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公開番号
2025014130
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116378
出願日
2023-07-18
発明の名称
給湯器
出願人
株式会社パロマ
代理人
個人
主分類
F24H
9/02 20060101AFI20250123BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】筐体部の前側カバーにおいて給湯器内への給気経路を確保することができ、且つ、給湯器内に入り込んだ空気の流れを分散させやすい技術を提供する。
【解決手段】
給湯器1の筐体部2は、筐体本体部2Bと、筐体本体部2Bの開口部2Zを閉塞する前側カバー2Aとを有する。前側カバー2Aは、板状の第1板部31と周縁部33とを有する前側カバー本体20と、第1板部31に対して前後に重なる第2板部52とを具備する。前側カバー本体20において、少なくとも左右方向一方側の所定部分には1以上の孔部35が設けられる。第2板部52における左右方向一方側且つ孔部35よりも左右方向他方側には、通気口75を有する気流調整部70が設けられる。左右方向一方側の気流調整部70は、左右方向一方側の孔部35から入り込む空気を受け、通気口75から左右方向一方側に放出する。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
送風機と、
前記送風機から供給される空気の少なくとも一部が流れ込む構成をなし、ガスを燃焼させる燃焼装置と、
開口部を具備するとともに前記送風機及び前記燃焼装置を収容する筐体本体部と、前記開口部を閉塞する構成で前記筐体本体部の前側に取り付けられる前側カバーと、を有する筐体部と、
を備えた給湯器であって、
前記前側カバーは、当該前側カバーの前面部を構成する板状の第1板部と周縁部とを有する前側カバー本体と、前記第1板部の裏面を部分的に覆うように前記第1板部に対して前後に重なる第2板部と、を具備し、
前記第1板部と前記第2板部との間に、気体が流れる第1内部空間が構成され、
前記前側カバー本体において、少なくとも左右方向一方側の所定部分には、前記筐体部の外側の外部空間と前記第1内部空間とを連通させる1以上の孔部が設けられ、
少なくともいずれかの前記孔部よりも上側には、前記筐体部内において前記第2板部よりも上方且つ前記第1内部空間よりも上方の第2内部空間と前記第1内部空間とを連通させる連通口が設けられており、
前記第2板部における前記左右方向一方側且つ前記孔部よりも前記左右方向他方側には、前記第1内部空間と前記第2板部よりも後方の第3内部空間を連通させる通気口を有する気流調整部が設けられ、
前記左右方向一方側の前記気流調整部は、前記左右方向一方側の前記孔部から入り込む空気を受け、前記通気口から前記左右方向一方側に放出する
給湯器。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記前側カバーにおける前記左右方向一方側の前記通気口は、前記左右方向一方側且つ上方側を向いて配置され、
前記前側カバーにおける前記左右方向一方側の前記気流調整部は、自身が受けた空気を前記通気口から前記左右方向一方側且つ上方側に放出する
請求項1に記載の給湯器。
【請求項3】
前記周縁部は、前記第1内部空間の左右両側に配置される一対の側縁部を有し、
前記一対の側縁部における少なくとも前記左右方向一方側の前記側縁部に、1以上の前記孔部が設けられる
請求項1又は請求項2に記載の給湯器。
【請求項4】
前記一対の側縁部のうち、前記左右方向他方側の前記側縁部にも、1以上の前記孔部が設けられ、
前記前側カバーにおける前記左右方向他方側且つ前記左右方向他方側の前記孔部よりも前記左右方向一方側にも、前記気流調整部が設けられ、
前記前側カバーにおける前記左右方向他方側の前記気流調整部は、前記左右方向他方側の前記孔部から入り込む空気を受け、前記通気口から前記左右方向他方側に放出する
請求項3に記載の給湯器。
【請求項5】
前記前側カバーにおける前記左右方向一方側において、複数の前記気流調整部が上下方向の位置をずらして設けられている
請求項1又は請求項2に記載の給湯器。
【請求項6】
前記筐体本体部は、一対の側板部を有し、
前記左右方向一方側の前記通気口から放出される空気を前記左右方向一方側の前記側板部で受ける
請求項1又は請求項2に記載の給湯器。
【請求項7】
前記第3内部空間に前記送風機の少なくとも一部が配置され、
前記送風機の上方側に前記燃焼装置が配置され、
前記燃焼装置の少なくとも一部が、前記第2内部空間において前記連通口よりも上位置に配置されており、
前記送風機は、前記第3内部空間の空気を吸引して上方側に送風する
請求項1又は請求項2に記載の給湯器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯器に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、防雨機能を有する給湯器が開示されている。特許文献1に開示される屋外設置式給湯器は、フロントカバーの下方部に形成された給気用ギャラリの内側に一定の間隙を存して上面が開口された防雨板を備えており、上記防雨板の給気用ギャラリと対向する位置に後方へ膨出した窪みを設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001―263824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
給湯器は、筐体部内に各種部品が収容された構成が一般的であり、筐体部は、開口部を有する筐体本体部に対して前側カバーを着脱可能とした構成のものが多い。この種の給湯器では、前側カバーの前面部を構成するように第1の板部を配置した上で、この第1の板部の後方側に、筐体部内に侵入した雨水等を後方側に入り込みにくくするための第2の板部(例えば、雨カバーと称されるような部分)を配置することが望ましい。このような構成される場合、第1の板部と第2の板部の間の空間が広い方が給気の面で有利であるが、様々な制約がるため徒に広くすることもできない。第1の板部と第2の板部の間の空間が狭くなると、この空間内の気流の速度が上昇しやすくなり、気流とともに雨水等が侵入しやすくなってしまう。
【0005】
本開示の目的の一つは、筐体部の前側カバーにおいて給湯器内への給気経路を確保することができ、且つ、給湯器内に入り込んだ空気の流れを分散させやすい技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一つである給湯器は、
送風機と、
前記送風機から供給される空気の少なくとも一部が流れ込む構成をなし、ガスを燃焼させる燃焼装置と、
開口部を具備するとともに前記送風機及び前記燃焼装置を収容する筐体本体部と、前記開口部を閉塞する構成で前記筐体本体部の前側に取り付けられる前側カバーと、を有する筐体部と、
を備えた給湯器であって、
前記前側カバーは、当該前側カバーの前面部を構成する板状の第1板部と周縁部とを有する前側カバー本体と、前記第1板部の裏面を部分的に覆うように前記第1板部に対して前後に重なる第2板部と、を具備し、
前記第1板部と前記第2板部との間に、気体が流れる第1内部空間が構成され、
前記前側カバー本体において、少なくとも左右方向一方側の所定部分には、前記筐体部の外側の外部空間と前記第1内部空間とを連通させる1以上の孔部が設けられ、
少なくともいずれかの前記孔部よりも上側には、前記筐体部内において前記第2板部よりも上方且つ前記第1内部空間よりも上方の第2内部空間と前記第1内部空間とを連通させる連通口が設けられており、
前記第2板部における前記左右方向一方側且つ前記孔部よりも前記左右方向他方側には、前記第1内部空間と前記第2板部よりも後方の第3内部空間を連通させる通気口を有する気流調整部が設けられ、
前記左右方向一方側の前記気流調整部は、前記左右方向一方側の前記孔部から入り込む空気を受け、前記通気口から前記左右方向一方側に放出する
給湯器。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る技術によれば、筐体部の前側カバーにおいて給湯器内への給気経路を確保することができ、且つ、給湯器内に入り込んだ空気の流れを分散させやすい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る給湯器を例示する正面図である。
図2は、図1の給湯器からフロントカバーを省略した構成を概略的に示す正面図である。
図3は、図1の給湯器からフロントカバーを省略した構成を概略的に示す斜視図である。
図4は、図1の給湯器のフロントカバーを概略的に示す正面図である。
図5は、図4のフロントカバーの背面図である。
図6は、図4のフロントカバーの側面図である。
図7は、図4のフロントカバーを図6と反対側から見た側面図である。
図8は、図4のフロントカバーを前方側且つ上方側から見た斜視図である。
図9は、図4のフロントカバーを後方側且つ上方側から見た斜視図である。
図10は、図8の構成を分解した分解斜視図である。
図11は、図9の構成を分解した分解斜視図である。
図12は、主に、第2板部と筐体本体部との関係を概念的に示す説明図である。
図13は、主に、第2板部と筐体本体部との関係を、図13とは異なる方向から概念的に示す説明図である。
図14は、図4のフロントカバーの一部を拡大して示す斜視図である。
図15は、図4のフロントカバーの一部を左方側の孔部と左方側の気流調整部の間の位置において左右方向と直交する切断面で切断した構成を拡大して示す斜視図である。
図16は、図4のフロントカバーの一部を左方側の気流調整部の位置において左右方向と直交する切断面で切断した構成を拡大して示す斜視図である。
図17は、図4のフロントカバーの一部を左右方向中心部付近において左右方向と直交する切断面で切断した構成を拡大して示す斜視図である。
図18は、図4のフロントカバーの一部を右方側の気流調整部の位置において左右方向と直交する切断面で切断した構成を拡大して示す斜視図である。
図19は、図4のフロントカバーの一部を右方側の孔部と右方側の気流調整部の間の位置において左右方向と直交する切断面で切断した構成を拡大して示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の〔1〕~〔9〕の各々は、本開示に含まれる特徴的技術の一例である。
【0010】
〔1〕送風機と、
前記送風機から供給される空気の少なくとも一部が流れ込む構成をなし、ガスを燃焼させる燃焼装置と、
開口部を具備するとともに前記送風機及び前記燃焼装置を収容する筐体本体部と、前記開口部を閉塞する構成で前記筐体本体部の前側に取り付けられる前側カバーと、を有する筐体部と、
を備えた給湯器であって、
前記前側カバーは、当該前側カバーの前面部を構成する板状の第1板部と周縁部とを有する前側カバー本体と、前記第1板部の裏面を部分的に覆うように前記第1板部に対して前後に重なる第2板部と、を具備し、
前記第1板部と前記第2板部との間に、気体が流れる第1内部空間が構成され、
前記前側カバー本体において、少なくとも左右方向一方側の所定部分には、前記筐体部の外側の外部空間と前記第1内部空間とを連通させる1以上の孔部が設けられ、
少なくともいずれかの前記孔部よりも上側には、前記筐体部内において前記第2板部よりも上方且つ前記第1内部空間よりも上方の第2内部空間と前記第1内部空間とを連通させる連通口が設けられており、
前記第2板部における前記左右方向一方側且つ前記孔部よりも前記左右方向他方側には、前記第1内部空間と前記第2板部よりも後方の第3内部空間を連通させる通気口を有する気流調整部が設けられ、
前記左右方向一方側の前記気流調整部は、前記左右方向一方側の前記孔部から入り込む空気を受け、前記通気口から前記左右方向一方側に放出する
給湯器。
(【0011】以降は省略されています)
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