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公開番号2025112559
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006854
出願日2024-01-19
発明の名称空気調和装置
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F25B 47/02 20060101AFI20250725BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】除霜運転で滴下したドレン水が凍結することを阻止可能な空気調和装置を提供する。
【解決手段】室外側制御部29に、正サイクル除霜の実施によりドレン受け部としてのベース板44に滴下したドレン水が凍結する可能性の有無を判断する凍結可能性判断手段50を設け、室外側制御部29は、凍結可能性判断手段50によりドレン水が凍結する可能性があると判断したとき、逆サイクル除霜を実施する。所定の除霜条件が成立したとき、外気温センサ28での検知値が所定値T0より高く正サイクル除霜の実施をすべきだが、正サイクル除霜の実施によりベース板44に滴下したドレン水が凍結する可能性があると判断したら、逆サイクル除霜を実施して室外熱交換器24から滴下するドレン水の温度が高くなるようにするので、ベース板44でドレン水が凍結し室外機20内の構成部材が損傷することを未然に阻止することができる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機と、室内熱交換器と、膨張弁と、室外熱交換器と、を順次接続し冷媒が流動する冷媒回路と、
当該冷媒回路の途中に設置され、前記圧縮機から吐出した冷媒の流入先を前記室内熱交換器と前記室外熱交換器とのいずれかに切り替え可能な四方弁と、
外気温を検知する外気温センサと、
前記圧縮機から吐出した冷媒を前記室内熱交換器、前記膨張弁、前記室外熱交換器に循環させて前記室外熱交換器の除霜を行う正サイクル除霜と、
前記圧縮機から吐出した冷媒を前記室外熱交換器、前記膨張弁、前記室内熱交換器に循環させて前記室外熱交換器の除霜を行う逆サイクル除霜と、
前記室外熱交換器の下方に少なくとも位置し、前記正サイクル除霜、又は前記逆サイクル除霜を実施することで前記室外熱交換器から滴下したドレン水を受けるドレン受け部と、
所定の除霜条件が成立したとき、前記外気温センサでの検知値が所定値より高ければ前記正サイクル除霜を実施し、前記所定値以下であれば前記逆サイクル除霜を実施するよう、前記四方弁を切り替える制御部と、を備え、
前記制御部に、前記正サイクル除霜の実施により前記ドレン受け部に滴下した前記ドレン水が凍結する可能性の有無を判断する凍結可能性判断手段を設け、
前記制御部は、前記凍結可能性判断手段により前記ドレン水が凍結する可能性があると判断したとき、前記逆サイクル除霜を実施することを特徴とした空気調和装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記室内熱交換器と熱交換する媒体の温度を検知する第1の温度センサを前記室内熱交換器の付近に設置し、
前記凍結可能性判断手段は、前記第1の温度センサでの検知値が第1所定値以下であれば、前記ドレン水が凍結する可能性があると判断することを特徴とした請求項1記載の空気調和装置。
【請求項3】
前記室内熱交換器の温度を検知する第2の温度センサを前記室内熱交換器に設置し、
前記凍結可能性判断手段は、前記第2の温度センサでの検知値が第2所定値以下であれば、前記ドレン水が凍結する可能性があると判断することを特徴とした請求項1記載の空気調和装置。
【請求項4】
前記室外熱交換器の温度を検知する第3の温度センサを前記室外熱交換器に設置し、
前記凍結可能性判断手段は、前記第3の温度センサでの検知値が第3所定値以下であれば、前記ドレン水が凍結する可能性があると判断することを特徴とした請求項1記載の空気調和装置。
【請求項5】
前記圧縮機に吸入される冷媒の温度を検知する第4の温度センサを前記冷媒回路に設置し、
前記凍結可能性判断手段は、前記第4の温度センサでの検知値が第4所定値以下であれば、前記ドレン水が凍結する可能性があると判断することを特徴とした請求項1記載の空気調和装置。
【請求項6】
前記正サイクル除霜の実施時間をカウントするカウント手段を備え、
前記凍結可能性判断手段は、前記カウント手段でカウントした前回の前記正サイクル除霜の実施時間が所定時間以上であれば、前記ドレン水が凍結する可能性があると判断することを特徴とした請求項1記載の空気調和装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、室外熱交換器を除霜可能な空気調和装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のものでは、圧縮機、室内熱交換器、膨張弁、室外熱交換器を順次接続した冷媒回路を備え、冷媒回路の途中に圧縮機から吐出した冷媒の流入先を室内熱交換器と室外熱交換器のいずれかに切り替え可能な四方弁を設置したものにおいて、所定の除霜条件が成立したと判断したとき、外気温が所定値より高ければ、圧縮機から吐出した冷媒を室内熱交換器、膨張弁、室外熱交換器へ循環させる正サイクル除霜を実施し、外気温が所定値以下であれば、圧縮機から吐出した冷媒を室外熱交換器、膨張弁、室内熱交換器へ循環させる逆サイクル除霜を実施して、室外熱交換器に付着した霜を取り除くものがあった。(例えば、特許文献1)
【0003】
また、室外熱交換器の下方に位置するドレン受け部に加熱ヒータを備え、室外熱交換器の除霜実施中は加熱ヒータを駆動させることで、除霜によりドレン受け部に滴下したドレン水が凍結することを阻止するものがあった。(例えば、特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-60182号公報
特開2005-49002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、この従来のものでは、所定の除霜条件が成立し正サイクル除霜を実施するとき、室内熱交換器が設置された室内の室温が低い等で室内熱交換器から室外熱交換器へ送られる冷媒の温度が低いと、正サイクル除霜時における室外熱交換器の表面温度が低下し、室外熱交換器から滴下するドレン水の温度が低くなる。室外熱交換器から滴下したドレン水の温度が低いと、ドレン水がドレン受け部内で凍結する可能性があり、凍結したドレン水が成長すると、室外熱交換器が設置された室外機内の構成部品が損傷するリスクが高まる。
【0006】
対策として、特許文献2のようにドレン受け部内に加熱ヒータを設置し、除霜時に加熱ヒータを駆動させることでドレン水の凍結を阻止する方法がある。しかし、ドレン受け部内に加熱ヒータを設置すると製品のコストアップ要因となり、また加熱ヒータの駆動により電力使用量が上がることから好ましい対策とはいえず、改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、圧縮機と、室内熱交換器と、膨張弁と、室外熱交換器と、を順次接続し冷媒が流動する冷媒回路と、
当該冷媒回路の途中に設置され、前記圧縮機から吐出した冷媒の流入先を前記室内熱交換器と前記室外熱交換器とのいずれかに切り替え可能な四方弁と、
外気温を検知する外気温センサと、
前記圧縮機から吐出した冷媒を前記室内熱交換器、前記膨張弁、前記室外熱交換器に循環させて前記室外熱交換器の除霜を行う正サイクル除霜と、
前記圧縮機から吐出した冷媒を前記室外熱交換器、前記膨張弁、前記室内熱交換器に循環させて前記室外熱交換器の除霜を行う逆サイクル除霜と、
前記室外熱交換器の下方に少なくとも位置し、前記正サイクル除霜、又は前記逆サイクル除霜を実施することで前記室外熱交換器から滴下したドレン水を受けるドレン受け部と、
所定の除霜条件が成立したとき、前記外気温センサでの検知値が所定値より高ければ前記正サイクル除霜を実施し、前記所定値以下であれば前記逆サイクル除霜を実施するよう、前記四方弁を切り替える制御部と、を備え、
前記制御部に、前記正サイクル除霜の実施により前記ドレン受け部に滴下した前記ドレン水が凍結する可能性の有無を判断する凍結可能性判断手段を設け、
前記制御部は、前記凍結可能性判断手段により前記ドレン水が凍結する可能性があると判断したとき、前記逆サイクル除霜を実施することを特徴としている。
【0008】
また、請求項2では、前記室内熱交換器と熱交換する媒体の温度を検知する第1の温度センサを前記室内熱交換器の付近に設置し、
前記凍結可能性判断手段は、前記第1の温度センサでの検知値が第1所定値以下であれば、前記ドレン水が凍結する可能性があることを特徴としている。
【0009】
また、請求項3では、前記室内熱交換器の温度を検知する第2の温度センサを前記室内熱交換器に設置し、
前記凍結可能性判断手段は、前記第2の温度センサでの検知値が第2所定値以下であれば、前記ドレン水が凍結する可能性があると判断することを特徴としている。
【0010】
また、請求項4では、前記室外熱交換器の温度を検知する第3の温度センサを前記室外熱交換器に設置し、
前記凍結可能性判断手段は、前記第3の温度センサでの検知値が第3所定値以下であれば、前記ドレン水が凍結する可能性があると判断することを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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