TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025120532
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024015358
出願日
2024-02-05
発明の名称
ガス燃焼装置
出願人
リンナイ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F24C
3/12 20060101AFI20250808BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】電池の出力電圧が低下してきたときに、電池の寿命を延命させてユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】電池電圧検出部90で検出される電池4の出力電圧が火力制限電圧未満である場合、バーナ31の燃焼中、火力変更部24でバーナ31の火力が変更されたとき、火力変更部24での操作に応じて標準火力範囲よりも狭い制限火力範囲でバーナ31の火力が変更されるようにステッピングモータ61により流量調整弁51を駆動させてバーナ31への燃料ガスのガス供給量を調整する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
電池と、
供給される燃料ガスを点火して、燃焼させるバーナと、
バーナに供給する燃料ガスのガス供給量を調整する流量調整弁と、
流量調整弁を駆動するステッピングモータと、
ユーザの操作によってバーナの火力を変更する火力変更部と、
電池の出力電圧を検出する電池電圧検出部と、
ステッピングモータの駆動を制御する制御部と、を有するガス燃焼装置であって、
制御部は、電池電圧検出部で検出される出力電圧が所定の火力制限電圧以上であれば、バーナの燃焼中、火力変更部でバーナの火力が変更されたとき、火力変更部での操作に応じて所定の標準火力範囲でバーナの火力が変更されるようにステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を調整し、
電池電圧検出部で検出される出力電圧が火力制限電圧未満であれば、バーナの燃焼中、火力変更部でバーナの火力が変更されたとき、火力変更部での操作に応じて標準火力範囲よりも狭い所定の制限火力範囲でバーナの火力が変更されるようにステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を調整するガス燃焼装置。
続きを表示(約 3,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のガス燃焼装置において、
制御部は、電池電圧検出部で検出される出力電圧が火力制限電圧未満であれば、バーナの燃焼中、火力変更部で操作がされてもバーナの火力が固定火力で維持されるようにステッピングモータによる流量制御弁の駆動を禁止してバーナに燃料ガスを供給するガス燃焼装置。
【請求項3】
請求項1に記載のガス燃焼装置において、
供給される燃料ガスを点火して、燃焼させる複数のバーナと、
複数のバーナそれぞれに供給する燃料ガスのガス供給量を調整する複数の流量調整弁と、
複数の流量調整弁それぞれを駆動する複数のステッピングモータと、
ユーザの操作によって複数のバーナそれぞれの火力を変更する複数の火力変更部と、を有し、
制御部は、バーナの点火時に電池電圧検出部で検出される出力電圧が火力制限電圧未満であれば、複数のバーナのうち、一部のバーナのみ点火を許可し、
一部のバーナの燃焼中、火力変更部で一部のバーナの火力が変更されたとき、火力変更部での操作に応じて標準火力範囲よりも狭い制限火力範囲でバーナの火力が変更されるようにステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を調整するガス燃焼装置。
【請求項4】
請求項3に記載のガス燃焼装置において、
点火を許可するバーナをユーザが選択する選択部を有し、
制御部は、バーナの点火時に電池電圧検出部で検出される出力電圧が火力制限電圧未満であれば、複数のバーナのうち、選択部で選択された一部のバーナのみ点火を許可するガス燃焼装置。
【請求項5】
電池と、
供給される燃料ガスを点火して、燃焼させるバーナと、
バーナに供給する燃料ガスのガス供給量を調整する流量調整弁と、
流量調整弁を駆動するステッピングモータと、
バーナによって加熱される被加熱物の温度を検出する温度検出部と、
電池の出力電圧を検出する電池電圧検出部と、
温度検出部で検出される被加熱物の温度に応じてステッピングモータにより流量調整弁を駆動させ、バーナへの燃料ガスのガス供給量を制御する温調制御を実行する制御部と、を有するガス燃焼装置であって、
制御部は、電池電圧検出部で検出される出力電圧が所定の火力制限電圧以上であれば、温度検出部で所定の第1温調上限温度が検出されたとき、ステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を減少させ、温度検出部で所定の第1温調下限温度が検出されたとき、ステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を増加させる温調制御を実行し、
電池電圧検出部で検出される出力電圧が火力制限電圧未満であれば、第1温調上限温度を第1温調上限温度よりも高い所定の第2温調上限温度へ変更するかまたは第1温調下限温度を第1温調下限温度よりも低い所定の第2温調下限温度へ変更する少なくともいずれか一方の変更を行って温調制御を実行するガス燃焼装置。
【請求項6】
請求項1または5に記載のガス燃焼装置において、
制御部は、バーナの点火時に電池電圧検出部で検出される出力電圧が所定の終止電圧以上であれば、バーナを点火させ、バーナの点火時に電池電圧検出部で検出される出力電圧が終止電圧未満であれば、バーナの点火を禁止し、
火力制限電圧は、終止電圧よりも高く設定されるガス燃焼装置。
【請求項7】
商用電源と、
電池と、
供給される燃料ガスを点火して、燃焼させるバーナと、
バーナに供給する燃料ガスのガス供給量を調整する流量調整弁と、
流量調整弁を駆動するステッピングモータと、
ユーザの操作によってバーナの火力を変更する火力変更部と、
商用電源の停電を検出する停電検出部と、
ステッピングモータの駆動を制御する制御部と、を有し、
ステッピングモータ及び制御部は、商用電源または電池から出力される電力によって駆動するガス燃焼装置であって、
制御部は、停電検出部で商用電源の停電が検出されず、制御部が商用電源からの電力によって駆動していれば、バーナの燃焼中、火力変更部でガス供給量が変更されたとき、火力変更部での操作に応じて所定の標準火力範囲でバーナの火力が変更されるようにステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を調整し、
停電検出部で商用電源の停電が検出され、制御部が電池からの電力によって駆動していれば、バーナの燃焼中、火力変更部でバーナの火力が変更されたとき、火力変更部での操作に応じて標準火力範囲よりも狭い所定の制限火力範囲でバーナの火力が変更されるようにステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を調整するガス燃焼装置。
【請求項8】
請求項7に記載のガス燃焼装置において、
制御部は、停電検出部で商用電源の停電が検出され、制御部が電池からの電力によって駆動しているとき、バーナの燃焼中、火力変更部で操作がされてもバーナの火力が固定火力で維持されるようにステッピングモータによる流量調整弁の駆動を禁止してバーナに燃料ガスを供給するガス燃焼装置。
【請求項9】
請求項8に記載のガス燃焼装置において、
供給される燃料ガスを点火して、燃焼させる複数のバーナと、
複数のバーナそれぞれに供給する燃料ガスのガス供給量を調整する複数の流量調整弁と、
複数の流量調整弁それぞれを駆動する複数のステッピングモータと、
ユーザの操作によって複数のバーナそれぞれの火力を変更する複数の火力変更部と、を有し、
制御部は、停電検出部で商用電源の停電が検出され、制御部が電池からの電力によって駆動していれば、複数のバーナのうち、一部のバーナのみ点火を許可し、
一部のバーナの燃焼中、火力変更部で操作がされてもバーナの火力が固定火力で維持されるようにステッピングモータによる流量調整弁の駆動を禁止してバーナに燃料ガスを供給するガス燃焼装置。
【請求項10】
請求項7に記載のガス燃焼装置において、
電池の出力電圧を検出する電池電圧検出部を有し、
制御部は、停電検出部で商用電源の停電が検出され、制御部が電池からの電力によって駆動しているとき、バーナの点火時に電池電圧検出部で検出される出力電圧が所定の終止電圧以上であれば、バーナを点火させ、バーナの点火時に電池電圧検出部で検出される出力電圧が終止電圧未満であれば、バーナの点火を禁止し、
電池電圧検出部で検出される出力電圧が終止電圧より高い所定の火力制限電圧以上であれば、バーナの燃焼中、火力変更部でバーナの火力が変更されたとき、火力変更部での操作に応じて標準火力範囲でバーナの火力が変更されるようにステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を調整し、
電池電圧検出部で検出される出力電圧が終止電圧より高い火力制限電圧未満であれば、バーナの燃焼中、火力変更部でバーナの火力が変更されたとき、火力変更部での操作に応じて制限火力範囲でバーナの火力が変更されるようにステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を調整するガス燃焼装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を調整し、バーナの火力を変更するガス燃焼装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ガスコンロ、ガス温風暖房機、ガス給湯器などのガス燃焼装置には、バーナと接続されたガス供給管にガス流路の開度を制御するための流量調整弁を設け、電池を駆動源とするパルス駆動負荷であるステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を調整し、バーナの火力を変更するようにしたものがある。
【0003】
ステッピングモータにより流量調整弁を駆動する場合、流量調整弁の変位量はステッピングモータに供給するパルス数に応じたものとなる。すなわち、1パルス当たりのステッピングモータの回転量が一定量に決められているため、流量調整弁の変位量も出力されたパルス数に比例する。従って、制御手段でステッピングモータに供給するパルス数を制御することによって、流量調整弁の開度が変更されてバーナへの燃料ガスのガス供給量が増減され、バーナの火力を予め設定された所定の範囲で変更することができる。
【0004】
また、ステッピングモータにより流量調整弁を駆動してバーナを点火させた後、電池の出力電圧の低下によりステッピングモータの駆動が不能になると、流量調整弁でバーナへの燃料ガスのガス供給量が制御できなくなる。このため、バーナの点火時に電池の出力電圧を検出し、出力電圧が予め定められた終止電圧より低い場合、ステッピングモータの駆動を禁止し、電池の交換を促すようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。これにより、バーナの点火後にバーナの火力の変更が不能となるのを未然に防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-339195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記従来のガス燃焼装置では、電池の容量が少なくなった場合でも、電池の出力電圧が終止電圧以上であれば、ステッピングモータを制約なく駆動させていた。
【0007】
しかしながら、電池をステッピングモータの駆動源とする場合、電池の容量が減少して電池の内部抵抗が高くなるほど、出力電圧の電圧降下が大きくなる。また、電池の内部抵抗は個々の電池によって異なるし、電池を駆動源とする電気機器の抵抗値も個体差によるばらつきがある。このため、電池の出力電圧の低下の最大値を予測して、ある程度の余裕を持たせた終止電圧が設定されている。従って、出力電圧が終止電圧近くまで低下したときに、出力電圧が高いときと同様にステッピングモータを制約なく駆動させると、出力電圧が早期に終止電圧よりも低下する。その結果、電池の寿命が短くなって、電池交換の頻度が増えてしまい、使い勝手が悪いという問題がある。
【0008】
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、電池を駆動源とするステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を調整し、バーナの火力を変更するガス燃焼装置において、電池の出力電圧が低下してきたときに、電池の寿命を延命させてユーザの利便性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本技術の第1の態様によれば、
電池と、
供給される燃料ガスを点火して、燃焼させるバーナと、
バーナに供給する燃料ガスのガス供給量を調整する流量調整弁と、
流量調整弁を駆動するステッピングモータと、
ユーザの操作によってバーナの火力を変更する火力変更部と、
電池の出力電圧を検出する電池電圧検出部と、
ステッピングモータの駆動を制御する制御部と、を有するガス燃焼装置であって、
制御部は、電池電圧検出部で検出される出力電圧が所定の火力制限電圧以上であれば、バーナの燃焼中、火力変更部でバーナの火力が変更されたとき、火力変更部での操作に応じて所定の標準火力範囲でバーナの火力が変更されるようにステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を調整し、
電池電圧検出部で検出される出力電圧が火力制限電圧未満であれば、バーナの燃焼中、火力変更部でバーナの火力が変更されたとき、火力変更部での操作に応じて標準火力範囲よりも狭い所定の制限火力範囲でバーナの火力が変更されるようにステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量を調整するガス燃焼装置が提供される。
【0010】
上記第1の態様によれば、出力電圧が火力制限電圧未満に低下すると、出力電圧が火力制限電圧以上のときの標準火力範囲よりも狭い制限火力範囲でバーナの火力が変更されるようにステッピングモータにより流量調整弁を駆動させてバーナへの燃料ガスのガス供給量が調整されるから、ステッピングモータの駆動量が減少する。これにより、出力電圧が火力制限電圧未満まで低下してからの電池の消費が抑えられ、電池の寿命が延びるから、ユーザはより長くガス燃焼装置を使用することができ、ユーザの利便性を向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
リンナイ株式会社
三方弁
13日前
個人
空気調和機
3か月前
個人
エアコン室内機
3か月前
株式会社コロナ
加湿装置
5か月前
株式会社コロナ
給湯装置
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
5か月前
株式会社コロナ
空調装置
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
2か月前
株式会社コロナ
加湿装置
4日前
株式会社コロナ
空調装置
6か月前
株式会社コロナ
空調装置
5か月前
株式会社コロナ
空調装置
13日前
株式会社コロナ
加湿装置
3か月前
株式会社コロナ
加湿装置
5か月前
株式会社コロナ
風呂給湯機
12日前
株式会社コロナ
空気調和機
4か月前
個人
住宅換気空調システム
6か月前
株式会社コロナ
空気調和機
27日前
株式会社コロナ
空気調和機
1か月前
個人
住宅換気空調システム
1か月前
ホーコス株式会社
排気フード
1か月前
株式会社コロナ
直圧式給湯機
2か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯機
3か月前
株式会社パロマ
給湯器
2か月前
株式会社コロナ
直圧式給湯機
29日前
三菱電機株式会社
送風機
4か月前
ダイニチ工業株式会社
暖房装置
6か月前
株式会社コロナ
輻射式冷房装置
1か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
4か月前
ダイニチ工業株式会社
暖房装置
6か月前
ホーコス株式会社
換気扇取付枠
13日前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
5か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
3か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
2か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
5か月前
株式会社パロマ
給湯暖房機
2か月前
続きを見る
他の特許を見る