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公開番号2025014703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117472
出願日2023-07-19
発明の名称給湯装置
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24H 1/14 20220101AFI20250123BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】熱交換器の腐食耐性を向上できる給湯装置を提供する。
【解決手段】熱源機2と、給水管7と、熱源機2の発する熱によって給水管7からの湯水を加熱する熱交換器6と、熱交換器6の湯水を出湯する出湯管8と、出湯管8へ流れる湯水の流量を計測する流量計測手段12と、熱交換器6の湯水の温度を計測する水温計測手段38と、熱源機2の運転を制御する制御部22と出湯管8または熱交換器6の内部の湯水に接するように配置されて、出湯管8または熱交換器6の金属素材が湯水に溶出し腐食するのを抑制する防食電極70と、防食電極70の対極71と、を備え、制御部22は、流量計測手段12による検出値が第1流量未満で、かつ、水温計測手段38の検出値が第1温度以上のとき、防食電極70と対極71の間に所定時間のあいだ防食電流を流すとした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
熱源機と、
給水管と、
前記熱源機の発する熱によって前記給水管からの湯水を加熱する熱交換器と、
前記熱交換器の湯水を出湯する出湯管と、
前記給水管から前記出湯管へ流れる湯水の流量を計測する流量計測手段と、
前記熱交換器の湯水の温度を計測する水温計測手段と、
前記熱源機の運転を制御する制御部と
前記出湯管または前記熱交換器の内部の湯水に接するように配置されて、前記出湯管または前記熱交換器の金属素材が湯水に溶出し腐食するのを抑制する防食電極と、
前記防食電極の対極と、
を備え、
前記制御部は、
前記流量計測手段による検出値が第1流量未満で、かつ、前記水温計測手段の検出値が第1温度以上のとき、
前記防食電極と前記対極の間に所定時間のあいだ防食電流を流す
ことを特徴とする給湯装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記熱源機は、
燃油を着火温度まで加熱して気化する気化ヒータを有する気化器と、
前記気化器の温度を検出する気化器温度検出手段と、
前記気化器に燃油を供給する燃料ポンプと、
を有する灯油気化式バーナであり、
前記気化ヒータは、前記熱交換器より下方に配置され、
前記制御部は、
前記流量計測手段の検出値が前記第1流量未満の場合に前記気化ヒータに通電して前記気化器を予熱可能であり、
前記流量計測手段の検出値が前記第1流量以上の場合に前記熱源機を駆動して出湯する
ことを特徴とする請求項1に記載した給湯装置。
【請求項3】
循環ポンプを備えて浴槽の湯水を循環加熱する風呂追焚回路と、
前記風呂追焚回路に接続され、前記熱交換器と共通の前記熱源機で加熱される風呂熱交換器と、
前記制御部と電気的に接続した追焚開始手段と、
を備え、
前記制御部は、前記追焚開始手段により追い焚き開始が指示されると、前記熱源機と前記循環ポンプを駆動させて前記浴槽の湯水を循環加熱する
ことを特徴とする請求項1に記載した給湯装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は給湯装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、この種のものでは、熱源機としてのバーナと、給水管と、前記バーナの発する熱によって給水管からの湯水を加熱する熱交換器と、この熱交換器の湯水を出湯する出湯管とを備え、給水管には流量を検出する流量センサが設けられており、バーナには燃油を着火温度まで加熱して気化するための気化ヒータが備えられており、運転スイッチがオンされると、気化ヒータに通電して、燃油を気化可能な温度、例えば気化器の温度が200℃~250℃に維持されるスタンバイ状態となるものがあった。(例えば、特許文献1)
【0003】
また、給水管と熱交換器と出湯管を有する給湯回路と、浴槽に接続された風呂追焚回路とを1つのバーナで加熱する給湯装置で、この給湯装置は、追い炊き運転の際は、バーナを燃焼させると共に、風呂追焚回路に備えた循環ポンプを駆動して、湯張りされた浴槽の湯水を循環加熱するものであった。(例えば、特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6826932号公報
特開2002-191080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1の従来の給湯装置では、スタンバイ状態で、熱要求に対して即座に給湯できるようヒータを予熱しておくので、この予熱によって、熱交換器内の水温は60℃から70℃程度まで上昇しており、熱交換器の内壁は流動していない湯水に接しつつ、孔食が発生しやすい温度に曝されているものであった。
【0006】
また、特許文献2の従来の給湯装置では、追い炊き運転の際は、バーナを燃焼させると共に、風呂追焚回路に備えた循環ポンプを駆動して、湯張りされた浴槽の湯水を循環加熱する一方、給湯回路で出湯を行っていない場合は、バーナが共通のために給湯回路内の水温が部分的に上昇し、給湯回路の内壁は流動していない湯水に接しつつ、孔食が発生しやすい温度に曝されているものであった。
【0007】
いずれの給湯装置も、給湯回路の内壁は流動していない湯水に接しつつ、孔食が発生しやすい温度に曝されるものであり、特に水温が70℃前後になると孔食が発生しやすくなることが知られており、孔食が発生すると水漏れにつながる可能性が高まるため、改善の余地があった。
【0008】
本発明はかかる背景を鑑みてなされたものであり、熱交換器の腐食耐性を向上できる給湯装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1では、熱源機と、給水管と、前記熱源機の発する熱によって前記給水管からの湯水を加熱する熱交換器と、前記熱交換器の湯水を出湯する出湯管と、前記給水管から前記出湯管へ流れる湯水の流量を計測する流量計測手段と、前記熱交換器の湯水の温度を計測する水温計測手段と、前記熱源機の運転を制御する制御部と前記出湯管または前記熱交換器の内部の湯水に接するように配置されて、前記出湯管または前記熱交換器の金属素材が湯水に溶出し腐食するのを抑制する防食電極と、前記防食電極の対極と、を備え、前記制御部は、前記流量計測手段による検出値が第1流量未満で、かつ、前記水温計測手段の検出値が第1温度以上のとき、前記防食電極と前記対極の間に所定時間のあいだ防食電流を流すことを特徴とした。
【0010】
請求項2では、前記熱源機は、燃油を着火温度まで加熱して気化する気化ヒータを有する気化器と、前記気化器の温度を検出する気化器温度検出手段と、前記気化器に燃油を供給する燃料ポンプと、を有する灯油気化式バーナであり、前記気化ヒータは、前記熱交換器より下方に配置され、前記制御部は、前記流量計測手段の検出値が前記第1流量未満の場合に前記気化ヒータに通電して前記気化器を予熱可能であり、前記流量計測手段の検出値が前記第1流量以上の場合に前記熱源機を駆動して出湯することを特徴とした。
(【0011】以降は省略されています)

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