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公開番号2025029904
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023134789
出願日2023-08-22
発明の名称暖房装置
出願人ダイニチ工業株式会社
代理人
主分類F24H 3/04 20220101AFI20250228BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】吹出口周辺の部品の反りや歪みを抑え、信頼性の向上および暖房性能の低下を抑制することのできる暖房装置を提供する。
【解決手段】熱発生手段7と、熱発生手段7で発生した熱を温風として吹き出す吹出口4を備えた暖房装置であって、横長状の開口2aが設けられた前パネル2と、ルーバ20を備えるとともに開口2aに取り付けられて吹出口2を形成する吹出口本体30と、前パネル2の内側に取り付けられて吹出口本体30と係止する保持部材40と、を備える。吹出口本体30に保持部材40を係止させることで、吹出口本体30の反りや歪みが抑えられるので、前パネル2との間に隙間が生じてしまうことが抑制される。これにより、温風は速やかに吹出口4から排出されることとなるので、信頼性の向上および暖房性能の低下を抑制することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
熱発生手段と、
前記熱発生手段で発生した熱を温風として吹き出す吹出口を備えた暖房装置であって、
横長状の開口が設けられた前パネルと、
ルーバを備えるとともに、前記開口に取り付けられて前記吹出口を形成する吹出口本体と、
前記前パネルの内側に取り付けられ、前記吹出口本体と係止する保持部材と、を備える暖房装置。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記保持部材は、格子部と前記格子部の外周に設けられた枠部とからなり、
前記枠部が前記吹出口本体と係止する請求項1記載の暖房装置。
【請求項3】
前記枠部は、前記吹出口本体を上方に押し上げる押上部を有する請求項2記載の暖房装置。
【請求項4】
前記ルーバは水平方向に延びる複数の羽根を有し、
前記羽根の少なくとも一つは前記格子部の横材と同じ高さに設けられている請求項3または4記載の暖房装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、暖房装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、本体の内部に例えばヒータ等の熱発生手段を備え、熱発生手段で発生した熱を本体の前面に設けられた吹出口から吹き出す暖房装置が開示されている。吹出口にはルーバと呼ばれる薄板状の部材が複数設けられていて、ルーバによって温風を整流し、吹き出される方向の調節を行っている。
【0003】
そしてこのルーバは、暖房装置の前面を形成する前パネルとは別体にて構成されており、暖房装置の組み立て工程において、前パネルに形成された開口部にルーバを取り付けるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-203760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述のように前パネルとルーバは別体で構成されているため、経時変化によって反りや歪みが発生すると、前パネルとルーバとの間に隙間が生じてしまう。隙間が空くことによって温風の流れが変わってしまうと、予期せぬ部分が局所的に高温になることで製品の信頼性を損ねたり、温風が拡散することで暖房性能の低下を引き起こしたりするおそれがある。また、隙間があることで外観の意匠性も損なわれてしまう。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、吹出口周辺の部品の反りや歪みを抑え、信頼性の向上および暖房性能の低下を抑制することのできる暖房装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、熱発生手段と、
前記熱発生手段で発生した熱を温風として吹き出す吹出口を備えた暖房装置であって、
横長状の開口が設けられた前パネルと、
ルーバを備えるとともに、前記開口に取り付けられて前記吹出口を形成する吹出口本体と、
前記前パネルの内側に取り付けられ、前記吹出口本体と係止する保持部材と、を備える暖房装置である。
【発明の効果】
【0008】
上述のように構成することにより、吹出口周辺の反りや歪みが抑えられるので、信頼性の向上および暖房性能の低下を抑制することができる。また、外観の意匠性も良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の暖房装置の外観斜視図である。
本実施形態の暖房装置の内部構成を示す断面図である。
本実施形態の暖房装置における前パネルの分解図である。
保持部材の一例を示す図である。
保持部材が取り付けられた状態の前パネルを内側から見た図である。
図5における押上部の拡大図である。
吹出口部分を拡大した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
好適と考える本発明の実施形態を、本発明の作用を示して簡単に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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