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公開番号2025135655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024033519
出願日2024-03-06
発明の名称加湿装置
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24F 6/06 20060101AFI20250911BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】加湿部の上下方向を判別して上流側となる面を確実に均一とし、加湿部に析出するスケールの偏りを抑制することができる加湿装置を提供する。
【解決手段】加湿装置は、加湿空気を発生させ回転可能に設けられた加湿部3と、吸込口及び吹出口を有する筐体1と、空気を流すためのファン2と、水を貯えるトレイ5と、加湿部が特定の回転位置にあることを検出する検出部と、加湿装置の加湿運転を制御する制御部と、を備える。特定の回転位置は、トレイの水に加湿部の下部が浸漬した状態及び上部が浸漬した状態である第1回転位置、並びに第1回転位置以外の任意の位置である補助回転位置であり、制御部は、加湿部の回転動作により、検出部で取得した第1回転位置のいずれか一つの検出タイミングと補助回転位置の検出タイミングとの関係から、第1回転位置となっている加湿部の上下方向を判別することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
加湿空気を発生させ、回転可能に設けられた加湿部と、
外気を吸い込むための吸込口、及び前記加湿空気を吹き出すための吹出口を有する筐体と、
前記吸込口から前記加湿部を経由して、前記吹出口に至る流路に設けられ、空気を流すためのファンと、
前記加湿空気を発生させるための水を貯えるトレイと、
前記加湿部が特定の回転位置にあることを検出する検出部と、を備える加湿装置であって、
前記加湿装置の加湿運転を制御する制御部を有し、
前記特定の回転位置は、前記トレイの水に前記加湿部の下部が浸漬した状態及び上部が浸漬した状態である第1回転位置、並びに前記第1回転位置以外の任意の位置である補助回転位置であり、
前記制御部は、前記加湿部の回転動作により、前記検出部で取得した前記第1回転位置のいずれか一つの検出タイミングと前記補助回転位置の検出タイミングとの関係から、前記第1回転位置となっている前記加湿部の上下方向を判別することを特徴とする加湿装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記加湿部の下部が浸漬する下部浸漬状態と、及び上部が浸漬する上部浸漬状態とを切り替えて前記加湿運転を実施し、
前記第1回転位置は、前記下部浸漬状態にて前記加湿部の第2の面から入った空気が第1の面から加湿空気として出る第1態様と、前記上部浸漬状態にて前記加湿部の第1の面から入った空気が第2の面から加湿空気として出る第2態様と、からなる位置であり、
前記第1の面と前記第2の面は互いに表裏の関係であり、
前記制御部は、前記加湿部の回転動作により、前記検出部で取得した前記第1回転位置のいずれか一つの検出タイミングと前記補助回転位置の検出タイミングとの関係から、前記第1回転位置となっている前記加湿部が前記第1態様か前記第2態様かを判別することを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
【請求項3】
前記加湿部は軸部を中心に回転可能であり、
前記軸部に第1回転位置となる一対の突起部、及び補助回転位置となる第3の突起部を設け、
前記検出部は、前記加湿部が前記特定の回転位置である場合に、前記軸部の突起部によってオンされ、前記特定の回転位置から外れるとオフされるスイッチであることを特徴とする請求項2に記載の加湿装置。
【請求項4】
前記加湿部を回転駆動するターンモータを備え、
前記軸部は前記ターンモータの回転軸と着脱可能に軸支されることを特徴とする請求項3に記載の加湿装置。
【請求項5】
前記加湿部に紫外線を照射する紫外線照射部を備えることを特徴とする請求項4に記載の加湿装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記下部浸漬状態での積算運転時間Taと、前記上部浸漬状態での積算運転時間Tbをそれぞれ記憶し、
加湿運転停止後に加湿運転を開始する際は、前記Taと前記Tbを比較して積算運転時間の少ない浸漬状態の第1回転位置で加湿運転を開始することを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の加湿装置。
【請求項7】
前記制御部は、加湿運転停止時の第1回転位置が前記下部浸漬状態か前記上部浸漬状態かを記憶し、次に加湿運転を開始する際は、記憶した浸漬状態とは異なる向きの浸漬状態とすることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の加湿装置。
【請求項8】
前記制御部は、加湿運転開始時と停止時の第1回転位置が前記下部浸漬状態か前記上部浸漬状態かを記憶し、次に加湿運転を開始する際は、前回の加湿運転開始時と停止時の浸漬状態が同じである場合は異なる向きの浸漬状態とし、前回の加湿運転開始時と停止時の浸漬状態が異なる場合は前回停止時の浸漬状態と同じ向きの浸漬状態とすることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の加湿装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加湿装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、水を貯める水槽部と、下端部を水槽部の水に浸漬され、回転駆動される気化フィルタと、を備え、送風装置により吸込口から吸い込んだ空気を、ヒーターを通過して加熱した後、気化フィルタを通過させることで加湿空気を発生させる加湿器が記載されている。この加湿器は、気化フィルタを回転自在としてタイマーで制御することにより、気化フィルタの一方の下端部を水没させた状態と、他方の下端部を水没させた状態と、で交互に停止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-45033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の加湿装置では、加湿空気を発生させるため気化フィルタを空気が通過する際、気化フィルタの上流側となる面が下流側となる面に比べてスケールが析出しやすいという課題があった。そこで、特許文献1に記載の加湿装置では、気化フィルタの一方の下端部及び他方の下端部が水槽部に水没する時間をタイマーでカウントすることで、交互に加湿運転を行うことができるが、一方で、気化フィルタのどちらの下端部が水没しているか、つまり上下方向の違いは判別できない。このため、気化フィルタの上流側となる面を確実に均一とすることができず、気化フィルタに析出するスケールに偏りが発生する虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明に係る加湿装置は、加湿空気を発生させ、回転可能に設けられた加湿部と、外気を吸い込むための吸込口、及び前記加湿空気を吹き出すための吹出口を有する筐体と、前記吸込口から前記加湿部を経由して、前記吹出口に至る流路に設けられ、空気を流すためのファンと、前記加湿空気を発生させるための水を貯えるトレイと、前記加湿部が特定の回転位置にあることを検出する検出部と、を備える加湿装置であって、前記加湿装置の加湿運転を制御する制御部を有し、前記特定の回転位置は、前記トレイの水に前記加湿部の下部が浸漬した状態及び上部が浸漬した状態である第1回転位置、並びに前記第1回転位置以外の任意の位置である補助回転位置であり、前記制御部は、前記加湿部の回転動作により、前記検出部で取得した前記第1回転位置のいずれか一つの検出タイミングと前記補助回転位置の検出タイミングとの関係から、前記第1回転位置となっている前記加湿部の上下方向を判別することを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、加湿部の上下方向を判別して、上流側となる面を確実に均一とすることができ、加湿部に析出するスケールの偏りを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に加湿装置の構成を示す図。
同上実施形態に係る加湿装置から前パネル及び梁部を外した状態の斜視図。
同上実施形態に係る加湿装置の分解斜視図。
同上実施形態に係る筐体に対するトレイホルダの挿入を示す図。
同上実施形態に係るトレイの斜視図。
同上実施形態に係るトレイホルダの斜視図。
同上実施形態に係るトレイ及びトレイが載置されたトレイホルダの断面図。
同上実施形態に係る給水タンク等の概略断面図であり、(a)はトレイ有状態を示し、(b)はトレイ無状態を示す図。
同上実施形態に係る仕切板等の部分斜視図であり、(a)はトレイ有状態を示し、(b)はトレイ無状態を示す図。
同上実施形態に係る加湿部、仕切構造部、トレイ及びトレイホルダの分解斜視図。
同上実施形態に係る仕切構造部を軸受け側から見た斜視図。
同上実施形態に係る水位検知用フロートと磁気センサの関係を説明するための概略断面図。
同上実施形態に係る加湿部の停止位置を説明するための図であり、(a)は第1回転位置を示し、(b)は第2回転位置を示す図。
同上実施形態に係る加湿フィルタと紫外線照射部の関係を説明するための図。
同上実施形態に係る駆動回路を示す図であり、(a)はスイッチがオンの状態を示し、(b)はスイッチがオフの状態を示す図。
同上実施形態に係るリードスイッチと磁石の配置を説明するための図。
同上実施形態に係るリードスイッチと磁石の配置を説明するための図であって、筐体とトレイ部の概略断面図。
同上実施形態に係る検出部と加湿部の関係を示す図。
同上実施形態に係る加湿部の回転位置と検出部の出力信号の関係を示す図。
同上実施形態に係る加湿部の回転位置と検出部の出力信号の関係を示す図であって、図19とは異なる補助回転位置を示す図。
同上実施形態に係る乾燥運転処理のフローチャート。
同上実施形態に係る加湿運転時除菌処理のシーケンスを示す図。
同上実施形態に係る加湿運転時除菌処理のフローチャート。
紫外線照射時間と除菌効果の関係の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0009】
加湿装置100は、図1~図18の適宜の図に示すように、筐体1と、ファン2と、加湿部3と、紫外線照射部4と、トレイ5及びトレイホルダ6を有するトレイ部TRと、給水タンク7と、仕切構造部8と、制御部9と、磁気センサSと、を備える。
【0010】
以下では、加湿装置100の方向として、図2に示すように規定した、上下、前後、左右の各方向を用いて説明を行う。他の図では、図2に規定した各方向に対応する方向を示している。なお、上下方向は使用時の加湿装置100の方向として規定され得るが、前後と左右の各方向は説明の理解を容易にするための相対的な方向であることに留意されたい。
(【0011】以降は省略されています)

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