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公開番号2025058529
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168517
出願日2023-09-28
発明の名称貯湯式給湯装置
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24H 1/18 20220101AFI20250402BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】貯湯タンク上部に溜まった空気を素早く浴槽に排出する。
【解決手段】湯張り運転が開始されると、開度制御手段35は、中温水混合弁5の開度を高温側全開にし、風呂混合弁28の開度を前記湯張り温度から算出したフィードバック開度にして、湯張り運転制御手段36は所定量の湯張り運転を行い、所定量の湯張りが完了されると、開度制御手段35は、中温水混合弁5の開度を中温水を積極的に使用する開度に切り替え、湯張り運転制御手段36は、湯張り設定量に到達するまで湯張り運転を行うようにしたことで、安全に浴槽に空気を排出することができると共に、湯張り運転の初期に貯湯タンクの上部溜まった空気を排出しきることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
温水を貯湯する貯湯タンクと、
前記貯湯タンク下部に接続された給水管と、
前記貯湯タンク内の温水を加熱する加熱手段と、
前記貯湯タンク下部から前記加熱手段に送出する加熱往き管と、
前記加熱手段から前記貯湯タンク上部に送出する加熱戻り管と、
前記貯湯タンクの下部に接続される配管に設けられ、前記貯湯タンク内の圧力が所定の圧力を超えた場合、圧力を前記貯湯タンク外に逃す圧力逃がし弁と、
前記給水管から分岐される給水バイパス管と、
前記貯湯タンク上部から取り出した高温水と、前記貯湯タンクの中部から取り出した中温水を混合する中温水混合弁と、
前記中温水混合弁で混合された中温水と、前記給水バイパス管からの給水とを混合し、浴槽に供給する風呂混合弁と、
前記中温水混合弁で混合された中温水と、前記給水バイパス管からの給水とを混合し、給湯栓に供給する給湯混合弁と、
前記風呂混合弁で混合された温水の湯張り温度を検出する湯張り温度センサと、
前記風呂混合弁で混合された混合水を前記浴槽に供給する湯張り経路と、
予め任意に定められた湯張り設定量の湯を前記湯張り経路を介して前記浴槽に供給する湯張り運転を行う湯張り運転制御手段と、前記中温水混合弁と前記風呂混合弁の開度を制御する開度制御手段とを設けた制御装置を備えた貯湯式給湯装置において、
前記湯張り運転が開始されると、前記開度制御手段は、前記中温水混合弁の開度を高温側全開にし、前記風呂混合弁の開度を前記湯張り温度から算出したフィードバック開度にして、前記湯張り運転制御手段は所定量の湯張り運転を行い、
前記所定量の湯張りが完了されると、前記開度制御手段は、前記中温水混合弁の開度を前記中温水を積極的に使用する開度に切り替え、前記湯張り運転制御手段は、前記湯張り設定量に到達するまで湯張り運転を行うようにしたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記給湯混合弁での給湯運転と前記風呂混合弁での前記所定量の湯張りが同時に使用された場合、前記開度制御手段は、前記中温水混合弁の開度を前記中温水を積極的に使用する開度に切り替えて、前記所定量の湯張りを行い、
前記所定量の湯張りの途中で前記給湯運転が終了すると、前記開度制御手段は、前記中温水混合弁の開度を高温側全開にして、前記所定量の湯張りを継続するようにしたことを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装置。
【請求項3】
前記開度制御手段は、前記風呂混合弁の中温水混合側の開度が所定上限開度を超えないようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の貯湯式給湯装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、加熱手段を有した貯湯式給湯装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来よりこの種の貯湯式給湯装置では、貯湯タンクと加熱手段とを備え、貯湯タンク下部から加熱手段に送る加熱往き管と、加熱手段から貯湯タンクに送る加熱戻り管とで貯湯タンクと加熱手段とを連結して加熱循環回路を構成し、前記加熱循環回路中に設けた循環ポンプで貯湯タンクと加熱手段内の湯を循環させて、貯湯タンク内の水を加熱する沸き上げ運転で沸き上げた湯を貯湯タンクに貯湯していき、順次貯湯タンク内の高温水と給水とを混合しながら、設定温度の給湯を行い経済的な給湯を実現するものであった。
【0003】
また、貯湯式給湯装置内の圧力が所定の圧力を超えた時に開弁する圧力逃がし弁を低温の水が流れる位置に配置することで、圧力を貯湯式給湯装置外に排出するとき、低温の水が排出されるため、貯湯タンク内に貯留した高温水が貯湯式給湯装置外に排出されるのを防ぐことが知られていた(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、貯湯タンク内に溜まった空気を給湯使用端末に放出するために中温水混合弁の開度の高温側を開くようにして空気を抜けやすくするものが知られていた(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-217622号公報
特開2016-211811号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1のように給水管に圧力逃がし弁を配置したことで、沸き上げ運転時に貯湯タンク内の圧力が高くなったとき高温水の排出を防ぐことができる。しかし、貯湯タンク下部に圧力逃がし弁を配置しているので、貯湯タンク上部に溜まってしまう圧力と共に排出されていた空気を排出することができないという課題があった。
【0007】
また、特許文献2のように中温水混合弁の開度の高温側を開くようにして空気を抜けやすくするだけでは、貯湯タンク上部に溜まった空気が抜けるのに時間がかかってしまうという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、温水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク下部に接続された給水管と、前記貯湯タンク内の温水を加熱する加熱手段と、前記貯湯タンク下部から前記加熱手段に送出する加熱往き管と、前記加熱手段から前記貯湯タンク上部に送出する加熱戻り管と、前記貯湯タンクの下部に接続される配管に設けられ、前記貯湯タンク内の圧力が所定の圧力を超えた場合、圧力を前記貯湯タンク外に逃す圧力逃がし弁と、前記給水管から分岐される給水バイパス管と、前記貯湯タンク上部から取り出した高温水と、前記貯湯タンクの中部から取り出した中温水を混合する中温水混合弁と、前記中温水混合弁で混合された中温水と、前記給水バイパス管からの給水とを混合し、浴槽に供給する風呂混合弁と、前記中温水混合弁で混合された中温水と、前記給水バイパス管からの給水とを混合し、給湯栓に供給する給湯混合弁と、前記風呂混合弁で混合された温水の湯張り温度を検出する湯張り温度センサと、前記風呂混合弁で混合された混合水を前記浴槽に供給する湯張り経路と、予め任意に定められた湯張り設定量の湯を前記湯張り経路を介して前記浴槽に供給する湯張り運転を行う湯張り運転制御手段と、前記中温水混合弁と前記風呂混合弁の開度を制御する開度制御手段とを設けた制御装置を備えた貯湯式給湯装置において、前記湯張り運転が開始されると、前記開度制御手段は、前記中温水混合弁の開度を高温側全開にし、前記風呂混合弁の開度を前記湯張り温度から算出したフィードバック開度にして、前記湯張り運転制御手段は所定量の湯張り運転を行い、前記所定量の湯張りが完了されると、前記開度制御手段は、前記中温水混合弁の開度を前記中温水を積極的に使用する開度に切り替え、前記湯張り運転制御手段は、前記湯張り設定量に到達するまで湯張り運転を行うようにした。
【0009】
また、前記給湯混合弁での給湯運転と前記風呂混合弁での前記所定量の湯張りが同時に使用された場合、前記開度制御手段は、前記中温水混合弁の開度を前記中温水を積極的に使用する開度に切り替えて、前記所定量の湯張りを行い、前記所定量の湯張りの途中で前記給湯運転が終了すると、前記開度制御手段は、前記中温水混合弁の開度を高温側全開にして、前記所定量の湯張りを継続するようにした。
【0010】
また、前記開度制御手段は、前記風呂混合弁の前記中温水混合側の開度が所定上限開度を超えないようにした。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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