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公開番号
2025157932
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-16
出願番号
2024060294
出願日
2024-04-03
発明の名称
シンプルクーラー
出願人
個人
代理人
個人
主分類
F24F
5/00 20060101AFI20251008BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】外部エネルギーを必要とせず、メンテナンスが簡単で、長時間に亘り効率的な冷房効果を維持できるシンプルクーラーの提供。
【解決手段】水平の回転軸(2a)を中心に回転自在な回転体(2)と、回転体に、中心軸に対して回転対称な位置に2つ以上配設された氷及び水を収容可能な氷嚢容器(4)と、氷嚢容器に開口形成され、回転体の周方向に全て同向きに開口又は半径方向外向きに開口する排水口(4a)とを備えたシンプルクーラー。氷嚢容器内の氷潜熱により容器周囲が空気され、排水口が下向きに位置する氷嚢容器からは、排水口から水が排水され氷嚢容器の質量が減少し、未排水の氷嚢容器に比べて軽量となり、排水済氷嚢容器が上方へ、未排水氷嚢容器が下方へ移動するよう回転体が回転するという動作を連鎖的に繰返し、この回転により気流が生じ氷嚢容器の周囲の冷気が周辺へ拡散され、冷房効果が生じる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水平に設置される回転軸を中心に、回転自在に配設された回転体と、
前記回転体に、前記回転軸に対して回転対称な位置に2つ以上配設され、氷及び水を収容可能に構成された氷嚢容器と、
前記氷嚢容器に開口形成され、回転体の周方向乃至半径方向外向きの間の何れかの向きに、回転軸に対し相対的に全て同向きとなるように開口する排水口と、
を備えたことを特徴とするシンプルクーラー。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記回転体は、前記回転体の回転軸の両端に連結された、該回転軸を中心とする円環状の円環状フレームを備え、
前記各氷嚢容器は、一端側に前記排水口を有する有底筒状容器であり、前記円環状フレームの内側に、筒の中心軸が前記円環状フレームの円周方向に向くように配置され、
すべての前記氷嚢容器は、前記回転体の回転軸に対して回転対称に配置されたことを特徴とする、請求項1記載のシンプルクーラー。
【請求項3】
前記回転体は、前記回転体の回転軸の両端に連結された、該回転軸を中心とする円環状の円環状フレームを備え、
前記各氷嚢容器は、側面に前記排水口を有する有底筒状容器であり、前記円環状フレームの内側に、筒の中心軸が前記回転体の回転軸と平行な方向に向くように配置され、
すべての前記氷嚢容器は、前記排水口の向きが前記回転体の半径方向外向き乃至前記回転体の周方向の間の向きとなり、且つ前記回転体の回転軸に対して回転対称に配置されたことを特徴とする、請求項1記載のシンプルクーラー。
【請求項4】
前記回転体は、前記回転体の回転軸の両端に連結された、該回転軸を中心とする円環状の円環状フレームを備え、
前記各氷嚢容器は、一端側に前記排水口を有する有底筒状容器であり、前記円環状フレームの内側に、筒の中心軸が前記回転体の半径方向で且つ前記排水口が前記回転体の中心から外向きの方向を向くように配置され、
すべての前記氷嚢容器は、前記回転体の回転軸に対して回転対称に配置されたことを特徴とする、請求項1記載のシンプルクーラー。
【請求項5】
前記回転体は、該回転体の回転軸を中心として回転するブレードを備えたことを特徴とする、請求項1記載のシンプルクーラー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、氷の融解とその水の排出によって起こる上下バランスの逆転現象を利用して回転トルクを生み出し、自然と生じる冷風によって、周辺空間の冷房を行うシンプルクーラーに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
他で多く見られる氷の潜熱を利用して周辺空間の冷房を行う技術としては、特許文献1~10に記載の技術が公知である。
【0003】
特許文献1~7に記載の冷房技術は、いずれも、製氷装置で製氷して得られた氷群の潜熱により、冷水貯水槽内に貯溜された水(又はブライン)を冷却するとともに、この冷水貯水槽内の冷却された水(又はブライン)を、ポンプによって熱交換器に循環させることで冷房を行うというものである。
【0004】
特許文献8に記載の冷房技術は、断熱室内に水を貯めた水槽を設け、冬季に気温が氷点下となったときに断熱室内に外気を導入して水槽内の水を凍結させて製氷し、水槽内で製氷した氷を冷房期まで断熱保存し、冷房期には水槽内の氷上に散水部から熱源水をポンプを用いて散水して融解させるとともに、ポンプによって取水部から取水して熱源水循環系統を循環させて空調用熱交換部により空調用冷熱源として利用するというものである。
【0005】
特許文献9に記載の冷房技術は、外気を取り入れて除湿冷却処理を行い外部に除湿された冷却空気を排出する冷風機に関するものである。この冷風機は、除湿冷却処理を行う除湿冷却処理室、除湿冷却処理室内に配置され-4~-21℃の範囲の冷媒を収納する冷媒収納容器、冷媒収納容器の下部に配設され結露した水滴を回収する水滴回収手段、除湿冷却処理室の下部に設けられた外気を取り入れる外気取入口、除湿冷却処理室の上部に設けられた排出口、除湿冷却処理室内に取り入れられ冷却・除湿処理された空気を排出口から外部に排出する送風ファンを備えている(仝文献図1~図5参照)。また、冷媒収納容器には、アルミ製やペットボトル製の容器が使用され、冷媒収納容器に入れる冷媒には、塩分濃度を3%以上加えた塩水の氷が使用されている。
【0006】
特許文献10に記載の冷房技術は、深夜電力を利用して個別冷房を行うパーソナル氷蓄熱冷房システムに関するものである。この氷蓄熱冷房システムは、断熱箱(19)の内部に氷蓄熱箱(3)を設け、該氷蓄熱箱と熱交換する空気を吸排気する開口及び送風ファン(31)を断熱箱に設けてパーソナル氷蓄熱冷房ユニット(5)とし、該パーソナル氷蓄熱冷房ユニットを室内の各個人ブースに配置し、室外に設けた一つの吸熱機(9)を氷蓄熱箱に配管接続したものである(仝文献図1,図2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平03-075428号公報
特開昭50-038348号公報
特開昭57-210228号公報
実開昭47-030949号公報
実開昭57-201434号公報
実開昭57-201436号公報
特開2005-300043号公報
特開2002-228207号公報
特開2023-061856号公報
特開平06-257799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記特許文献1~7に記載の冷房技術では、何れも、冷水貯水槽内の水を製氷機の氷群の潜熱で冷却する機構と、冷水貯水槽内の冷却された水(又はブライン)を、ポンプによって熱交換器に循環させる機構が必要とされ、設備が大掛りとなるために一般の家庭やその他の場所(例えば、遊園地、店舗前等など。)で手軽に導入することが困難である。
【0009】
また、特許文献8に記載の冷房技術も、断熱貯水槽、ポンプ、熱源水循環系統、空調用熱交換部などの大掛りな設備が必要とされて手軽な導入は困難であると共に、冬季に水槽内の水を外気で氷結させる必要があり、寒冷地以外で適用することは困難である。
【0010】
また、上記従来の冷房技術は、何れも、空調を行う際にはポンプを駆動する必要があるため、駆動電力を必要とし、省エネルギー性に欠けるという問題がある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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