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公開番号
2025094395
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023209880
出願日
2023-12-13
発明の名称
温水装置の組立方法、及び温水装置の排気ユニット
出願人
株式会社パロマ
代理人
個人
,
個人
主分類
F24H
9/02 20060101AFI20250618BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】ネジ留めによる組み間違いを防止できる温水装置の組立方法、及び温水装置の排気ユニットを提供する。
【解決手段】通常の給湯器の場合、排気フード4の固定フランジ41に排気トップをネジ留めする。通常よりも前後幅の長い筐体で給湯器を組み立てる場合、排気フード4と排気トップの間に取り付ける固定板7と延長アダプタを準備する。固定板7には、板固定工程で使用する複数の固定穴71と、アダプタ固定工程で使用する複数の固定穴が設けられる。板固定工程は排気フード4の固定フランジ41に固定板7を固定する工程である。アダプタ固定工程は固定板7に延長アダプタを固定する工程である。固定板7の前面において複数の固定穴71の夫々の近傍にはマーク75が刻設される。板固定工程において作業者はマーク75によって固定穴71を容易に判別できる。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
バーナからの燃焼排気で通水を加熱する伝熱管を有する熱交換器と、前記熱交換器を通過した前記燃焼排気を外部に排出する排気部と、前面が開口し、前記熱交換器及び前記排気部を内側に取り付ける第1筐体と、前記第1筐体の開口する前面に取り付けられる第1カバーとを備え、前記第1カバーには、前記排気部の前方に開口する排気口に相対する位置に第1挿入口が設けられ、前記第1筐体から前記第1筐体よりも前後幅の長い第2筐体に変更した場合に、前記第2筐体の開口する前面には第2カバーが取り付けられ、前記排気口から前記第2カバーの前記排気口に相対する位置に設けられた第2挿入口までの距離が、前記排気口から前記第1挿入口までの距離に比べて長くなる温水装置の組立方法であって、
前記第1筐体で前記温水装置を組み立てる場合、
前記排気部の前記排気口の周縁部に対して筒状に設けられた排気トップを位置決めし、前記周縁部に設けられた第1固定穴の位置に対して、前記排気トップに設けられた第2固定穴の位置を合わせてネジ留めする第1工程と、
前記第1工程にて前記周縁部に前記排気トップがネジ留めされた状態で、前記第1筐体の開口する前面に前記第1カバーを取り付けると共に、前記排気トップの前端部を前記第1挿入口に対して後方から挿入する第2工程と
を備え、
前記第2筐体で前記温水装置を組み立てる場合、
前記排気口に相対する部分に開口を有し、前記第1固定穴に対応する第3固定穴と、前記第3固定穴とは異なる位置の第4固定穴と、前記第3固定穴若しくは前記第4固定穴を判別する為のマークとを有する固定板と、前後方向に延び、前記第4固定穴に対応する第5固定穴と、前記第2固定穴に対応する第6固定穴とを備える筒状の延長アダプタとを準備し、
前記排気口の前記周縁部に前記固定板を位置決めし、前記周縁部に設けられた前記第1固定穴の位置に対して、前記固定板に設けられ、前記マークによって判別される前記第3固定穴の位置を合わせてネジ留めする第3工程と、
前記固定板に前記延長アダプタを位置決めし、前記固定板に設けられた前記第4固定穴の位置に対して、前記延長アダプタに設けられた前記第5固定穴の位置を合わせてネジ留めする第4工程と、
前記延長アダプタに対して前記排気トップを位置決めし、前記延長アダプタに設けられた前記第6固定穴の位置に対して、前記排気トップに設けられた前記第2固定穴の位置を合わせてネジ留めする第5工程と、
前記第4工程にて前記固定板に対して前記延長アダプタがネジ留めされ、且つ前記第5工程にて前記延長アダプタに対して前記排気トップがネジ留めされた状態で、前記第2筐体の開口する前面に前記第2カバーを取り付けると共に、前記排気トップの前記前端部を前記第2挿入口に対して後方から挿入する第6工程と
を備えたこと
を特徴とする温水装置の組立方法。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記マークは前記第3固定穴に隣接して設けられたこと
を特徴とする請求項1に記載の温水装置の組立方法。
【請求項3】
前記マークは前記固定板の前記前面に刻設されたこと
を特徴とする請求項1又は2に記載の温水装置の組立方法。
【請求項4】
バーナからの燃焼排気で通水を加熱する熱交換器を通過した前記燃焼排気を外部に排出する排気口を備えた排気部と、前記排気部の周縁部に直接又は間接的に固定される筒状の排気トップとを備え、前面が開口し、前記熱交換器及び前記排気部を内側に取り付ける第1筐体と、前記第1筐体の開口する前面に取り付けられ、前記排気部の前記排気口に相対する位置に前記排気トップの前端部が後方から挿入される第1挿入口を備える第1カバーとを備える第1の温水装置、又は、前記第1筐体から前記第1筐体よりも前後幅の長い第2筐体と、前記第2筐体の開口する前面に取り付けられる第2カバーとを備え、前記排気口から前記第2カバーの前記排気口に相対する位置に設けられた第2挿入口までの距離が、前記排気口から前記第1挿入口までの距離に比べて長くなる第2の温水装置の何れかに設けられる温水装置の排気ユニットであって、
前記第1の温水装置に設けられる場合には、
前記排気部の前記周縁部に設けられた第1固定穴に対して、前記排気トップに設けられた第2固定穴が位置決めされて前記周縁部に対して前記排気トップがネジ留めされる一方、
前記第2の温水装置に設けられる場合には、前記排気部と前記排気トップの間に介設される固定板及び延長アダプタをさらに備え、
前記固定板は、前記排気口に相対する部分に開口を有し、前記延長アダプタは、前後方向に延びる筒状を呈し、
前記固定板には、前記第1固定穴に対応する第3固定穴と、前記第3固定穴とは異なる位置の第4固定穴と、前記第3固定穴若しくは前記第4固定穴を判別する為のマークとが設けられ、
前記延長アダプタには、前記第4固定穴に対応する第5固定穴と、前記第2固定穴に対応する第6固定穴とが設けられ、
前記排気口の前記周縁部に設けられた前記第1固定穴に対して、前記固定板に設けられ、前記マークによって判別される前記第3固定穴が位置決めされて前記周縁部に対して前記固定板がネジ留めされ、
前記固定板に設けられた前記第4固定穴に対して、前記延長アダプタに設けられた前記第5固定穴が位置決めされて、前記固定板に対して前記延長アダプタがネジ留めされ、
前記延長アダプタに設けられた前記第6固定穴の位置に対して、前記排気トップに設けられた前記第2固定穴が位置決めされて、前記延長アダプタに対して前記排気トップがネジ留めされ、
前記固定板に対して前記延長アダプタがネジ留めされ、且つ前記延長アダプタに対して前記排気トップがネジ留めされた状態で、前記第2筐体の開口する前面に前記第2カバーが取り付けられると共に、前記排気トップの前記前端部が前記第2挿入口に対して後方から挿入されること
を特徴とする温水装置の排気ユニット。
【請求項5】
前記延長アダプタは、前記固定板に当接して固定される板状の被固定部を備え、
前記被固定部は、
前記第5固定穴と、
前記固定板の前記第3固定穴に対応する位置に設けられ、前記第3固定穴に締結されるネジの頭部との干渉を避ける為の逃がし穴と
を備えたこと
を特徴とする請求項4に記載の温水装置の排気ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、温水装置の組立方法、及び温水装置の排気ユニットに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、給湯器の筐体内にはバーナ、熱交換器、及び排気部が取り付けられる(例えば特許文献1参照)。筐体の開口する前面にはカバーが取り付けられる。排気部の排気口は前方に向けて開口する。カバーには、排気部の排気口に相対する位置に挿入口が設けられる。熱交換器の排気口の周縁部には筒状の排気トップがネジ留めされ、その排気トップの前端部がカバーの挿入口に後方から挿入される。
【0003】
このような構成の給湯器には、熱交換器の大きさが異なる類似機種が存在する。通常よりも大きいサイズの熱交換器を備える給湯器では、通常サイズの筐体に代えて大きいサイズの筐体を使用する。大きいサイズの筐体の奥行き(前後幅)は通常サイズの筐体の奥行きよりも長い。これに対して、排気部は共通部品なので、その結果、排気口と、大きいサイズの筐体の前面に取り付けられるカバーの挿入口との間の距離が長くなる。このことから、排気口の周縁部にネジ留めされた排気トップの前端部が挿入口に届かないという問題が生じる。
【0004】
この問題を解決する為、排気口の周縁部に固定板をネジ留めし、その固定板に対して前後方向に延びる筒状の延長アダプタをネジ留めする。そして、そのネジ留めされた延長アダプタに対して排気トップをネジ留めすることで、その排気トップの前端部を挿入口に対して後方から挿入することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-78688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
固定板には、排気口の周縁部にネジ留めする為の固定穴と、その固定板に対して延長アダプタをネジ留めする為の固定穴とが設けられている。このことから、工場での給湯器の組立時やメンテナンス時において、作業者が複数のステップに応じてネジ留めすべき固定穴を間違えてしまい、誤って組立てしまう可能性があった。
【0007】
本発明の目的は、ネジ留めによる組み間違いを防止できる温水装置の組立方法、及び温水装置の排気ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の温水装置の組立方法は、バーナからの燃焼排気で通水を加熱する伝熱管を有する熱交換器と、前記熱交換器を通過した前記燃焼排気を外部に排出する排気部と、前面が開口し、前記熱交換器及び前記排気部を内側に取り付ける第1筐体と、前記第1筐体の開口する前面に取り付けられる第1カバーとを備え、前記第1カバーには、前記排気部の前方に開口する排気口に相対する位置に第1挿入口が設けられ、前記第1筐体から前記第1筐体よりも前後幅の長い第2筐体に変更した場合に、前記第2筐体の開口する前面には第2カバーが取り付けられ、前記排気口から前記第2カバーの前記排気口に相対する位置に設けられた第2挿入口までの距離が、前記排気口から前記第1挿入口までの距離に比べて長くなる温水装置の組立方法であって、前記第1筐体で前記温水装置を組み立てる場合、前記排気部の前記排気口の周縁部に対して筒状に設けられた排気トップを位置決めし、前記周縁部に設けられた第1固定穴の位置に対して、前記排気トップに設けられた第2固定穴の位置を合わせてネジ留めする第1工程と、前記第1工程にて前記周縁部に前記排気トップがネジ留めされた状態で、前記第1筐体の開口する前面に前記第1カバーを取り付けると共に、前記排気トップの前端部を前記第1挿入口に対して後方から挿入する第2工程とを備え、前記第2筐体で前記温水装置を組み立てる場合、前記排気口に相対する部分に開口を有し、前記第1固定穴に対応する第3固定穴と、前記第3固定穴とは異なる位置の第4固定穴と、前記第3固定穴若しくは前記第4固定穴を判別する為のマークとを有する固定板と、前後方向に延び、前記第4固定穴に対応する第5固定穴と、前記第2固定穴に対応する第6固定穴とを備える筒状の延長アダプタとを準備し、前記排気口の前記周縁部に前記固定板を位置決めし、前記周縁部に設けられた前記第1固定穴の位置に対して、前記固定板に設けられ、前記マークによって判別される前記第3固定穴の位置を合わせてネジ留めする第3工程と、前記固定板に前記延長アダプタを位置決めし、前記固定板に設けられた前記第4固定穴の位置に対して、前記延長アダプタに設けられた前記第5固定穴の位置を合わせてネジ留めする第4工程と、前記延長アダプタに対して前記排気トップを位置決めし、前記延長アダプタに設けられた前記第6固定穴の位置に対して、前記排気トップに設けられた前記第2固定穴の位置を合わせてネジ留めする第5工程と、前記第4工程にて前記固定板に対して前記延長アダプタがネジ留めされ、且つ前記第5工程にて前記延長アダプタに対して前記排気トップがネジ留めされた状態で、前記第2筐体の開口する前面に前記第2カバーを取り付けると共に、前記排気トップの前記前端部を前記第2挿入口に対して後方から挿入する第6工程とを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2の温水装置の組立方法において、前記マークは前記第3固定穴に隣接して設けられてもよい。
【0010】
請求項3の温水装置の組立方法において、前記マークは前記固定板の前記前面に刻設されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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