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公開番号2025003908
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-10
出願番号2023114083
出願日2023-06-24
発明の名称即湯器
出願人個人
代理人
主分類F24D 17/00 20220101AFI20241227BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】手動流量調節器1の接合部分に入湯管2および出湯菅3を一体に制作して、配管16と出湯配管12との接合部を有する。周囲をゴムなどの伸縮性があり、絶縁で熱伝導率の低い素材で覆い、真空断熱二重タンク4の開口部と水密するように接合し、ヒーター5および温度センサー13を埋め込んだ即湯器。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
単管式給湯器７の配管１６に即湯器つける方式において、入湯管２から出湯菅３に分岐する経路に付けられる手動式流量調節器１の接合部分を入湯管２および出湯菅３と一体構造に制作し、配管１６と出湯配管１２との接合部を有するように加工し、伸縮性があり熱伝導率の低い素材で、真空断熱二重タンク４の開口部と水密するように被覆し、被覆体にヒーター５および温度センサー１３または温度センサー付きヒーターを付けたことを特徴とした即湯器
続きを表示（約 53 文字）【請求項２】
請求項１において伸縮性の中空体６を真空断熱二重タンク４内に設置した即湯器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は単管式給湯器における即湯器に関するものである。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
単管式給湯器においては配管が長い場合、給湯をしばらく中断すると、配管内で冷えて再給湯の際に冷水がしばらく出るという問題があった。リボンヒーターなどで配管を保温する方法はあるが消費電力が大きいという問題があった。
【０００３】
従来、単管式給湯器の配管出口の水栓付近に入湯管から出湯菅に分流する方式の即湯器をつける方法は特開２０１６－１７６６６６などで研究されてきた。
【０００４】
特開２０１６－１７６６６６では給水源から貯湯タンクまでの第１経路と給湯器から貯湯タンクまでの第２経路を切替弁によって切替える方式であった。
【０００５】
しかし、近年の単管式給湯器においてはリモコン装置によって容易に単管式給湯器のオンオフを切り替えられるため、連続使用時のみ運転して暫時使用時は運転しないことが出来るので、切替弁を必要としない場合がある。
【０００６】
本発明では単管式給湯器からの配管から入湯する入湯管を手動式流量調節器で分岐し出湯菅で混合させる方式を実施し、図２の表を得た。図２の表の計算式は近似式であるが、実験結果とおおむね一致した。
【０００７】
▲１▼は真空断熱二重タンク内温度Ａが出湯菅に流出する流量と入湯管から手動式流量調節器で分岐し出湯菅に流出する温度Ｂの流量が、▲１▼１：１の場合、同じく▲２▼１：０．６、▲３▼１：１．５の場合であり、おおむね実験結果と一致するが、９０℃―８０℃の時は出湯配管が冷えているため出湯水は５℃―１０℃温度低下を起こした。
【０００８】
この結果、入湯温度１０℃の場合、最高温度９０℃で真空断熱二重タンクから流出する流量と入湯水から手動式流量調節器から出湯菅に混合流入する流量が１：１の時が最も出湯温度が安定することが分かった。
【０００９】
ただし、真空断熱二重タンクに流入する入湯水は内部で攪拌されるため流体力学的損失を受けると思われ、手動式流量調節器が全開の場合には▲３▼のような温度変化を起こした。
【００１０】
単管式給湯器から即湯器までの配管内の温度が気温により５℃―３０℃まで変化するので入湯管から出湯菅に分岐混合する方式では出湯菅の温度調整に手動式流量調節器を付けるのは、▲１▼、▲２▼、▲３▼、▲４▼、▲５▼、▲６▼の結果から、一つの方式であるという結論を得た。
（【００１１】以降は省略されています）

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