特許ウォッチ

公開番号2025094615
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210293
出願日2023-12-13
発明の名称照明装置
出願人三菱電機株式会社,三菱電機照明株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類F21S 8/02 20060101AFI20250618BHJP(照明)
要約【課題】リニューアルにおける交換が簡便に行える照明装置を提供する。
【解決手段】長尺形状を有し、被取付部に設置される器具と、器具の長手方向における端部の一部を覆う第1端板と、端部の他部を覆い、長手方向において端部よりも外側に配置された調整部を有する第2端板と、を備え、調整部により長手方向の寸法が調整される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
長尺形状を有し、被取付部に設置される器具と、
前記器具の長手方向における端部の一部を覆う第１端板と、
前記端部の他部を覆い、前記長手方向において前記端部よりも外側に配置された調整部を有する第２端板と、
を備え、
前記調整部により前記長手方向の寸法が調整される
照明装置。
続きを表示（約 830 文字）【請求項２】
前記調整部は、前記長手方向において前記第１端板よりも外側に張り出すように設けられている
請求項１に記載の照明装置。
【請求項３】
前記器具と、前記第１端板とが、共通仕様であり、
前記第２端板が、前記調整部の前記第１端板よりも外側に張り出す張出寸法が異なる個別仕様である
請求項２に記載の照明装置。
【請求項４】
前記第１端板は、開孔を有し、
前記第２端板は、前記開孔に嵌合される爪部を有し、
前記第２端板は、前記爪部が、前記開孔に嵌合することで、前記第１端板に取り付けられている
請求項２に記載の照明装置。
【請求項５】
前記第２端板は、
前記器具が、前記被取付部に設置される際に、前記第１端板に取り付けることができる
請求項２に記載の照明装置。
【請求項６】
前記第２端板は、前記長手方向において前記第１端板よりも外側に向かって張り出す張出部と、
前記張出部の先端から、前記器具の前記長手方向における端部に沿って延びる立ち上がり部と、
を有し、
前記調整部は、
前記第２端板の前記立ち上がり部の外面に沿って配置される接続部と、
前記接続部の対向する辺から、前記接続部と交差し、且つ、互いに離れる方向に延びる第１面部及び第２面部と、
を有し、
前記第１面部が、前記張出部と同一平面上に配置され、
前記第２面部が、前記立ち上がり部の上端にスライド可能に載置されている
請求項１に記載の照明装置。
【請求項７】
前記器具と、前記第１端板と、前記第２端板とが、共通仕様であり、
前記調整部が、前記第１面部又は前記第２面部の前記長手方向の寸法である調整寸法の異なる個別仕様である
請求項６に記載の照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、照明装置に関し、特に、被取付部であるバー部材に取り付けられる照明装置に関する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
照明装置が取り付けられるバー部材は、断面形状又は寸法など異なる仕様のものが存在している。そのため、バー部材のリニューアルに際しては、交換用の照明器具が、異なる仕様のバー部材に合わせた個別の仕様で設計及び製造がなされて提供されている。
【０００３】
バー部材の寸法に合わせて寸法の異なる器具本体を製造し、且つ、寸法の異なる器具本体に取り付け可能な複数種類の光源モジュールを用意すると、照明装置の製造コストが増加する。一方で、異なる寸法の器具本体に対して同じ寸法の光源モジュールを共通に使用しようとすると、器具本体の長手方向の端部の端板と光源モジュールとの隙間が生じる上、隙間の寸法が変化することで意匠性が低下する。
【０００４】
そこで、例えば、特許文献１には、上下で寸法の異なる２つの第１突出部及び第２突出部を有する端板を備えた照明装置が開示されている。特許文献１の照明装置は、端板を上下いずれかの向きで用いることで、器具本体の寸法が異なる場合でも同じ寸法の光源モジュールを取り付けることを可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００３－３０８７２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
特許文献１の構成では、対応可能な寸法が第１突出部又は第２突出部のいずれかの寸法のみで限定的であり、汎用性に欠ける。このように、照明装置では、天井等の設備のリニューアルに際し、交換用の照明装置の寸法を既設の照明装置と合わせる必要があり、対応が煩雑である。
【０００７】
本開示は、リニューアルにおける交換が簡便に行える照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示に係る照明装置は、長尺形状を有し、被取付部に設置される器具と、前記器具の長手方向における端部の一部を覆う第１端板と、前記端部の他部を覆い、前記長手方向において前記端部よりも外側に配置された調整部を有する第２端板と、を備え、前記調整部により前記長手方向の寸法が調整されるものである。
【発明の効果】
【０００９】
本開示に係る照明装置によれば、調整部により照明器具の長手方向の寸法が調整されているため、寸法の異なる調整部の品揃えのみで全長の異なる既設の照明装置の交換に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本開示の実施の形態１に係る照明装置を下側から視た斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置を上側から視た斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の分解斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の第２端板を照明器具の外側から視た斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の第２端板を照明器具の内側から視た斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の第２端板の取付構造を説明する斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の第２端板の部分斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の第２端板が取り付けられた状態を示す斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の第２端板の取り付けられた状態を示す部分斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の保持機構を説明する部分斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の保持機構を説明する別の部分斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の保持機構の取り付け状態を器具本体の端面側から視た部分斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の保持機構の取り付け状態を器具本体の端面側から視た別の部分斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の仕様例１の正面図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の仕様例２の正面図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の仕様例３の正面図である。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の交換方法Ｍ１のフローチャートである。
本開示の実施の形態１に係る照明装置の交換方法Ｍ２のフローチャートである。
本開示の実施の形態２に係る照明装置の分解斜視図である。
本開示の実施の形態２に係る照明装置のスペーサを照明器具の外側から視た斜視図である。
本開示の実施の形態２に係る照明装置のスペーサを照明器具の内側から視た斜視図である。
本開示の実施の形態２に係る照明装置の仕様例１の正面図である。
本開示の実施の形態２に係る照明装置の仕様例２の正面図である。
本開示の実施の形態２に係る照明装置の仕様例３の正面図である。
本開示の実施の形態２に係る照明装置の交換方法Ｍ３のフローチャートである。
本開示の実施の形態２の変形例１に係る照明装置のスペーサの側面図である。
本開示の実施の形態２の変形例１に係る照明装置の仕様例４－１の正面図である。
本開示の実施の形態２の変形例１に係る照明装置の仕様例４－２の正面図である。
本開示の実施の形態２の変形例１に係る照明装置の仕様例５－１の正面図である。
本開示の実施の形態２の変形例１に係る照明装置の仕様例５－２の正面図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許