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公開番号2025086197
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023200100
出願日2023-11-27
発明の名称熱源ユニット及び熱源ユニットの設置方法
出願人株式会社パロマ
代理人個人,個人
主分類F24H 9/02 20060101AFI20250530BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】設置環境等に応じて熱源ユニットのタンクユニットとヒートポンプユニットとのレイアウトを変更することができ、使い勝手に優れた熱源ユニット及び熱源ユニットの設置方法を提供する。
【解決手段】枠状に組まれたタンクフレーム11にタンク3が設置されたタンクユニット2と、枠状に組まれたHPフレーム21にヒートポンプが設置されたHPユニット20とに分割可能で、タンクユニット2とHPユニット20とを上下に積み重ねて設置するか、それともタンクユニット2とHPユニット20とを水平方向に並設するか選択可能とした。また、タンクユニット2とHPユニット20とを上下に積み重ねられていても、又、水平方向に並設されていても、タンク3側からヒートポンプの水熱交換器23へ湯水を送るタンク往き管4と、水熱交換器23からタンク3へ湯水を戻すタンク戻り管5とを、タンクユニット2とHPユニット20とに跨がって配管した。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
湯水を溜めるためのタンクと、前記タンク内の湯水を加熱するためのヒートポンプと、前記タンクと前記ヒートポンプとの間で湯水を循環させるための循環手段とを備えた熱源ユニットであって、
枠状に組まれたタンクフレームに前記タンクが設置されたタンクユニットと、枠状に組まれたヒートポンプフレームに前記ヒートポンプが設置されたヒートポンプユニットとに分割可能で、前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを上下に積み重ねて設置するか、それとも前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを水平方向に並設するか選択可能であるとともに、
前記循環手段の一構成要素で前記タンク側から前記ヒートポンプ側へ湯水を送るタンク往き管と、前記循環手段の一構成要素で前記ヒートポンプ側から前記タンク側へ湯水を戻すタンク戻り管とが、前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとに跨がって配管されていることを特徴とする熱源ユニット。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記タンクフレーム及び前記ヒートポンプフレームの上下両面及び左右両側面に、前記タンク往き管及び前記タンク戻り管を配管するための開口が設けられており、
前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを上下に積み重ねて設置する場合には、前記タンクフレーム及び前記ヒートポンプフレームの上面又は下面に設けられている前記開口を利用して前記タンク往き管及び前記タンク戻り管を配管する一方、
前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを水平方向に並設する場合には、前記タンクフレーム及び前記ヒートポンプフレームの左側面又は右側面に設けられている前記開口を利用して前記タンク往き管及び前記タンク戻り管を配管することを特徴とする請求項１に記載の熱源ユニット。
【請求項３】
前記タンクユニットが、前記タンクの容量が異なる複数種類のタンクユニットから選択された１のタンクユニットであるとともに、
前記ヒートポンプユニットが、前記ヒートポンプの熱媒体が異なる複数種類のヒートポンプユニットから選択された１のヒートポンプユニットであることを特徴とする請求項１又は２に記載の熱源ユニット。
【請求項４】
枠状に組まれたタンクフレームに、湯水を溜めるためのタンクが設置されたタンクユニットと、枠状に組まれたヒートポンプフレームに、前記タンク内の湯水を加熱するためのヒートポンプが設置されたヒートポンプユニットと、前記タンクと前記ヒートポンプとの間で湯水を循環させるための循環手段とを備えた熱源ユニットの設置方法であって、
前記タンクの容量が異なる複数種類のタンクユニットから１のタンクユニットを選択するとともに、前記ヒートポンプの熱媒体が異なる複数種類のヒートポンプユニットから１のヒートポンプユニットを選択する第１工程と、
前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを上下に積み重ねて設置するか、それとも前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを水平方向に並設するか選択し、選択した態様で前記タンクユニット及び前記ヒートポンプユニットを設置する第２工程と、
前記循環手段の一構成要素で前記タンク側から前記ヒートポンプ側へ湯水を送るタンク往き管と、前記循環手段の一構成要素で前記ヒートポンプ側から前記タンク側へ湯水を戻すタンク戻り管とを、前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとに跨がって配管する第３工程とを実行することを特徴とする熱源ユニットの設置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、湯水を溜めるタンクユニット、及びタンクユニットで溜められている湯を保温するためのヒートポンプユニットを備えた熱源ユニット、及び熱源ユニットの設置方法に関するものである。
続きを表示（約 3,800 文字）【背景技術】
【０００２】
湯水を溜めるためのタンクユニット、及びタンクユニットで溜められている湯を保温するためのヒートポンプユニットを備えた熱源ユニットとしては、たとえば特許文献１に記載の熱源ユニットが考案されている。特許文献１に記載の熱源ユニットでは、タンクを有するタンクユニットの上に、ヒートポンプを有するヒートポンプユニットを積み重ねて、両ユニットを一体化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１１－２２０５６９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、熱源ユニットの設置環境によっては、タンクユニットとヒートポンプユニットとを上下に積み重ねられないこともある。そして、引用文献１に記載の熱源ユニットでは、そのような場合に対応することができず、使い勝手の点で課題を抱えていた。
【０００５】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、設置環境等に応じて熱源ユニットのタンクユニットとヒートポンプユニットとのレイアウトを変更することができ、使い勝手に優れた熱源ユニット及び熱源ユニットの設置方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項１に記載の発明は、湯水を溜めるためのタンクと、前記タンク内の湯水を加熱するためのヒートポンプと、前記タンクと前記ヒートポンプとの間で湯水を循環させるための循環手段とを備えた熱源ユニットであって、枠状に組まれたタンクフレームに前記タンクが設置されたタンクユニットと、枠状に組まれたヒートポンプフレームに前記ヒートポンプが設置されたヒートポンプユニットとに分割可能で、前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを上下に積み重ねて設置するか、それとも前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを水平方向に並設するか選択可能であるとともに、前記循環手段の一構成要素で前記タンク側から前記ヒートポンプ側へ湯水を送るタンク往き管と、前記循環手段の一構成要素で前記ヒートポンプ側から前記タンク側へ湯水を戻すタンク戻り管とが、前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとに跨がって配管されていることを特徴とする。
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の発明において、前記タンクフレーム及び前記ヒートポンプフレームの上下両面及び左右両側面に、前記タンク往き管及び前記タンク戻り管を配管するための開口が設けられており、前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを上下に積み重ねて設置する場合には、前記タンクフレーム及び前記ヒートポンプフレームの上面又は下面に設けられている前記開口を利用して前記タンク往き管及び前記タンク戻り管を配管する一方、前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを水平方向に並設する場合には、前記タンクフレーム及び前記ヒートポンプフレームの左側面又は右側面に設けられている前記開口を利用して前記タンク往き管及び前記タンク戻り管を配管することを特徴とする。
請求項３に記載の発明は、請求項１又は２に記載の発明において、前記タンクユニットが、前記タンクの容量が異なる複数種類のタンクユニットから選択された１のタンクユニットであるとともに、前記ヒートポンプユニットが、前記ヒートポンプの熱媒体が異なる複数種類のヒートポンプユニットから選択された１のヒートポンプユニットであることを特徴とする。
一方、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項４に記載の発明は、枠状に組まれたタンクフレームに、湯水を溜めるためのタンクが設置されたタンクユニットと、枠状に組まれたヒートポンプフレームに、前記タンク内の湯水を加熱するためのヒートポンプが設置されたヒートポンプユニットと、前記タンクと前記ヒートポンプとの間で湯水を循環させるための循環手段とを備えた熱源ユニットの設置方法であって、前記タンクの容量が異なる複数種類のタンクユニットから１のタンクユニットを選択するとともに、前記ヒートポンプの熱媒体が異なる複数種類のヒートポンプユニットから１のヒートポンプユニットを選択する第１工程と、前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを上下に積み重ねて設置するか、それとも前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを水平方向に並設するか選択し、選択した態様で前記タンクユニット及び前記ヒートポンプユニットを設置する第２工程と、前記循環手段の一構成要素で前記タンク側から前記ヒートポンプ側へ湯水を送るタンク往き管と、前記循環手段の一構成要素で前記ヒートポンプ側から前記タンク側へ湯水を戻すタンク戻り管とを、前記タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとに跨がって配管する第３工程とを実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、枠状に組まれたタンクフレームにタンクが設置されたタンクユニットと、枠状に組まれたヒートポンプフレームにヒートポンプが設置されたヒートポンプユニットとに分割可能で、タンクユニットとヒートポンプユニットとを上下に積み重ねて設置するか、それともタンクユニットとヒートポンプユニットとを水平方向に並設するか選択可能であるとともに、循環手段の一構成要素でタンク側からヒートポンプ側へ湯水を送るタンク往き管と、循環手段の一構成要素でヒートポンプ側からタンク側へ湯水を戻すタンク戻り管とが、タンクユニットとヒートポンプユニットとに跨がって配管されている。したがって、設置環境等に応じてタンクユニットとヒートポンプユニットとのレイアウトを変更することができ、使い勝手に優れた熱源ユニットとすることができる。
また、請求項２に記載の発明によれば、タンクフレーム及びヒートポンプフレームの上下両面及び左右両側面に、タンク往き管及びタンク戻り管を配管するための開口が設けられており、タンクユニットとヒートポンプユニットとを上下に積み重ねて設置する場合には、タンクフレーム及びヒートポンプフレームの上面又は下面に設けられている開口を利用してタンク往き管及びタンク戻り管を配管する一方、タンクユニットとヒートポンプユニットとを水平方向に並設する場合には、タンクフレーム及びヒートポンプフレームの左側面又は右側面に設けられている開口を利用してタンク往き管及びタンク戻り管を配管するようになっている。したがって、タンクユニットとヒートポンプユニットとに跨がるタンク往き管及びタンク戻り管の配管を容易に行うことができ、熱源ユニットの組み立て作業の簡素化を図ることができる。
さらに、請求項３に記載の発明によれば、タンクユニットが、タンクの容量が異なる複数種類のタンクユニットから選択された１のタンクユニットであるとともに、ヒートポンプユニットが、ヒートポンプの熱媒体が異なる複数種類のヒートポンプユニットから選択された１のヒートポンプユニットである。したがって、熱源ユニットの使用形態等に応じてタンクユニット及びヒートポンプユニットを適宜選択することができる上、タンクユニット及びヒートポンプユニットの種類に応じてタンクユニットとヒートポンプユニットとのレイアウトを適宜変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
熱源ユニットを正面から示した説明図である。
熱源ユニットから前パネルを取り外した状態を正面から示した説明図である。
タンクユニット上にヒートポンプユニットを積み重ねた状態を示した斜視説明図である。
図３の状態からタンク往き管及びタンク戻り管を取り外した状態を示した斜視説明図である。
タンクユニットの右側面を示した斜視説明図である。
タンクユニットとヒートポンプユニットとに分割した状態を示した説明図である。
熱源ユニットの第１の変更例を示した説明図である。
熱源ユニットの第２の変更例を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の一実施形態となる熱源ユニット及び熱源ユニットの設置方法について、図面にもとづき詳細に説明する。
【００１０】
図１は、熱源ユニット１を正面から示した説明図である。図２は、熱源ユニット１から前パネル３０を取り外した状態を正面から示した説明図である。図３は、タンクユニット２上にヒートポンプユニット２０を積み重ねた状態を示した斜視説明図である。図４は、図３の状態からタンク往き管４及びタンク戻り管５を取り外した状態を示した斜視説明図である。図５は、タンクユニット２の右側面を示した斜視説明図である。図６は、タンクユニット２とヒートポンプユニット２０とに分割した状態を示した説明図である。図７は、熱源ユニットの第１の変更例を示した説明図である。図８は、熱源ユニットの第２の変更例を示した説明図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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