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公開番号2025022359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126836
出願日2023-08-03
発明の名称加湿装置
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24F 6/00 20060101AFI20250206BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】効率良くメンテナンスを行うことができ、加湿運転中に過熱検知手段が動作して加湿運転ができない状況を未然に防ぐことができる加湿装置を提供する。
【解決手段】加湿装置は、加湿空気を発生させる加湿部3と、外気を吸い込む吸込口P1、及び加湿空気を吹き出す吹出口P2を有する筐体1と、吸込口から加湿部を経由して、吹出口に至る流路に設けられたファン2と、空気を加熱するヒータHと、加湿空気を発生させるための水を貯えるトレイ5と、トレイ内の水位を検知する水位検知手段と、筐体内の異常高温を検知する過熱検知手段THと、加湿装置の加湿運転を制御する制御部9と、を備える。制御部は、水位検知手段にて水不足の水位である第1の水位より低くなったことを検知したら、ファン及びヒータの運転を停止する一方、筐体内の温度が上昇して過熱検知手段が動作した場合、吸込口の一部に閉塞が発生していると判断してユーザへ報知を行う。

【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
加湿空気を発生させる加湿部と、
外気を吸い込むための吸込口、及び前記加湿空気を吹き出すための吹出口を有する筐体と、
前記吸込口から前記加湿部を経由して、前記吹出口に至る流路に設けられ、空気を流すためのファンと、
前記流路に設けられ、空気を加熱するヒータと、
前記加湿空気を発生させるための水を貯えるトレイと、
前記トレイ内の水位を検知する水位検知手段と、
前記筐体内の異常高温を検知する過熱検知手段と、を備える加湿装置であって、
前記加湿装置の加湿運転を制御する制御部を有し、
前記制御部は、前記水位検知手段にて水不足の水位である第1の水位より低くなったことを検知したら、前記ファン及び前記ヒータの運転を停止する一方、前記筐体内の温度が上昇して前記過熱検知手段が動作した場合、前記吸込口の一部に閉塞が発生していると判断してユーザへ報知を行うことを特徴とする加湿装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記第1の水位より低くなったことを検知した後に前記ファンの運転を停止する期間Aは、
前記制御部が前記ファンの運転を停止してから第1の所定時間を経過するまでの期間であり、かつ前記ファンの回転が停止した状態を維持する期間を含み、
前記期間Aの後に前記筐体内部の排熱を行う第1パージ運転を行うことを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
【請求項3】
前記第1の水位より低くなったことを検知した後に前記ファンの運転を停止する期間Aは、
前記制御部が前記ファンの運転を停止してから前記ファンの回転が停止するまでの期間に加え、その回転停止状態を維持する第2の所定時間を経過するまでの期間であり、
前記期間Aの後に前記筐体内部の排熱を行う第1パージ運転を行うことを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
【請求項4】
前記期間Aにて、前記過熱検知手段が動作した場合、前記過熱検知手段が動作した時に筐体内部の排熱を行う第2パージ運転を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の加湿装置。
【請求項5】
前記第2パージ運転中の前記ファンの回転数は、前記第1パージ運転中よりも高く、
前記第2パージ運転の期間は、前記第1パージ運転よりも長いことを特徴とする請求項4に記載の加湿装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加湿装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、空気を吸い込む吸込口と加湿空気を吹き出す吹出口を有する本体ケースと、本体ケース内に配置したファンと、空気を加熱する加熱源(ヒータユニット)と、水を貯留する水槽と、空気を加湿する加湿フィルタと、を備える加湿装置が記載されている。この加湿装置は、加熱源の過昇温を検知する温度検知手段(温度センサー)を設け、加湿運転中に温度センサーで検知する温度が異常温度レベルを超えていた場合、ヒータユニットを停止し、ファンを低速運転して冷却運転を行う。更に、ユーザへ安全処置表示として、異常高温であることを報知する。ファンは所定時間運転した後、停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-157617号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の加湿装置では、異常高温となって停止した後、ユーザは、異常高温となった原因を取り除くことで再運転が可能となるが、機器の故障以外で可能性が高い原因としては、埃等による吸込口の一部の詰まり(閉塞)がある。この埃による詰まりを事前に清掃で取り除くことができれば、機器内部が異常高温になることを未然に防ぐことができ、意図しないタイミングで加湿運転の停止が発生することを防ぐことができる。しかし、埃の詰まり具合をユーザが正確に判断するのは難しく、清掃のメンテナンス回数が多くなることは煩雑な作業となる。また、埃の堆積や吸込口の詰まり具合を判断する専用のセンサー等を用いることは、加湿装置のコストアップにつながる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明に係る加湿装置は、加湿空気を発生させる加湿部と、外気を吸い込むための吸込口、及び前記加湿空気を吹き出すための吹出口を有する筐体と、前記吸込口から前記加湿部を経由して、前記吹出口に至る流路に設けられ、空気を流すためのファンと、前記流路に設けられ、空気を加熱するヒータと、前記加湿空気を発生させるための水を貯えるトレイと、前記トレイ内の水位を検知する水位検知手段と、前記筐体内の異常高温を検知する過熱検知手段と、を備える加湿装置であって、前記加湿装置の加湿運転を制御する制御部を有し、前記制御部は、前記水位検知手段にて水不足の水位である第1の水位より低くなったことを検知したら、前記ファン及び前記ヒータの運転を停止する一方、前記筐体内の温度が上昇して前記過熱検知手段が動作した場合、前記吸込口の一部に閉塞が発生していると判断してユーザへ報知を行うことを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ユーザが給水作業を行うタイミングに合わせて吸込口の清掃を行う必要があるか否かを知ることができ、必要な場合は一度の機会で効率良くメンテナンスを行うことができる。また、加湿運転中に過熱検知手段が動作して、加湿運転ができない状況を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に加湿装置の構成を示す図。
同上実施形態に係る加湿装置から前パネル及び梁部を外した状態の斜視図。
同上実施形態に係る加湿装置の分解斜視図。
同上実施形態に係る筐体に対するトレイホルダの挿入を示す図。
同上実施形態に係るトレイの斜視図。
同上実施形態に係るトレイホルダの斜視図。
同上実施形態に係るトレイ及びトレイが載置されたトレイホルダの断面図。
同上実施形態に係る給水タンク等の概略断面図であり、(a)はトレイ有状態を示し、(b)はトレイ無状態を示す図。
同上実施形態に係る仕切板等の部分斜視図であり、(a)はトレイ有状態を示し、(b)はトレイ無状態を示す図。
同上実施形態に係る加湿部、仕切構造部、トレイ及びトレイホルダの分解斜視図。
同上実施形態に係る仕切構造部を軸受け側から見た斜視図。
同上実施形態に係る水位検知用フロートと磁気センサの関係を説明するための概略断面図。
同上実施形態に係る受け部材及び抗菌剤ケースの分解斜視図。
同上実施形態に係る給水タンクからトレイへ流れる水を示す図。
同上実施形態に係る水位低下検知後のファン回転数の制御と第1の所定時間を説明するタイミングチャート図。
同上実施形態に係る第1の所定時間でファン回転数を制御する際の、筐体内部温度を説明する図。
同上実施形態に係る水位低下検知後のファン回転数の制御と第2の所定時間を説明するタイミングチャート図。
同上実施形態に係る第2の所定時間でファン回転数を制御する際の、筐体内部温度を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0009】
加湿装置100は、図1~図14の適宜の図に示すように、筐体1と、ファン2と、加湿部3と、紫外線照射部4と、トレイ5と、トレイホルダ6と、給水タンク7と、仕切構造部8と、制御部9と、磁気センサSと、を備える。
【0010】
以下では、加湿装置100の方向として、図2に示すように規定した、上下、前後、左右の各方向を用いて説明を行う。他の図では、図2に規定した各方向に対応する方向を示している。なお、上下方向は使用時の加湿装置100の方向として規定され得るが、前後と左右の各方向は説明の理解を容易にするための相対的な方向であることに留意されたい。
(【0011】以降は省略されています)

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