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公開番号2025035077
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141869
出願日2023-08-31
発明の名称住宅換気空調システム
出願人個人
代理人
主分類F24F 7/08 20060101AFI20250306BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】給気される空気の清浄とコストやメンテナンス性,防音性を向上させるために,各部屋が屋外と直接通気することなく,長い給気用ダクトを用いず,床下空間や階間空間や屋根裏空間を通気空間として用いずに住宅の第一種換気・全館空調を実現するシステムを構築することを目的とする.
【解決手段】第一種換気装置が主居室近くにあり,給気口と空調装置が主居室にあり,排気口のあるサニタリールームへ換気空調された空気が流れ,その途中で副居室の壁にある非熱交換換気扇にて換気空調された空気がそれぞれの部屋に分流していきわたり全居室がカバーされる.
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
リビング・ダイニングルームを代表とする住宅の居室の中でも主要な生活の場であり最も空気の清浄を図りたい部屋を主居室とし,それ以外の居室を副居室とし,廊下や階段や玄関ホールなど通り抜けを主な目的とする空間を通行空間とすると,
第一種換気装置が主居室または主居室に隣接する部屋に設置され,第一種換気装置からの給気口が主居室および/または主居室に隣接する部屋に開口し,屋外からの空気が給気され,
排気口がサニタリールームの一室または複数の部屋にて開口し,排気口からダクトを通って排気空気が第一種換気装置により屋外へ排出され,
それら給気口のある部屋から排気口のある部屋までの屋内空間の経路の途中のドアおよび/または壁には通気構造があり,
各副居室と,通行空間および/または主居室との間の壁をまたぐ非熱交換換気扇があり,
空調装置が主居室または主居室に隣接する部屋にあることを特徴とする住宅用第一種換気空調システム.

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は住宅設備の第一種換気・空調システムに関するものである.
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
住宅には室内温度を調節するエアコン等の空調装置にて快適な室温にする機能が必要であり高気密住宅はその室温を保持しやすくすることができるが,一方で二酸化炭素の蓄積やシックハウスの問題を解消するために屋外との換気が一定量必要である.換気システムにおいて,給気と排気をそれぞれファンで能動的に行うものを,第一種換気と呼び,適切な換気量を定常で行うことができる.さらに第一種換気には熱交換換気というものがあり,室内から屋外へ排気する空気と屋外から室内へ給気する空気との間で熱を伝達させることにより,空調された空気のエネルギーを再利用して室内に送りこむことができ,空調の省エネルギー化に重要である.
【0003】
住宅の第一種換気・全館空調システムには,一台の換気装置と付属する空調装置から各部屋へダクトにより給排気を行うシステムがあるが,ダクトは長くて多数あり,ダクト内の清掃は通常行うことがないため,経年的に汚染されていく.特に給気用のダクト内にたまるほこりやカビ等の汚染があると住人の健康に問題を引き起こす.ダクトは細く長く曲がっているので,ダクト内の清掃は困難であるし,ダクトの取り換えも困難である.また,ダクトを各部屋に通すことは工費がかかる.
【0004】
また,ダクトの代わりに床下空間や階間空間(天井裏)や屋根裏空間に換気装置や空調装置を設置し,それらの空間を換気空調し,それらの空間から各部屋に給気するシステムがあるが,それらの空間はよどみ易く,強い風力を必要とし,さらに,それらの空間の全体的な清掃等のメンテナンスは,人が容易に入り込める場所ではないため難しい.
【0005】
全ての部屋ごとに屋外と吸排気する換気装置と空調装置を設置する方法はダクトが不要であるが,屋外と給排気する換気口から屋外の騒音が室内へ直接侵入してしまう.また換気装置と空調装置が部屋数分の多数必要になりコストがかかる.高気密高断熱住宅では1,2台の空調装置だけで全室内をカバーできる程,空調能力は十分であり,多数の空調装置はオーバースペックで,小部屋ではむしろ温度調節が難しくなる.
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許5094894
特開2012-21758
特許6211675
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
給気される空気の清浄を長期にわたり維持することと,コストやメンテナンス性,防音性能を向上させるために,各部屋が直接屋外と通気することなく,長い給気用ダクトを用いず,床下空間や階間空間や屋根裏空間を通気空間として用いずに住宅の第一種換気・全館空調を実現するシステムを構築することを目的とする.
【課題を解決するための手段】
【0008】
ここでは,リビング・ダイニングルームを代表とする住宅の居室の中でも広くて多くの人が居留したり長く居留したりする主要な生活の場であり,最も空気の清浄を図りたい部屋を主居室とし,それ以外の居室を副居室とする.また,廊下を代表とする階段や玄関ホールなどを含め,通り抜けを主な目的とする空間を通行空間とする.トイレ,浴室,脱衣洗面室,洗濯・物干し部屋を総称してサニタリールームと呼ばれている.第一種換気装置が主居室または主居室に隣接する部屋に設置され,第一種換気装置からの給気口が主居室やそれに隣接する部屋に開口し,屋外からの空気が給気される.排気口がサニタリールームの一室または複数の部屋にて開口し,排気口からダクト内を通って排気空気が第一種換気装置により屋外へ排出される.それら給気口のある部屋から排気口のある部屋までの屋内空間の経路の途中のドアや壁にはアンダーカットやガラリ等の通気構造がある.各副居室と,通行空間や主居室との間の壁をまたぐ非熱交換換気扇がある.そして,空調装置が主居室または主居室に隣接する部屋にある.
【0009】
給気口と空調装置がある主居室は屋外からの新鮮な空気が空調され,そこから排気口のあるサニタリールームへ換気空調された空気が流れ,その途中で各副居室の壁にある非熱交換換気扇にて換気空調された空気がそれぞれの部屋に分流していきわたり全居室がカバーされる.
【発明の効果】
【0010】
当方法では給気用ダクトが必要ないか,あっても短いもので十分であり,ダクトに関係する前述の問題が解消される.床下空間や階間空間(天井裏)や屋根裏空間に空調装置や第一種換気装置を設置するが,その空間に通気しないため,その空間のメンテナンスが不要である.基本的には第一種換気装置も空調装置も一つで住居全体を賄うことが可能である.清掃もそれに付随するフィルターだけとなる.
(【0011】以降は省略されています)

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