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公開番号
2025070150
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180262
出願日
2023-10-19
発明の名称
送風機
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
主分類
F24F
7/10 20060101AFI20250424BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】工具を使用しないと端子カバーを開けられない構造にしつつ、施工およびメンテナンスの作業時の作業性が向上するとともに部品の紛失を防ぐことができる送風機を得ること。
【解決手段】送風機200は、送風機本体1と、送風部と、電源接続部5と、端子カバー6と、ロック部材7とを備えている。送風機本体1には、送風機本体1の外部に開口する穴1rが形成されている。ロック部材7は、工具を連結可能な連結部7dが形成され、送風機本体1の外部に露出する頭部7aと、頭部7aに連結され、穴1rに挿入される脚部7bと、頭部7aに連結され、送風機本体1の外部に露出する腕部7cとを有している。ロック部材7の位置は、閉じた状態の端子カバー6に腕部7cが接触して端子カバー6の開動作をロックするロック位置と、閉じた状態の端子カバー6から腕部7cが離れて端子カバー6の開動作を許容するロック解除位置とに変更可能である。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
風路を形成するファンケーシングを有し、室内の空気を吸気する吸気口および吸気した空気を排気する排気口が形成された送風機本体と、
前記ファンケーシングの内部に設置されてモータの駆動により回転するファンを有し、前記吸気口から前記送風機本体の内部に流入して前記排気口から流出する気流を発生させる送風部と、
前記送風機本体に設けられ、前記モータと外部電源とを接続する電源接続部と、
前記送風機本体に開閉可能に設けられ、閉じた状態で前記電源接続部を覆う端子カバーと、
前記送風機本体に移動可能に設けられ、前記端子カバーの開動作をロック可能であるとともに前記端子カバーの開動作を許容可能であるロック部材と、
を備え、
前記送風機本体には、前記送風機本体の外部に開口する穴が形成され、
前記ロック部材は、
工具を連結可能な連結部が形成され、前記送風機本体の外部に露出する頭部と、
前記頭部に連結され、前記穴に挿入される脚部と、
前記頭部に連結され、前記送風機本体の外部に露出する腕部と、
を有し、
前記ロック部材の位置は、閉じた状態の前記端子カバーに前記腕部が接触して前記端子カバーの開動作をロックするロック位置と、閉じた状態の前記端子カバーから前記腕部が離れて前記端子カバーの開動作を許容するロック解除位置とに変更可能であることを特徴とする送風機。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記ロック部材は、前記送風機本体に回転可能に設けられ、
前記ロック部材の位置は、前記ロック部材を回転させることによって、前記ロック位置と前記ロック解除位置とに変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
【請求項3】
前記脚部は、前記頭部から複数に分岐しており、弾性変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
【請求項4】
前記脚部のうち前記穴の内周面に接触する接触部と前記穴の中心軸との成す角度をθとしたとき、0°<θ<90°の関係が成り立つことを特徴とする請求項1に記載の送風機。
【請求項5】
前記ロック部材の材料は、摺動性と弾性とを併せ持つ樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
【請求項6】
前記端子カバーは、前記ロック部材を前記ロック位置に保持する保持部を有し、
前記保持部は、
前記端子カバーの外面に形成されて、前記ロック位置における前記腕部に接触する接触面と、
前記接触面のうち第1の方向の一方の端部に形成されて、前記端子カバーの外面から第1の高さで突出する第1のリブと、
前記接触面のうち前記第1の方向の他方の端部に形成されて、前記端子カバーの外面から第2の高さで突出する第2のリブと、
を有し、
前記ロック部材の位置が前記ロック解除位置から前記ロック位置に変更されるときには、前記腕部は、前記第1のリブを乗り越えて前記第1の方向の一方から他方に向かって移動し、
前記ロック部材の位置が前記ロック位置から前記ロック解除位置に変更されるときには、前記腕部は、前記第1のリブを乗り越えて前記第1の方向の他方から一方に向かって移動し、
前記腕部の高さをH1、前記第1の高さをH2、前記第2の高さをH3としたとき、H2<H1<H3の関係が成り立つことを特徴とする請求項1に記載の送風機。
【請求項7】
前記第2のリブは、
前記端子カバーの外面から前記第2の高さで突出する縦壁部と、
前記縦壁部の先端から前記第1のリブの方に向かって前記第1の方向の一方に突出する横壁部と、
を有し、
前記横壁部は、前記接触面の方を向く第1の面を有し、
前記第1のリブは、前記第1のリブの先端に位置する第2の面を有し、
前記第1の面のうち前記第1の方向の一方の端部と前記第2の面のうち前記第1の方向の他方の端部との間には、前記腕部が通過可能な開口が形成され、
前記開口の高さは、前記腕部の高さ以下であり、
前記第1の面のうち前記第1の方向の一方の端部から前記第2の面のうち前記第1の方向の他方の端部までの最短距離は、前記腕部の高さの1.0倍以上1.5倍以下であることを特徴とする請求項6に記載の送風機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電源接続部を覆う端子カバーを備える送風機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、建物の天井、壁面または床面に設置され、モータの駆動によりファンを回転させることで、気流を発生させる送風機が知られている。モータを駆動させるためには、外部電源からモータに電源を供給する必要がある。そのため、送風機は、モータと外部電源とを接続する電源接続部を備えている。
【0003】
また、送風機は、湿気、埃などから電源接続部を保護するために、開閉可能であって閉じた状態で電源接続部を覆う端子カバーを備えている。例えば、特許文献1には、筒状の保護枠の内部に電源接続部が設置されて、保護枠の開口および電源接続部を覆う端子カバーが設けられた送風機が開示されている。
【0004】
昨今の電気用品安全法に関わる「電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈」の改正により、外部電源からモータに電源を供給する送風機では、使用者が電源接続部に誤って触れることがないように、使用者がドライバーなどの工具を使用しないと電源接続部にアクセスできない構造にする必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4566665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、使用者が工具を使用しなくても端子カバーを開けて電源接続部にアクセスできる構造になっている。すなわち、特許文献1に開示された技術は、電気用品安全法に関わる「電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈」の改正に準拠した構造になっていない。
【0007】
このような構造を実現する方法として、端子カバーを送風機の筐体にねじで固定する方法が考えられる。しかしながら、当該方法では、施工およびメンテナンスの作業のために端子カバーを開ける際に、端子カバーおよび筐体からねじを取り外し、端子カバーを開けた後に作業を行い、作業の終了後に端子カバーを閉めて筐体にねじで再度固定する必要がある。このように端子カバーを開閉する度に、ねじの取り外しおよび取り付けを行う必要があるため、施工およびメンテナンスの作業時の作業性が悪いとともに、取り外したねじを作業中に紛失する可能性がある。
【0008】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、工具を使用しないと端子カバーを開けられない構造にしつつ、施工およびメンテナンスの作業時の作業性が向上するとともに部品の紛失を防ぐことができる送風機を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる送風機は、送風機本体と、送風部と、電源接続部と、端子カバーと、ロック部材と、を備えている。送風機本体は、風路を形成するファンケーシングを有している。送風機本体には、室内の空気を吸気する吸気口および吸気した空気を排気する排気口が形成されている。送風部は、ファンケーシングの内部に設置されてモータの駆動により回転するファンを有している。送風部は、吸気口から送風機本体の内部に流入して排気口から流出する気流を発生させる。電源接続部は、送風機本体に設けられ、モータと外部電源とを接続する。端子カバーは、送風機本体に開閉可能に設けられ、閉じた状態で電源接続部を覆う。ロック部材は、送風機本体に移動可能に設けられ、端子カバーの開動作をロック可能であるとともに端子カバーの開動作を許容可能である。送風機本体には、送風機本体の外部に開口する穴が形成されている。ロック部材は、頭部と、脚部と、腕部とを有している。頭部には、工具を連結可能な連結部が形成されている。頭部は、送風機本体の外部に露出する。脚部は、頭部に連結され、穴に挿入される。腕部は、頭部に連結され、送風機本体の外部に露出する。ロック部材の位置は、閉じた状態の端子カバーに腕部が接触して端子カバーの開動作をロックするロック位置と、閉じた状態の端子カバーから腕部が離れて端子カバーの開動作を許容するロック解除位置とに変更可能である。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、工具を使用しないと端子カバーを開けられない構造にしつつ、施工およびメンテナンスの作業時の作業性が向上するとともに部品の紛失を防ぐことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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