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公開番号2025101770
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023218738
出願日2023-12-26
発明の名称直圧式給湯機
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24H 15/196 20220101AFI20250701BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】簡易な構成で下限給湯温度より低温の湯張りができる直圧式給湯機を提供する。
【解決手段】火力を調整可能なバーナ2と、給水管7の水を加熱して給湯管8へ送出する熱交換器6と、熱交換器6をバイパスするバイパス管9と、給湯温度の温水として給湯するミキシング弁10と、浴槽50への湯張り後の温度である湯張設定温度Tbと湯張設定量Lbとを設定する湯張設定手段19と、バーナ2とミキシング弁10を制御する制御部22とを備え、制御部22は、湯張設定温度Tbが、バーナ2の最小火力の燃焼により連続給湯可能な下限給湯温度TLよりも低温である場合、熱交換器6を通さずにバイパス管9を通す給水運転モードにて所定水張量Lwを注水したあと、熱交換器6を通して下限給湯温度TLに加熱する給湯運転モードにて所定給湯量Lhの湯水を浴槽50に注湯するようにした。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
火力を調整可能なバーナと、
給水管と、
前記給水管を流通する水の水温を検出する給水温度検出手段と、
給湯管と、
前記給湯管を流通する湯水の水温を検出する給湯温度検出手段と、
前記バーナの燃焼によって前記給水管からの水を加熱して前記給湯管へ送出する熱交換器と、
前記給水管から分岐され前記熱交換器をバイパスして前記給湯管に合流するバイパス管と、
前記熱交換器からの高温水と前記バイパス管からの給水とを混合して、前記バイパス管からの給水の温度より高温の給湯温度の温水として給湯するミキシング弁と、
前記バイパス管より上流側の前記給水管または前記ミキシング弁より下流側の前記給湯管に備えた流量検出手段と、
浴槽への湯張り後の温度である湯張設定温度と、前記浴槽への湯張設定量とを設定する湯張設定手段と、
前記バーナと前記ミキシング弁を制御して前記浴槽への湯張り運転を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記湯張設定温度が、前記バーナの最小火力の燃焼により連続給湯可能な下限給湯温度よりも低温である場合、
前記熱交換器を通さずに前記バイパス管を通す給水運転モードにて所定水張量の水を前記浴槽に注水したあと、
前記給水管からの水を前記熱交換器を通して前記下限給湯温度に加熱する給湯運転モードにて所定給湯量の湯水を前記浴槽に注湯するようにした
ことを特徴とする直圧式給湯機。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記所定水張量と前記所定給湯量の和は前記湯張設定量であり、
前記制御部は、
前記所定水張量と前記所定給湯量を複数回に分割して、前記給水運転モードと前記給湯運転モードを交互に繰り返すようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の直圧式給湯機。
【請求項3】
前記制御部は、
前記給水運転モードにおいて、前記給水温度検出手段が検出する水の温度が変化した場合に、変化に応じて
前記給水運転モードの前記所定水張量を増加する補正を実施する、または、
前記給湯運転モードの前記下限給湯温度を前記下限給湯温度より高温の第1給湯温度に変更する補正を実施する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の直圧式給湯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、直圧式給湯機に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来この種のものは、バーナの燃焼熱により給水管の水を加熱する給湯用または風呂給湯用の熱交換器と、給水管から熱交換器をバイパスして給湯管に接続するバイパス管と、給湯管からの高温の湯とバイパス管からの低温の水とを混合して適温に調整するミキシング弁とを備え、給湯管の末端に備えた給湯栓を開栓すると、使用者の指定する温度に調整された湯水の出湯を行うものであった。(例えば、特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7365305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、夏場など暑い日に、低い設定温度の湯水(例えば30℃)を浴槽に湯張りしたい場合は、この設定温度が低すぎると、給水温が高い場合(例えば28℃)は、設定温度に加熱するための熱量が少ないため熱交換器に流れる流量が少なく、火力調整が困難となる。
そこで、バーナの火力を下げて熱交換器の出口温度の設定を下げると(例えば30℃)、給水管の略全水量が熱交換器に流れ、熱交換器の表面温度が外気温(例えば30℃)より低くなり、熱交換器に外壁に結露が発生して熱交換器の腐触や破損に繋がるおそれがあり、低い設定温度での給湯や湯張りが難しいという課題があった。
そのため、通常の直圧式給湯機は、バーナの最小火力と所定の給水量に基づいて連続給湯可能な最低温度である下限給湯温度(例えば38℃)を設定しているものである。
そのため、下限給湯温度より低い温度で湯張りすることはできなかった。
【0005】
本発明はかかる背景を鑑みてなされたものであり、簡易な構成で下限給湯温度より低温の湯張りができる直圧式給湯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1では、火力を調整可能なバーナと、給水管と、前記給水管を流通する水の水温を検出する給水温度検出手段と、給湯管と、前記給湯管を流通する湯水の水温を検出する給湯温度検出手段と、前記バーナの燃焼によって前記給水管からの水を加熱して前記給湯管へ送出する熱交換器と、前記給水管から分岐され前記熱交換器をバイパスして前記給湯管に合流するバイパス管と、前記熱交換器からの高温水と前記バイパス管からの給水とを混合して、前記バイパス管からの給水の温度より高温の給湯温度の温水として給湯するミキシング弁と、前記バイパス管より上流側の前記給水管または前記ミキシング弁より下流側の前記給湯管に備えた流量検出手段と、浴槽への湯張り後の温度である湯張設定温度と、前記浴槽への湯張設定量とを設定する湯張設定手段と、前記バーナと前記ミキシング弁を制御して前記浴槽への湯張り運転を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記湯張設定温度が、前記バーナの最小火力の燃焼により連続給湯可能な下限給湯温度よりも低温である場合、前記熱交換器を通さずに前記バイパス管を通す給水運転モードにて所定水張量の水を前記浴槽に注水したあと、前記給水管からの水を前記熱交換器を通して前記下限給湯温度に加熱する給湯運転モードにて所定給湯量の湯水を前記浴槽に注湯するようにしたことを特徴とした。
【0007】
請求項2では、前記所定水張量と前記所定給湯量の和は前記湯張設定量であり、前記制御部は、前記所定水張量と前記所定給湯量を複数回に分割して、前記給水運転モードと前記給湯運転モードを交互に繰り返すようにしたことを特徴とした。
【0008】
請求項3では、前記制御部は、前記給水運転モードにおいて、前記給水温度検出手段が検出する水の温度が変化した場合に、変化に応じて前記給水運転モードの前記所定水張量を増加する補正を実施する、または、前記給湯運転モードの前記下限給湯温度を前記下限給湯温度より高温の第1給湯温度に変更する補正を実施することを特徴とした。
【発明の効果】
【0009】
この本発明によれば、簡易な構成で下限給湯温度より低温の湯張りができる直圧式給湯機を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態の概略構成図
本発明の第1の実施形態のブロック図
本発明の第1の実施形態の必要熱量の算出を説明する説明図
本発明の第1の実施形態の湯はり制御を説明するフローチャート図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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