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公開番号
2025106050
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-11
出願番号
2023223844
出願日
2023-12-31
発明の名称
給湯暖房機の製造方法、及び給湯暖房機
出願人
株式会社パロマ
代理人
個人
主分類
F24H
9/02 20060101AFI20250704BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】給湯暖房機に関し、筐体において共通構造をより大きく確保する。
【解決手段】給湯暖房機1は、暖房回路3と、暖房回路3を収容するように構成された筐体100と、重ね板140と、を有するものである。給湯暖房機1を製造するにあたり、熱媒循環路48において所定位置に設ける熱媒供給路38Fの数及び配置を決定する決定工程と、第2孔部146の数と配置の組み合わせが異なる複数種類の重ね板140の中から、第2孔部146の有無が決定工程によって決定された熱媒供給路38Fの数及び配置に対応する重ね板140を選択する選択工程と、選択工程によって選択された重ね板140を底面板110の所定位置に重ねて組み付ける組付工程と、を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
熱媒の出口を有する熱媒供給路を備え、前記熱媒供給路に対して放熱端末に設けられた端末流路が接続可能とされた給湯暖房機を製造する製造方法であって、
前記給湯暖房機は、
前記端末流路とともに前記熱媒を循環させる経路である熱媒循環路と、ガスを燃焼させるガスバーナと、前記ガスバーナでの燃焼によって生じた燃焼排気によって前記熱媒循環路を流れる前記熱媒を加熱する熱交換器と、を有し、前記熱媒供給路が前記熱媒循環路の一部を構成し、前記熱媒供給路を介して前記熱交換器によって加熱された前記熱媒を前記端末流路へと供給する暖房回路と、
第1孔部が複数設けられた底面板を備え、前記暖房回路を収容するように構成された筐体と、
前記第1孔部と連通させる第2孔部を1以上備える構成又は備えない構成をなし、前記底面板の所定位置に重ねる重ね板と、
を有するものであり、
前記熱媒循環路において前記所定位置に設ける前記熱媒供給路の数及び配置を決定する決定工程と、
前記第2孔部の数と配置の組み合わせが異なる複数種類の前記重ね板の中から、前記第2孔部の有無が前記決定工程によって決定された前記熱媒供給路の数及び配置に対応する前記重ね板を選択する選択工程と、
前記選択工程によって選択された前記重ね板を前記底面板の前記所定位置に重ねて組み付ける組付工程と、
を含む給湯暖房機の製造方法。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第1孔部及び前記第2孔部は、前記熱媒供給路を通すための孔部であり、
前記決定工程では、前記熱媒供給路の数及び配置の組み合わせが、予め用意された複数の組み合わせの中から選択され、
前記底面板には、前記複数の組み合わせにおける全ての前記熱媒供給路の位置を網羅し、全ての前記熱媒供給路の位置で前記熱媒供給路が挿通可能となるように前記第1孔部が設けられ、
前記決定工程によって1以上の前記熱媒供給路を前記所定位置に設けるように決定された場合には、前記決定工程によって決定された前記熱媒供給路の数及び配置に対応する前記第2孔部を有する重ね板を前記選択工程によって選択し且つ前記熱媒供給路が挿通されない前記第1孔部が存在する場合には当該第1孔部を塞ぐように構成された前記重ね板を前記選択工程によって選択し、前記組付工程では、前記第1孔部と前記第2孔部とを連通させるように前記重ね板を前記底面板の前記所定位置に重ねた状態で前記第1孔部及び前記第2孔部に対して前記熱媒供給路を挿通させる
請求項1に記載の給湯暖房機の製造方法。
【請求項3】
前記選択工程で選択対象となる複数種類の前記重ね板は、外形形状が共通形状である
請求項1又は請求項2に記載の給湯暖房機の製造方法。
【請求項4】
前記筐体は、前端側が開放した構成をなすとともに前記暖房回路を収容する筐体本体と、前記筐体本体を前側から開閉する前側カバーと、を有し、
前記前側カバーは、開口部を有するとともに前記筐体本体に対して着脱される本体部と、前記本体部の前記開口部を閉塞するように取り付けられる閉塞部と、を有し、
前記開口部は、少なくとも前記本体部の下端部寄りの位置に設けられ、
前記本体部から前記閉塞部が取り外された状態において前記前側カバーの前側の外部空間と前記筐体本体内の内部空間とが前記開口部を介して連通する構成をなし、
前記重ね板の前端側には、前記底面板よりも上方に立ち上がる第1立ち上がり部が設けられる
請求項1又は請求項2に記載の給湯暖房機の製造方法。
【請求項5】
前記重ね板側には、前記底面板よりも上方に立ち上がる第2立ち上がり部が設けられ、
前記底面板は、前記給湯暖房機の底面部を構成する底面板本体と、前記底面板本体から上方に立ち上がる第3立ち上がり部と、を備え、
前記組付工程では、前記第2立ち上がり部と前記第3立ち上がり部とを重ねた状態で、前記第2立ち上がり部及び前記第3立ち上がり部に対して導電性を有する第2連結部材を挿し通すように連結し、前記重ね板と前記底面板とを電気的に接続する
請求項1又は請求項2に記載の給湯暖房機の製造方法。
【請求項6】
熱媒の出口を有する熱媒供給路を備え、前記熱媒供給路に対して放熱端末に設けられた端末流路が接続可能とされた給湯暖房機であって、
前記端末流路とともに前記熱媒を循環させる経路である熱媒循環路と、ガスを燃焼させるガスバーナと、前記ガスバーナでの燃焼によって生じた燃焼排気によって前記熱媒循環路を流れる前記熱媒を加熱する熱交換器と、を有し、前記熱媒供給路が前記熱媒循環路の一部を構成し、前記熱媒供給路を介して前記熱交換器によって加熱された前記熱媒を前記端末流路へと供給する暖房回路と、
第1孔部が複数設けられた底面板を備え、前記暖房回路を収容するように構成された筐体と、
前記第1孔部と連通させる第2孔部を1以上備える構成又は備えない構成をなし、前記底面板の所定位置に重ねる重ね板と、
を有し、
前記重ね板は、前記第2孔部の数と配置の組み合わせが異なる複数種類の前記重ね板の中から、前記熱媒供給路の数及び配置に対応する前記重ね板が選択されたものである
給湯暖房機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯暖房機の製造方法、及び給湯暖房機に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、給湯暖房機の組立方法の一例が開示される。この組立方法は、設置時における前面及び底面が開放された略直方体形状のバックカバーと、バックカバーの底面に固定された底板とに、各装置を組み付ける。底板に、水量調整器と、給湯用ガス開閉器と、暖房用ガス開閉器と、水量調整器とを組み付け、バックカバーに、給湯用バーナと、暖房用バーナと、給湯用熱交換器と、暖房用熱交換器と、給湯用ファンと、暖房用ファンとを組み付ける。次に、各装置を組み付けた底板を、各装置を組み付けたバックカバーの開放される底面側に装着して固定し、バックカバーの開放される前面側にフロントカバーを固定することにより給湯暖房機が組み立てられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許4317393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示される給湯暖房機を含め、一般的な給湯暖房機は、外部に設けられた放熱端末(暖房端末)に熱媒を供給する出口流路(熱媒供給路の出口)を備えており、この出口流路の数や配置は、給湯暖房機の仕様によって異なっている。そして、出口流路は、接続のし易さや美観の面から、給湯暖房機の底面部から突出して設けられることが多い。
【0005】
このような事情があるため、給湯暖房機を製造する場合、出口流路の数や配置に対応した底面板を用意する必要があり、出口流路の数や配置が仕様毎に変わる場合には、仕様毎に異なる筐体を用意しなければならない。しかし、このように仕様毎に異なる筐体を用意する技術では、製造コストの高騰や部品管理の複雑化を招きやすい。
【0006】
本開示の目的の一つは、給湯暖房機に関し、筐体において共通構造をより大きく確保することができる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一つである給湯暖房機の製造方法は、
熱媒の出口を有する熱媒供給路を備え、前記熱媒供給路に対して放熱端末に設けられた端末流路が接続可能とされた給湯暖房機を製造する製造方法であって、
前記給湯暖房機は、
前記端末流路とともに前記熱媒を循環させる経路である熱媒循環路と、ガスを燃焼させるガスバーナと、前記ガスバーナでの燃焼によって生じた燃焼排気によって前記熱媒循環路を流れる前記熱媒を加熱する熱交換器と、を有し、前記熱媒供給路が前記熱媒循環路の一部を構成し、前記熱媒供給路を介して前記熱交換器によって加熱された前記熱媒を前記端末流路へと供給する暖房回路と、
第1孔部が複数設けられた底面板を備え、前記暖房回路を収容するように構成された筐体と、
前記第1孔部と連通させる第2孔部を1以上備える構成又は備えない構成をなし、前記底面板の所定位置に重ねる重ね板と、
を有するものであり、
前記熱媒循環路において前記所定位置に設ける前記熱媒供給路の数及び配置を決定する決定工程と、
前記第2孔部の数と配置の組み合わせが異なる複数種類の前記重ね板の中から、前記第2孔部の有無が前記決定工程によって決定された前記熱媒供給路の数及び配置に対応する前記重ね板を選択する選択工程と、
前記選択工程によって選択された前記重ね板を前記底面板の前記所定位置に重ねて組み付ける組付工程と、
を含む。
【0008】
本開示の一つである給湯暖房機は、
熱媒の出口を有する熱媒供給路を備え、前記熱媒供給路に対して放熱端末に設けられた端末流路が接続可能とされた給湯暖房機であって、
前記端末流路とともに前記熱媒を循環させる経路である熱媒循環路と、ガスを燃焼させるガスバーナと、前記ガスバーナでの燃焼によって生じた燃焼排気によって前記熱媒循環路を流れる前記熱媒を加熱する熱交換器と、を有し、前記熱媒供給路が前記熱媒循環路の一部を構成し、前記熱媒供給路を介して前記熱交換器によって加熱された前記熱媒を前記端末流路へと供給する暖房回路と、
第1孔部が複数設けられた底面板を備え、前記暖房回路を収容するように構成された筐体と、
前記第1孔部と連通させる第2孔部を1以上備える構成又は備えない構成をなし、前記底面板の所定位置に重ねる重ね板と、
を有し、
前記重ね板は、前記第2孔部の数と配置の組み合わせが異なる複数種類の前記重ね板の中から、前記熱媒供給路の数及び配置に対応する前記重ね板が選択されたものである。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る技術は、給湯暖房機に関し、筐体において共通構造をより大きく確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係る給湯暖房機(仕様1)を概略的に例示する概略回路図である。
図2は、図1の給湯暖房機(仕様1)の正面図である。
図3は、図1の給湯暖房機から閉塞部を外した状態を部分的に示す斜視図である。
図4は、図1の給湯暖房機から前側カバーを外した状態を部分的に示す斜視図である。
図5は、図1の給湯暖房機を上下逆にした状態を示す斜視図である。
図6は、図1の給湯暖房機の筐体本体、案内部材、重ね板等を示す斜視図である。
図7は、図6の状態から重ね板を取り外した状態を示す斜視図である。
図8は、図1の給湯暖房機に用いられる重ね板を示す斜視図である。
図9は、図1の給湯暖房機の一部を切断して示す断面斜視図である。
図10は、図1の給湯暖房機(仕様1)の底面板付近の一部を下側から見た図である。
図11は、仕様2の給湯暖房機の底面板付近の一部を下側から見た図である。
図12は、仕様3の給湯暖房機の底面板付近の一部を下側から見た図である。
図13は、仕様4の給湯暖房機の底面板付近の一部を下側から見た図である。
図14は、仕様2の給湯暖房機の筐体本体、熱動弁、案内部材、重ね板等を示す斜視図である。
図15は、仕様2の給湯暖房機の筐体本体、案内部材、重ね板等を示す斜視図である。
図16は、図15の状態から重ね板を取り外した状態を示す斜視図である。
図17は、仕様3の給湯暖房機から閉塞部を外した状態を部分的に示す斜視図である。
図18は、仕様3の給湯暖房機の筐体本体、案内部材、重ね板等を示す斜視図である。
図19は、図18の状態から重ね板を取り外した状態を示す斜視図である。
図20は、仕様3の給湯暖房機を上下逆にした状態を示す斜視図である。
図21は、仕様4の給湯暖房機から閉塞部を外した状態を部分的に示す斜視図である。
図22は、仕様4の給湯暖房機を上下逆にした状態を示す斜視図である。
図23は、仕様4の給湯暖房機の筐体本体、案内部材、重ね板等を示す斜視図であり、重ね板を取り外した状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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