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公開番号2024178967
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023097400
出願日2023-06-14
発明の名称加湿装置
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24F 6/08 20060101AFI20241219BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】加湿効率の低下を抑えることが可能な加湿装置を提供する。
【解決手段】フィルタケース31は、上部と下部にトレイ5の水を吸った加湿フィルタ30を支持する部材を補強する補強手段を設けた。これにより、室内を加湿する運転時、加湿フィルタ30がトレイ5の水を吸うことで重量が増加し、加湿フィルタ30を支持するフィルタケース31の部材への荷重が増えても、補強手段により加湿フィルタ30を支持する部材の強度が高まり、加湿フィルタ30の重みによるフィルタケース31を構成する部材の撓みを抑えることができるため、加湿フィルタ30とフィルタケース31との間にできる隙間が大きくなることによる加湿効率の低下を抑えることができ、製品性が向上する。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
当該筐体に配置され、前記筐体外の空気を吸い込む吸込口と、
前記筐体に収容され、前記吸込口から吸い込んだ空気を加湿する加湿部と、
前記筐体に配置され、前記加湿部へ付与する水を貯めるトレイと、
前記筐体に収容され、空気を送風するファンと、
前記筐体に配置され、前記加湿部で加湿された空気を前記ファンにより前記筐体外へ吹き出す吹出口と、を備えたもので、
前記加湿部は、
前記トレイの水中に下部が浸漬する加湿フィルタと、
当該加湿フィルタの周囲を保持し上下方向に回転するフィルタケースと、で構成され、
前記フィルタケースは、上部と下部に前記トレイの水を吸った前記加湿フィルタを支持する部材を補強する補強手段を設けたことを特徴とした加湿装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記加湿フィルタは、第1加湿フィルタと、第2加湿フィルタとで分割して構成され、
前記フィルタケースは、前記第1加湿フィルタを保持する第1ケースと、前記第2加湿フィルタを保持する第2ケースと、が互いに対向して一体化する構成であり、
前記補強手段は、前記フィルタケースの内側に設けたことを特徴とした請求項1記載の加湿装置。
【請求項3】
前記第1ケースには、上部に前記第2ケース側へ延びる第1突起が形成され、下部に前記第1ケースの内側方向へ延びる第1リブと、当該第1リブを貫通する第1係止穴が形成され、
前記第2ケースには、上部に前記第2ケースの内側方向へ延びる第2リブと、当該第2リブを貫通する第2係止穴が形成され、下部に前記第1ケース側へ延びる第2突起が形成され、
前記第1ケースと前記第2ケースとが一体化するとき、前記第1突起が前記第2係止穴に挿入され、前記第2突起が前記第1係止穴に挿入されるもので、
前記補強手段は、前記第1ケースと前記第2ケースとが一体化するときの前記第1リブ、又は前記第2リブであることを特徴とした請求項2記載の加湿装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、室内の空気を加湿する加湿装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のものでは、水を貯めたトレイの水中に下部が浸漬する加湿フィルタの周囲を保持するフィルタケースを内部に収容した加湿装置において、所定の周期でフィルタケースが上下方向に回転し加湿フィルタが浸漬する部分を変えることで、加湿フィルタを通過する空気を効率よく加湿し、室内へ加湿空気を送風するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3920197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、この従来のものでは、下部がトレイの水中に浸漬した加湿フィルタは水を含むことで重量が増加するので、加湿フィルタを支持するフィルタケースの部材に対する荷重が大きくなる。これにより、加湿フィルタを支持するフィルタケースの構成部材が撓み、フィルタケースの上部において加湿フィルタとフィルタケースとの間に隙間が生じ、加湿フィルタを通過しない空気が室内へ送風されてしまい加湿効率が低下することから、改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、筐体と、
当該筐体に配置され、前記筐体外の空気を吸い込む吸込口と、
前記筐体に収容され、前記吸込口から吸い込んだ空気を加湿する加湿部と、
前記筐体に配置され、前記加湿部へ付与する水を貯めるトレイと、
前記筐体に収容され、空気を送風するファンと、
前記筐体に配置され、前記加湿部で加湿された空気を前記ファンにより前記筐体外へ吹き出す吹出口と、を備えたもので、
前記加湿部は、
前記トレイの水中に下部が浸漬する加湿フィルタと、
当該加湿フィルタの周囲を保持し上下方向に回転するフィルタケースと、で構成され、
前記フィルタケースは、上部と下部に前記トレイの水を吸った前記加湿フィルタを支持する部材を補強する補強手段を設けたことを特徴とした。
【0006】
また、請求項2では、前記加湿フィルタは、第1加湿フィルタと、第2加湿フィルタとで分割して構成され、
前記フィルタケースは、前記第1加湿フィルタを保持する第1ケースと、前記第2加湿フィルタを保持する第2ケースと、が互いに対向して一体化する構成であり、
前記補強手段は、前記フィルタケースの内側に設けたことを特徴とした。
【0007】
また、請求項3では、前記第1ケースには、上部に前記第2ケース側へ延びる第1突起が形成され、下部に前記第1ケースの内側方向へ延びる第1リブと、当該第1リブを貫通する第1係止穴が形成され、
前記第2ケースには、上部に前記第2ケースの内側方向へ延びる第2リブと、当該第2リブを貫通する第2係止穴が形成され、下部に前記第1ケース側へ延びる第2突起が形成され、
前記第1ケースと前記第2ケースとが一体化するとき、前記第1突起が前記第2係止穴に挿入され、前記第2突起が前記第1係止穴に挿入されるもので、
前記補強手段は、前記第1ケースと前記第2ケースとが一体化するときの前記第1リブ、又は前記第2リブであることを特徴とした。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、フィルタケースは、上部と下部にトレイの水を吸った加湿フィルタを支持する部材を補強する補強手段を設けたので、加湿フィルタが水を含むことで加湿フィルタを支持するフィルタケースの構成部材に係る荷重が大きくなったときにおける撓みを抑制し、フィルタケースの上部おける加湿フィルタとフィルタケースとの間の隙間が大きくなることを防ぐことができるため、加湿効率の低下が抑制されるため製品性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に加湿装置の構成を示す図。
同上実施形態に係る加湿装置から前パネル及び梁部を外した状態の斜視図。
同上実施形態に係る加湿装置の分解斜視図。
同上実施形態に係る筐体に対するトレイホルダの挿入を示す図。
同上実施形態に係るトレイの斜視図。
同上実施形態に係るトレイホルダの斜視図。
同上実施形態に係るトレイ及びトレイが載置されたトレイホルダの断面図。
同上実施形態に係る給水タンク等の概略断面図であり、(a)はトレイ有状態を示し、(b)はトレイ無状態を示す図。
同上実施形態に係る仕切板等の部分斜視図であり、(a)はトレイ有状態を示し、(b)はトレイ無状態を示す図。
同上実施形態に係る加湿部、仕切構造部、トレイ及びトレイホルダの分解斜視図。
同上実施形態に係る仕切構造部を軸受け側から見た斜視図。
同上実施形態に係る水位検知用フロートと磁気センサの関係を説明するための概略断面図。
同実施形態に係る加湿装置において加湿フィルタを取り外した状態のフィルタケースを説明する斜視図。
同実施形態に係る加湿装置において加湿フィルタを取り外した状態のフィルタケースを説明する斜視図。
同実施形態に係る加湿装置において加湿フィルタを取り外してフィルタケースを開放した状態を説明する図。
同実施形態に係る加湿装置において加湿フィルタを装着してフィルタケースを開放した状態を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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