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公開番号2025077079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189009
出願日2023-11-06
発明の名称給湯暖房機
出願人株式会社パロマ
代理人個人
主分類F24H 9/20 20220101AFI20250512BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】バーナからの排気が供給される熱交換器にフィンが設けられる構成の給湯暖房機に関し、フィンの間に詰まりが生じた場合に、詰まりの発生をより正確に検出しやすい技術を提供する。
【解決手段】給湯暖房機1において、異常検出部は、給湯燃焼室5Aにおいて第1バーナが燃焼状態である場合には、駆動源に与えられる電流が所定の電流上昇状態であるか否かに基づいて異常を判定する。異常検出部は、給湯燃焼室5Aにおいて第1バーナが非燃焼状態となっており、暖房燃焼室6Aにおいて仕切部材80に最も近接する第2バーナが燃焼状態となっている場合には、温度センサ82によって検知される温度が所定の温度上昇状態であるか否かに基づいて異常を判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガスを燃焼させる第1バーナと、前記第1バーナで生じた排気によって加熱される第1熱交換器と、を備え、外部から供給される水を前記第1熱交換器によって加熱して湯を供給する給湯回路と、
ガスを燃焼させる第2バーナと、前記第2バーナで生じた排気によって加熱される第2熱交換器と、前記第2熱交換器を通すように熱媒を循環させる経路である熱媒循環路と、を備え、前記第2熱交換器によって前記熱媒を加熱し、前記熱媒循環路を介して前記熱媒を暖房端末へと供給する暖房回路と、
前記第1バーナ、前記第2バーナ、前記第1熱交換器、及び前記第2熱交換器を収容する収容体と、
前記収容体内を仕切る仕切部材と、
前記収容体内に空気を供給するファンと、
前記ファンを制御するファン制御装置と、
前記仕切部材に設けられる温度センサと、
前記収容体内における気体の流動の異常を検出する異常検出部と、
を備え、
前記収容体の内部において、前記第1バーナ及び前記第1熱交換器を収容する給湯燃焼室と前記第2バーナ及び前記第2熱交換器を収容する暖房燃焼室とが、前記仕切部材によって仕切られた構成で区画され、
前記給湯燃焼室において前記第1バーナが配置された全領域が複数のバーナブロックに区分けされ、前記暖房燃焼室において前記第2バーナが配置された全領域が複数のバーナブロックに区分けされており、
前記温度センサは、前記暖房燃焼室の温度を検出するように配置され、
前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器に複数のフィンが設けられ、
前記ファンは、回転体と前記回転体を回転させる駆動源とを有し、前記駆動源に与えられる電流が大きいほど前記回転体の回転数が増大する構成をなし、
前記ファン制御装置は、前記駆動源に与える電流を増減することにより前記回転体の回転数を制御し、
前記異常検出部は、
前記給湯燃焼室においていずれかの前記バーナブロックが燃焼状態である場合には、前記駆動源に与えられる電流が所定の電流上昇状態であるか否かに基づいて前記異常を判定し、
前記給湯燃焼室においていずれの前記バーナブロックも非燃焼状態となっており、前記暖房燃焼室において前記仕切部材に最も近接する前記バーナブロックが燃焼状態となっている場合には、前記温度センサによって検知される温度が所定の温度上昇状態であるか否かに基づいて前記異常を判定する
給湯暖房機。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記異常検出部は、前記給湯燃焼室においていずれの前記バーナブロックも非燃焼状態となっており、前記暖房燃焼室において前記仕切部材に最も近接する前記バーナブロックが非燃焼状態となっており且つ前記仕切部材に最も近接する前記バーナブロックよりも前記仕切部材から離れた前記バーナブロックが燃焼状態となっている場合には、前記異常の検出を行わない
請求項1に記載の給湯暖房機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯暖房機に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ガス器具として構成される燃焼装置の一例が開示されている。特許文献1の燃焼装置は、装置本体内の下位にバーナが配設され、熱交換器がバーナの上位に配設され、バーナの燃焼により熱交換器を加熱するように構成される。そして、バーナの燃焼に必要な空気と装置本体内の冷却に必要な空気とがファンによって装置本体内に供給される。装置本体内にはバーナの燃焼ガスの温度を検出する温度検出手段が設けられる。温度検出手段は、装置本体内に挿入された感熱棒と、感熱棒の根元部に取り付けられた感熱素子と、を有する。燃焼装置は、温度検出手段が検出した温度に基づいて、熱交換器に設けられた複数のフィン間の詰まりを検知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-240716公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の燃焼装置は、装置本体内を、第一のバーナ及び第一の熱交換器が収容される第一の収容空間と、第二のバーナ及び第二の熱交換器が収容される第二の収容空間とに仕切るように仕切部材が設けられる。そして、燃焼ファンは、第一の収容空間及び第二の収容空間に対して、第一のバーナ及び第二のバーナの燃焼に必要な空気と仕切部材の表面の冷却に必要な空気とを供給する。そして、仕切部材の内部には、根元部に感熱素子が取り付けられた感熱棒が挿入される。このような構成のものでは、熱交換器に設けられたフィンの間において詰まりが生じると、詰まりが無い場合と比較して収容空間内の空気が不足するため、火炎は空気を求めて上方に伸びる。このような特徴があるため、温度検出手段が検出する温度が上昇傾向にあるか否かを判定することで、フィンに詰まりが生じているか否かを判定することができる。
【0005】
しかしながら、特許文献1のような判定方法では、仕切部材に近接するバーナが非燃焼状態のときに詰まりを高精度に検出しにくいという問題がある。仕切部材に近接するバーナが非燃焼状態のときには、仮にフィンに詰まりが生じて火炎が伸びたとしても、伸びた火炎が温度検出手段から離れている可能性が高く、温度検出手段付近が迅速に温度上昇しにくいからである。
【0006】
本開示の目的の一つは、バーナからの排気が供給される熱交換器にフィンが設けられる構成の給湯暖房機に関し、フィンの間に詰まりが生じた場合に、詰まりの発生をより正確に検出しやすい技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一つである給湯暖房機は、
ガスを燃焼させる第1バーナと、前記第1バーナで生じた排気によって加熱される第1熱交換器と、を備え、外部から供給される水を前記第1熱交換器によって加熱して湯を供給する給湯回路と、
ガスを燃焼させる第2バーナと、前記第2バーナで生じた排気によって加熱される第2熱交換器と、前記第2熱交換器を通すように熱媒を循環させる経路である熱媒循環路と、を備え、前記第2熱交換器によって前記熱媒を加熱し、前記熱媒循環路を介して前記熱媒を暖房端末へと供給する暖房回路と、
前記第1バーナ、前記第2バーナ、前記第1熱交換器、及び前記第2熱交換器を収容する収容体と、
前記収容体内を仕切る仕切部材と、
前記収容体内に空気を供給するファンと、
前記ファンを制御するファン制御装置と、
前記仕切部材に設けられる温度センサと、
前記収容体内における気体の流動の異常を検出する異常検出部と、
を備え、
前記収容体の内部において、前記第1バーナ及び前記第1熱交換器を収容する給湯燃焼室と前記第2バーナ及び前記第2熱交換器を収容する暖房燃焼室とが、前記仕切部材によって仕切られた構成で区画され、
前記給湯燃焼室において前記第1バーナが配置された全領域が複数のバーナブロックに区分けされ、前記暖房燃焼室において前記第2バーナが配置された全領域が複数のバーナブロックに区分けされており、
前記温度センサは、前記暖房燃焼室の温度を検出するように配置され、
前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器に複数のフィンが設けられ、
前記ファンは、回転体と前記回転体を回転させる駆動源とを有し、前記駆動源に与えられる電流が大きいほど前記回転体の回転数が増大する構成をなし、
前記ファン制御装置は、前記駆動源に与える電流を増減することにより前記回転体の回転数を制御し、
前記異常検出部は、
前記給湯燃焼室においていずれかの前記バーナブロックが燃焼状態である場合には、前記駆動源に与えられる電流が所定の電流上昇状態であるか否かに基づいて前記異常を判定し、
前記給湯燃焼室においていずれの前記バーナブロックも非燃焼状態となっており、前記暖房燃焼室において前記仕切部材に最も近接する前記バーナブロックが燃焼状態となっている場合には、前記温度センサによって検知される温度が所定の温度上昇状態であるか否かに基づいて前記異常を判定する。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る技術によれば、バーナからの排気が供給される熱交換器にフィンが設けられる構成の給湯暖房機に関し、フィンの間に詰まりが生じた場合に、詰まりの発生をより正確に検出しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る給湯暖房機の構成を概略的に例示する概略回路図である。
図2は、給湯側バーナユニットにおける各燃焼段でのインプット要求量(ガス供給量)とファン回転数との対応関係を例示するグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の〔1〕~〔2〕の各々は、本開示に含まれる給湯暖房機の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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