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公開番号2025014538
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117172
出願日2023-07-19
発明の名称空調装置
出願人ダイニチ工業株式会社
代理人
主分類F24F 8/80 20210101AFI20250123BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】高出力でありながら、コンパクトで静音性に優れた空調装置を提供すること。
【解決手段】空調装置100は、遠心ファン20とスクロールケーシング24を有するファンユニット2を複数備える。ファンユニット2は本体内の空気流方向に並んで配設される第1ファンユニット2aと第2ファンユニット2bを有し、第1ファンユニット2aと第2ファンユニット2bは吹出口12の方向に空気の吐出口31、41を向け、かつ遠心ファン33、43の回転方向が反対となるように配設されている。これにより、ファンユニット2を空気流方向に並べて配設しても、上流側のファンユニットから吹き出された空気の流路が下流側のファンユニットによって狭くなることを回避することができるので、上流側のファンの送風経路を確保することができ、コンパクトかつ静音性に優れた空調装置となる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
吸気口と吹出口を有する本体内に、
遠心ファンとこの遠心ファンが収容されるスクロールケーシングを有するファンユニットを複数備えた空調装置であって、
前記ファンユニットは、前記本体内の空気流方向に並んで配設される第1ファンユニットと第2ファンユニットを有し、
前記第1ファンユニットと前記第2ファンユニットは、前記吹出口の方向に空気の吐出口を向け、かつ前記遠心ファンの回転方向が反対となるように配設される空調装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記吹出口は前記本体の上面に設けられており、
前記第1ファンユニットの鉛直下方に前記第2ファンユニットが配置される請求項1記載の空調装置。
【請求項3】
前記第1ファンユニットと前記第2ファンユニットは、前記遠心ファンの径の大きさが異なる請求項2記載の空調装置。
【請求項4】
吸気口と吹出口を有する本体内に、
遠心ファンとこの遠心ファンが収容されるスクロールケーシングを有する4つのファンユニットと、
回転軸の両端に前記ファンユニットが接続される2つのモータと、を備え
前記ファンユニットは、前記吹出口の方向に空気の吐出口を向けて配設され、
前記モータは、鉛直方向に並んで配置される上モータと下モータからなり、
前記上モータに接続される前記ファンユニットと、前記下モータに接続される前記ファンユニットは、前記遠心ファンの回転方向が反対となるように配設される空調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遠心ファンの回転により室内の空気を吸気口から取り入れ、吹出口より排出する空調装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、空調装置においては、空気流を発生させるための送風手段として遠心ファンを用いたものが数多く提案されている。遠心ファンは、軸流ファンに比べて静音性に優れる特徴を有しているため、空気清浄機、加湿器、除湿機などの室内で使用される空調装置には好適である。
【0003】
また、近年ではこのような空調装置を広い空間で使用したいとの要望もあり、風量が大きい高出力タイプの需要も多くなっている。しかしながら、風量を上げるためにファンの径を大きくしたりファンの回転数を上げたりすると発生する騒音も大きくなってしまうため、静音性が損なわれることが問題となる。そのため、騒音の発生を抑制しつつ、高出力での運転を可能とする構造が望まれている。
【0004】
そこで、上述の問題を解決する方法として、ファンの数を増やした構成が提案されている。1つのファンの出力を大きくするのではなく、低出力のファンを複数個組み合わせることによって所望の出力が得られるように構成するのである。ファンを複数有していても騒音値が足し算されるわけではないため、結果として低出力のファンを組み合わせた方が騒音値を小さくすることができる。
【0005】
ファンを複数設けた場合の配置に関しては様々な例が提示されている。例えば特許文献1では、2つのファンをケーシングの向きを同じにして上下2段に並べ、かつそれぞれのファンに対して吹出口までの送風経路を確保するため奥行方向にずらして配置している。また、特許文献2では、2つのファンをケーシングの角度を変えて空気の吐出方向が重ならないようにして、上下2段に並べている。このように2個のファンを上下に配置することにより、1個の高出力ファンを使用するよりも騒音の発生を抑えることが可能になる。なお、いずれの例においても、ファンの回転方向は同じ方向になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-114302号公報
国際公開2018/236122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前述の例においても課題は残されている。特許文献1のように奥行方向にずらした場合には、上下のファンのどちらも送風経路が確保されるので騒音の発生を効果的に抑制することができるが、ファンをずらして配置したぶん空調装置の外形が奥行方向に延びてしまうことになる。一方、特許文献2のようにファンの角度を変えて配置した場合には、空調装置の外形を小さくすることはできるが、下側のファンの送風経路が上側のファンによって狭くなってしまうため、狭くなった部分で流速が増加して騒音値が悪化する恐れがある。よって、小型化と静音性を両立させるファンの配置には改善の余地がある。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、高出力でありながら、コンパクトで静音性に優れた空調装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、吸気口と吹出口を有する本体内に、
遠心ファンとこの遠心ファンが収容されるスクロールケーシングを有するファンユニットを複数備えた空調装置であって、
前記ファンユニットは、前記本体内の空気流方向に並んで配設される第1ファンユニットと第2ファンユニットを有し、
前記第1ファンユニットと前記第2ファンユニットは、前記吹出口の方向に空気の吐出口を向け、かつ前記遠心ファンの回転方向が反対となるように配設される空調装置である。
【0010】
また、本発明は、吸気口と吹出口を有する本体内に、
遠心ファンとこの遠心ファンが収容されるスクロールケーシングを有する4つのファンユニットと、
回転軸の両端に前記ファンユニットが接続される2つのモータと、を備え
前記ファンユニットは、前記吹出口の方向に空気の吐出口を向けて配設され、
前記モータは、鉛直方向に並んで配置される上モータと下モータからなり、
前記上モータに接続される前記ファンユニットと、前記下モータに接続される前記ファンユニットは、前記遠心ファンの回転方向が反対となるように配設される空調装置である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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