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公開番号2025082895
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196426
出願日2023-11-20
発明の名称燃焼装置
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人
主分類F24H 8/00 20220101AFI20250523BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】中和容器にオゾン水を補給して殺菌することで強い殺菌力を維持できるオゾンデバイスを設けた燃焼装置を提供すること。
【解決手段】燃焼部(2)と、熱交換器(20,25)と、熱交換器(25)において発生したドレンを中和して外部に排出する中和装置(7)とを備えた燃焼装置(1)であって、中和容器(30)は、ドレンが導入される導入部(31)と、ドレンを中和する中和部(32)と、中和されたドレンを排出する排出部(34)とを有し、中和容器(30)内に上水を補給可能な補給水路(40)を備えている燃焼装置(1)において、補給水路(40)には上水を電気分解してオゾン水を生成するオゾンデバイス(43)が介装されており、水位検知部の検知水位が水封可能な水位である状態でオゾンデバイス(43)を作動させながら中和容器(30)内にオゾン水を補給する。
特許請求の範囲【請求項1】
燃焼部と、前記燃焼部で生じた燃焼ガスによって流体を加熱するための熱交換器と、前記熱交換器において発生した結露水を集めてドレンとして中和容器に導入し、前記中和容器の内部に収容された中和剤によりドレンを中和して外部に排出する中和装置とを備えた燃焼装置であって、
前記中和容器は、その内部が少なくとも、ドレンが導入される導入口が設けられた導入部と、前記中和剤が収容されてドレンを中和する中和部と、中和されたドレンを排出する排出口が設けられた排出部とに分割されており、前記中和部は導入されたドレンを貯留するとともに、前記導入部と排出部とを水封する構造を有し、前記中和容器内のドレンの水位を検知する水位検知部を有し、この水位検知部の検知水位が水封可能な水位であるかどうかを判定して、水封可能な水位以下の場合には、前記中和容器内に上水を補給して水封可能な水位を維持する補給水路を備えている燃焼装置において、
前記補給水路には上水を電気分解してオゾン水を生成するオゾンデバイスが介装されており、前記水位検知部の検知水位が水封可能な水位である状態で前記オゾンデバイスを作動させながら前記中和容器内にオゾン水を補給することを特徴とする燃焼装置。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記中和容器内のドレンの水位がオーバーフロー基準水位よりも高い水位を予め定めた設定時間以上保持している場合には、前記中和容器内にオゾン水を補給することを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
【請求項3】
前記中和容器内にオゾン水を補給する場合には、前記中和部の上部から中和剤に向けてオゾン水を散布するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃焼装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器で発生した結露水からなるドレンを中和容器に導入して中和剤により中和して排出するようにした燃焼装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、潜熱回収型の湯水加熱装置が実用化されている。この種の湯水加熱装置では、燃焼ガスが通過する燃焼ガス通路の中途に熱交換器が設けられており、熱交換器において燃焼ガス中に含まれている顕熱だけでなく、潜熱まで回収できる構成とされている。この潜熱回収型の湯水加熱装置では、燃焼作動に伴って燃焼ガス通路内においてドレンが発生することとなる。
【0003】
潜熱回収型の湯水加熱装置において発生するドレンは、燃焼ガスにさらされるため、酸性度が高く、腐食性を有する。そのため、従来技術の潜熱回収型の湯水加熱装置の多くは、ドレンを排出するためのドレン排出系統を設け、そのドレン排出系統の中途にドレンを中和するための中和容器を設け、ドレンを中和剤で中和してから排出するように構成されている。ところで、ドレンに種々の菌類が侵入して繁茂すると、中和剤の表面にバイオフィルムが形成されてドレンの流動性が低下し、円滑に中和処理をすることが困難になる。
そこで、ドレンを殺菌する以下のような種々の技術が提案されている。
【0004】
特許文献1には、中和容器におけるドレン導入口の近傍において中和容器内のドレンの表面に紫外線を照射してドレン及び中和剤の表面を殺菌する技術が開示されている。
特許文献2には、中和容器に上水を補給する導水管に銀イオン発生器を介装し、中和容器内のドレンに殺菌力のある銀イオン水を供給するようにした技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6648503号公報
特許第4965514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の装置では、中和容器におけるドレン導入口の近傍に紫外線を照射する照射部を設けているため、飛散したドレンの液滴が照射部に付着して殺菌力が低下する虞があるし、ドレンが発生する際には常時紫外線を照射しなければならないため、消費電力も多くなる。
【0007】
特許文献2の装置では、銀イオン発生器の銀電極が消耗するため、メンテナンス時に銀電極を交換しなければならないため、銀イオン発生器の維持費が高価になる。
【0008】
本発明の目的は、中和容器にオゾン水を補給して殺菌することで強い殺菌力を維持できるオゾンデバイスを設けた燃焼装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の燃焼装置は、燃焼部と、前記燃焼部で生じた燃焼ガスによって流体を加熱するための熱交換器と、前記熱交換器において発生した結露水を集めてドレンとして中和容器に導入し、前記中和容器の内部に収容された中和剤によりドレンを中和して外部に排出する中和装置とを備えた燃焼装置であって、前記中和容器は、その内部が少なくとも、ドレンが導入される導入口が設けられた導入部と、前記中和剤が収容されてドレンを中和する中和部と、中和されたドレンを排出する排出口が設けられた排出部とに分割されており、前記中和部は導入されたドレンを貯留するとともに、前記導入部と排出部とを水封する構造を有し、前記中和容器内のドレンの水位を検知する水位検知部を有し、この水位検知部の検知水位が水封可能な水位であるかどうかを判定して、水封可能な水位以下の場合には、前記中和容器内に上水を補給して水封可能な水位を維持する補給水路を備えている燃焼装置において、前記補給水路には上水を電気分解してオゾン水を生成するオゾンデバイスが介装されており、前記水位検知部の検知水位が水封可能な水位である状態で前記オゾンデバイスを作動させながら前記中和容器内にオゾン水を補給することを特徴としている。
【0010】
上記の構成によれば、補給水路には上水を電気分解してオゾン水を生成するオゾンデバイスが介装されており、水位検知部の検知水位が水封可能な水位である状態で前記オゾンデバイスを作動させながら前記中和容器内にオゾン水を補給するため、ドレン中に繁茂している雑菌類をオゾン水で殺菌して中和剤の表面へのバイオフィルムの形成を防ぐことができる。しかも、水位検知部の検知水位が水封可能な水位である状態で前記中和容器内にオゾン水を補給するため、オゾンが排出口から排出される虞もない。
しかも、オゾン水を補給する時だけ電力を消費するから省エネルギーであるうえ、オゾンデバイスとして、電気分解式オゾン発生器等を採用する場合には、消耗品の交換の必要もないのでメンテナンス費を低減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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