多量の塵埃が付着していない状態だと推定されたら、前記制御部は、前記標準モードを実施し、
前記塵埃状態推定手段により前記ガイド面及び前記ファンに多量の塵埃が付着した状態だと推定されたら、前記制御部は、前記念入りモードを実施することを特徴とした空調装置。
続きを表示（約 780 文字）【請求項２】
前記塵埃状態推定手段は、前記清掃運転が完了した時点からカウントした前記開始指示が出されるまでの時間が所定値以上であれば、前記ガイド面及び前記ファンに多量の塵埃が付着している状態だと推定することを特徴とした請求項１記載の空調装置。
【請求項３】
前記塵埃状態推定手段は、前記清掃運転が完了した時点からカウントした前記清掃運転が実施されない状態での前記通常運転の停止回数が所定値以上であれば、前記ガイド面及び前記ファンに多量の塵埃が付着している状態だと推定することを特徴とした請求項１記載の空調装置。
【請求項４】
前記念入りモードは、前記清掃運転の実施時間が前記標準モードと比較して長くなるよう、前記制御部で制御することを特徴とした請求項１から３のいずれか１項に記載の空調装置。
【請求項５】
前記ファンは貫流ファンであり、
前記ケースには、前記ガイド面が前記貫流ファンの軸線に沿って形成され、
前記駆動手段は、お掃除モータと、当該お掃除モータに接続され前記移動体に前記お掃除モータの駆動力を伝達する駆動力伝達部と、を含み、
前記駆動力伝達部は、前記貫流ファンの軸線に略平行に延びており、
前記清掃運転は、前記移動体が前記ガイド面の一端側と他端側との間を移動するものであり、
前記念入りモードは、前記お掃除モータの速度を前記標準モードと比較して遅くする、又は／及び前記移動体の移動回数が前記標準モードと比較して増加するよう、前記制御部で制御することを特徴とした請求項４記載の空調装置。
【請求項６】
前記念入りモードは、前記ファンの回転数が前記標準モードと比較して高くなるよう、前記制御部で制御することを特徴とした請求項４に記載の空調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、室内の温度を調節するための空調装置に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、この種のものでは、ケース内に回転駆動するファンと、当該ファンにより送風された空気をガイドするガイド面とを有したもので、ガイド面に沿って移動する移動体に設置された清掃手段により、ガイド面及びファンに付着した塵埃を除去する清掃運転が実施可能な空調装置があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２４－１９８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、この従来のものでは、長期に渡って清掃運転が実施されていない状態で清掃運転を実施したとき、ガイド面及びファンに付着した塵埃を十分に除去できない虞があることから、改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するために、本発明の請求項１では、外部からの空気を取り入れ可能な空気取入口及び取り入れられた空気を外部へ吹出し可能な空気吹出口が開けられているケースと、
当該ケースに回転可能に支持され、回転することにより送風を行うファンと、
当該ファンを駆動させ前記ケースが設置された室内へ送風する通常運転と、
前記ファンが送風する空気を前記空気吹出口に向かってガイドするガイド面と、
当該ガイド面に沿って移動する移動体と、当該移動体を移動させる駆動手段と、前記移動体に設置され前記ガイド面及び前記ファンに付着した塵埃を除去する清掃運転が可能な清掃手段と、を有した清掃機構と、
前記清掃運転の開始指示を出す指示手段と、
当該指示手段により前記清掃運転の前記開始指示が出されたと判断したら、前記駆動手段により前記ガイド面に沿って前記移動体が移動するように駆動させる制御部と、を備える空調装置であって、
前記清掃運転が完了した時点から前記開始指示が出されるまでにおける前記ガイド面及び前記ファンに付着した塵埃の状態を推定する塵埃状態推定手段を有し、
前記清掃運転は、標準モードと当該標準モードよりも塵埃の除去力が高い念入りモードとが設けられ、
前記指示手段で前記清掃運転の前記開始指示が出されたとき、
前記塵埃状態推定手段により前記ガイド面及び前記ファンに多量の塵埃が付着していない状態だと推定されたら、前記制御部は、前記標準モードを実施し、
前記塵埃状態推定手段により前記ガイド面及び前記ファンに多量の塵埃が付着した状態だと推定されたら、前記制御部は、前記念入りモードを実施することを特徴とした。
【０００６】
また、請求項２では、前記塵埃状態推定手段は、前記清掃運転が完了した時点からカウントした前記開始指示が出されるまでの時間が所定値以上であれば、前記ガイド面及び前記ファンに多量の塵埃が付着している状態だと推定することを特徴とした。
【０００７】
また、請求項３では、前記塵埃状態推定手段は、前記清掃運転が完了した時点からカウントした前記清掃運転が実施されない状態での前記通常運転の停止回数が所定値以上であれば、前記ガイド面及び前記ファンに多量の塵埃が付着している状態だと推定することを特徴とした。
【０００８】
また、請求項４では、前記念入りモードは、前記清掃運転の実施時間が前記標準モードと比較して長くなるよう、前記制御部で制御することを特徴とした。
【０００９】
また、請求項５では、前記ファンは貫流ファンであり、
前記ケースには、前記ガイド面が前記貫流ファンの軸線に沿って形成され、
前記駆動手段は、お掃除モータと、当該お掃除モータに接続され前記移動体に前記お掃除モータの駆動力を伝達する駆動力伝達部と、を含み、
前記駆動力伝達部は、前記貫流ファンの軸線に略平行に延びており、
前記清掃運転は、前記移動体が前記ガイド面の一端側と他端側との間を移動するものであり、
前記念入りモードは、前記お掃除モータの速度を前記標準モードと比較して遅くする、又は／及び前記移動体の移動回数が前記標準モードと比較して増加するよう、前記制御部で制御することを特徴とした。
【００１０】
また、請求項６では、前記念入りモードは、前記ファンの回転数が前記標準モードと比較して高くなるよう、前記制御部で制御することを特徴とした。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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