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公開番号
2025113552
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024007769
出願日
2024-01-23
発明の名称
排気フード
出願人
ホーコス株式会社
代理人
主分類
F24F
7/06 20060101AFI20250728BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】建築現場における作業負担や手間を軽減させ、さらに過大な排気ファンの動力を要することなく、調理台のレイアウト等に合わせて、グリスフィルタの設置場所を柔軟に変更できる排気フードを提供することを課題とする。
【解決手段】排気フードは、天井側板と、垂れ下がり部を有する箱型で、垂れ下がり部に設けられるとい部はオイル受け止め部であり、かつ敷居部を兼ねており、さらに天井側板から下方側に向かっては、鴨居部が少なくとも1つ以上設けられて、これら鴨居部と敷居部には、少なくとも1つ以上のグリスフィルタを、取り外し可能かつ横方向にスライド可能にはめ込むことができることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
業務用厨房に使用される排気フードは、
天井側板と、
前記天井側板の周囲に設けられた垂れ下がり部と、
前記垂れ下がり部の下部に設けられるとい部と、を有し、
前記とい部は、前記垂れ下がり部に設けられるオイル受け止め部であり、
前記天井側板または前記垂れ下がり部のいずれかには、排気ダクトまたは換気扇との接続部となる開口部が少なくとも1つ以上設けられ、
前記天井側板には、下方側に向かって、鴨居部が少なくとも1つ以上設けられ、
前記とい部は、敷居部も兼ねており、
前記鴨居部と前記敷居部には、少なくとも1つ以上のグリスフィルタを、取り外し可能かつ横方向にスライド可能にはめ込むことができ、
前記開口部は、前記グリスフィルタがはめ込まれた前記鴨居部と前記垂れ下がり部とで囲まれた空間に開口して、前記空間を負圧室とすることを特徴とする排気フード。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記天井側板または前記垂れ下がり部のいずれかには、給気ダクトまたは吸気ファンとの接続部となる開口部が少なくとも1つ以上設けられ、
前記鴨居部と前記敷居部には、少なくとも1つ以上の給気口付パネルを、取り外し可能かつ横方向にスライド可能にはめ込むことができ、
前記開口部は、前記給気口付パネルがはめ込まれた前記鴨居部と前記垂れ下がり部とで囲まれた空間に開口して、前記空間を陽圧室とすることを特徴とする請求項1に記載の排気フード。
【請求項3】
前記鴨居部は、水平面から45度以上の傾斜部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の排気フード。
【請求項4】
前記敷居部を兼ねた前記といの底部には、少なくとも1つ以上のオイル排出孔が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の排気フード。
【請求項5】
前記敷居部を兼ねた前記といの底部には、少なくとも1つ以上のオイル排出孔が設けられることを特徴とする請求項3に記載の排気フード。
【請求項6】
前記鴨居部と前記敷居部には、スペーサを取り外し可能かつ水平方向にスライド可能にはめ込むことができることを特徴とする請求項1または2に記載の排気フード。
【請求項7】
前記鴨居部と前記敷居部には、スペーサを取り外し可能かつ水平方向にスライド可能にはめ込むことができることを特徴とする請求項3に記載の排気フード。
【請求項8】
前記敷居部を兼ねるとい部は、前記垂れ下がり部の高さ途中にも設けることができることを特徴とする請求項1または2に記載の排気フード。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、業務用厨房に設置される排気フードに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
業務用厨房に設置される排気フードの中で最も一般的なものとして、図8に示すような箱型のものがある。排気フード100は、業務用厨房の調理台から発生する水蒸気や油煙やにおい等(これらをまとめて、以下「油煙等」という。)が部屋に拡散するのを防止するため、発生源にできるだけ近いところに設置し、油煙等を含む排気をカバーする開口面積を持たせるとともに、所定の垂れ下がり部101を設ける必要がある。図8に示す箱型の排気フード100は、シンプルでありながらも、メンテナンスもしやすく、局所排気を行うには最も効率の良い形状であるといえる。
【0003】
図8(b)に示すように、天井C内には厨房から発生する油煙等を含む排気を屋外へと排出するための排気ダクトDが設けられ、排気ダクトDには図示しない排気ファンが接続される。排気フード100は、排気フード100の天井側板102に設けられた開口部103に排気ダクトDの吸引口D1を接続するように天井C等に設置される。排気フード100内には、排気内に含まれる油煙等を、天井C内に設けられた排気ダクトDに入る前に排気から分離し、捕捉するためにグリスフィルタユニット110を設ける必要がある。特許文献1には、このグリスフィルタユニット(排気装置)110を設置した排気フード100が開示されている。
【0004】
特許文献1に開示されたグリスフィルタユニット110は、図8(c)に示すような左右側面板121の形状を略逆三角形状とし、正背面の二面に排気吸引口122を備えた両面排気用のグリスフィルタ用チャンバ120(以下、「チャンバ」という。)を有する。チャンバ120は、グリスフィルタGFを設置するフィルタカバー123が左右側面板121の上部に梁状に設けられ、下部には、グリスフィルタ受けを兼ねたオイルパン124が設けられる。グリスフィルタGFは、フィルタカバー123とオイルパン124と左右側面板121で形成された開口部である排気吸引口122を覆うようにチャンバ120にはめ込まれる。排気ファンが運転しているとき、グリスフィルタGFがはめ込まれたチャンバ120内は負圧になっている。
【0005】
図9に示すように、グリスフィルタGFは、矩形のフレームGF1内に、断面がくの字に折り曲げられたステンレス板GF2が等間隔に設置されている。油煙等を含む排気がグリスフィルタGFを通ると、油煙等の粒子は、ステンレス板GF2に衝突して方向転換しながら捕捉され、油煙等が除去された排気は排気ダクトD内へと案内される。
【0006】
グリスフィルタGFで捕捉された油煙等の粒子は、重力でグリスフィルタGFの下方に流れ、排気ファンによって負圧室となっているチャンバ120内に吸い込まれ、オイルパン124へと案内される。オイルパン124には傾斜が設けられており、オイルパンに溜まった廃油は、オイルパン124の底部に設けられたオイル排出孔125から配管131を経て、オイル受け止め用のオイルカップ132へと集められる。
【0007】
ところで、特許文献1で開示されている排気フード100とグリスフィルタユニット110は別体に設けられるもので、それぞれ建築現場で組み立てられる。排気フード100は、業務用厨房の調理台の大きさに合わせて製造されるため、家庭用の排気フードと異なり、サイズは画一的なものよりも、カスタマイズされることが多いという現状がある。大きな厨房では、調理台も大きく、必然的に排気フードも大きくなる。また、消防の観点から排気フードの素材はステンレスであり、排気フードを天井に設置する作業負担は、決して軽くはない。
【0008】
一方、グリスフィルタユニット110は、メーカによって若干の違いはあるものの、サイズは定型化されたものが使われる。厨房の調理台のサイズから排気フード100の開口面積が決められると、処理風量が決定される。処理風量が決定されると、風量や圧力損失が考慮されたのち、最適なサイズのグリスフィルタユニットが選定される。
【0009】
グリスフィルタユニットは、厨房のレイアウトによって、図8(b)に示すような正背面の二面に設けられた排気吸引口122にグリスフィルタGFを設置するもの(両面)と、正面一面だけに設けられた排気吸引口にグリスフィルタGFを設置するもの(片面)とがある。また、処理風量が大きくなるにつれ、チャンバ120は、グリスフィルタGFを横方向(水平方向)に1枚ずつ増やしていく。
【0010】
グリスフィルタGFが横方向に一枚だけ設置され、かつ片面の場合、片面一連式、両面の場合は、両面一連式などという。さらに処理風量が大きくなると、例えば、図10に示す排気フード200内のチャンバ220は、グリスフィルタGFを横方向に3枚並べたものを示している。この場合、片面あるいは両面三連式と呼ぶ。このようにグリスフィルタユニット210は定型化されたサイズを選定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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