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公開番号2025125634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024021679
出願日2024-02-16
発明の名称回転電機
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人ぱるも特許事務所
主分類H02K 1/14 20060101AFI20250821BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】インシュレータの破損を防止し、高い絶縁信頼性を有し、モータ効率を向上させる回転電機を提供する。
【解決手段】回転子3、固定子コア5および固定子コア5にインシュレータ9を介して導線が巻回されて形成されたコイルを有する固定子2とを備え、固定子コア5は、環状のバックヨーク部10と、バックヨーク部10の回転電機1の径方向Xの内側X1から突出したティース部11を回転電機1の周方向Zにあらかじめ設定された間隔を隔てて複数個有し、インシュレータ9は、固定子コア5の回転電機1の軸方向Yの端面に設置される座面部14と、固定子コア5の軸方向Yに延在する面に嵌合するように座面部14から軸方向Yに突出して形成される突出部13とを有し、固定子コア5は、インシュレータ9の座面部14と突出部13とが交わる箇所において、インシュレータ9から離反するように凹んで形成される離反部100を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
シャフトと共に回転する回転子と、
前記回転子とギャップを介して前記回転子の径方向の外側に対向して配置される固定子とを備えた回転電機において、
前記固定子は、固定子コアと、前記固定子コアにインシュレータを介して導線が巻回されて形成されたコイルとを有し、
前記固定子コアは、
環状のバックヨーク部と、
前記バックヨーク部の前記回転電機の径方向の内側から突出したティース部を前記回転電機の周方向にあらかじめ設定された間隔を隔てて複数個有し、
前記インシュレータは、
前記固定子コアの前記回転電機の軸方向の端面に設置される座面部と、
前記固定子コアの軸方向に延在する面に嵌合するように前記座面部から軸方向に突出して形成される突出部とを有し、
前記固定子コアは、前記インシュレータの前記座面部と前記突出部とが交わる箇所において、前記インシュレータから離反するように凹んで形成される離反部を備える回転電機。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記インシュレータの前記座面部と前記突出部との交わる箇所が曲面にて形成された場合、
前記離反部は、前記曲面から離反して形成される請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記突出部は、前記固定子コアの前記ティース部の周方向の両側であって軸方向に延在する面と嵌合する箇所に形成され、
前記離反部は、前記固定子コアの前記ティース部の周方向の両側であって軸方向の端部に対応する箇所に形成される請求項1に記載の回転電機。
【請求項4】
前記突出部は、前記固定子コアの前記バックヨーク部の径方向の内側であって軸方向に延在する面と嵌合する箇所に形成され、
前記離反部は、前記固定子コアの前記バックヨーク部の径方向の内側であって軸方向の端部に対応する箇所に形成される請求項1に記載の回転電機。
【請求項5】
前記固定子コアは、前記バックヨーク部の径方向の外側であって軸方向の端部に径方向の内側に凹む凹部を備え、
前記突出部は、前記固定子コアの前記バックヨーク部の前記凹部に嵌合する箇所に形成され、
前記離反部は、前記固定子コアの前記バックヨーク部の前記凹部の軸方向の端部に形成される請求項4に記載の回転電機。
【請求項6】
前記離反部は、段差部にて形成される請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機。
【請求項7】
前記離反部の前記段差部は、複数の段差にて形成され、
前記インシュレータの前記座面部と前記突出部とが交わる箇所から軸方向の離れる方向に向かって離反する距離が狭くなるように形成される請求項6に記載の回転電機。
【請求項8】
前記固定子コアは、軸方向に複数枚の板材が積層して形成され、
前記離反部が形成されている箇所の板材の大きさは、前記離反部が形成されていない箇所の板材の大きさよりも、前記離反部の部分が小さく形成される請求項6に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の回転電機は、回転自在の回転子と回転子の外周に配置された固定子で構成されている。固定子は、固定子コアとインシュレータとコイルを有しており、一対のインシュレータが固定子コアの軸線方向両側から嵌められており、コイルは一対のインシュレータを介して固定子コアのティースに設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7218854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の回転電機は、製造ラインにおいて、インシュレータを固定子コアに挿入した後、巻回を実施するまでの間にインシュレータが固定子コアから脱落することを防ぐため、インシュレータ突出部間の幅を固定子コアのティース幅より小さくすることでインシュレータをコアに密着させている。しかし、固定子コアへのインシュレータの挿入時に、インシュレータ突出部の根元付近に応力が集中し、破損する可能性があるという問題点があった。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、インシュレータの破損を防止し、高い絶縁信頼性を有し、モータ効率を向上させる回転電機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の回転電機は、
シャフトと共に回転する回転子と、
前記回転子とギャップを介して前記回転子の径方向の外側に対向して配置される固定子とを備えた回転電機において、
前記固定子は、固定子コアと、前記固定子コアにインシュレータを介して導線が巻回されて形成されたコイルとを有し、
前記固定子コアは、
環状のバックヨーク部と、
前記バックヨーク部の前記回転電機の径方向の内側から突出したティース部を前記回転電機の周方向にあらかじめ設定された間隔を隔てて複数個有し、
前記インシュレータは、
前記固定子コアの前記回転電機の軸方向の端面に設置される座面部と、
前記固定子コアの軸方向に延在する面に嵌合するように前記座面部から軸方向に突出して形成される突出部とを有し、
前記固定子コアは、前記インシュレータの前記座面部と前記突出部とが交わる箇所におい
て、前記インシュレータから離反するように凹んで形成される離反部を備える
ものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示の回転電機によれば、インシュレータの破損を防止し、高い絶縁信頼性を有し、モータ効率を向上させる回転電機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1による回転電機の構成を示す断面図である。
図1に示した回転電機のH1-H1線断面を示す断面図である。
図1に示した回転電機の固定子コアの構成を示す平面図である。
図4Aおよび図4Bは、図3に示した固定子コアの板材の構成を示す平面図である。
実施の形態1による回転電機のインシュレータの構成を示す斜視図である。
図5に示したインシュレータの構成を示す平面図である。
図1に示した固定子コアと、図5に示したインシュレータとの分解斜視図である。
図7に示した固定子コアとインシュレータとを組み立てた状態を示す斜視図である。
図8に示した固定子コアとインシュレータとを組み立てた状態を示す側面図である。
図9に示した固定子コアとインシュレータとを組み立てた状態のH2-H2線断面を示す断面図である。
図11Aは、図9のH4-H4線断面における固定子コアとインシュレータとの分解断面図、図11Bは、図11Aの固定子コアとインシュレータとを組み立てた状態を示す断面図である。
図12Aは、図10のH3-H3線断面における固定子コアとインシュレータとの分解断面図、図12Bは、図12Aの固定子コアとインシュレータとを組み立てた状態を示す断面図である。
図13A、図13Bおよび図13Cは、実施の形態2における固定子コアを形成する板材の構成を示した平面図である。
実施の形態2における固定子コアとインシュレータとの関係を示した断面図である。
実施の形態2における固定子コアとインシュレータとの関係を示した断面図である。
実施の形態3における固定子コアとインシュレータとの関係を示した断面図である。
実施の形態3における固定子コアとインシュレータとの関係を示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の説明において、回転電機1における各方向を、それぞれ周方向Z、軸方向Y、径方向X、径方向Xの外側X1、径方向Xの内側X2としてそれぞれ示して説明する。よって、回転電機1を構成する各箇所においても、当該方向を基準として各方向を示して説明する。但し、図2以外の径方向X、外側X1、内側X2を示す各図は、おおむね周方向Zの中央部位置における径方向Xを基準として図示している。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による回転電機の構成を示す断面図である。図2は、図1に示した回転電機のH1-H1線に沿う矢印方向からの断面を示す断面図である。図3は、図1に示した回転電機の固定子コアの構成を示す平面図である。図4Aおよび図4Bは、図3に示した固定子コアの板材の構成を示す平面図である。図5は、実施の形態1による回転電機のインシュレータの構成を示す斜視図であり、図7に示したインシュレータを矢印Aの方向から視た図である。図6は、図5に示したインシュレータの構成を示す平面図であり、図7に示したインシュレータを矢印Aの方向から視た図である。
(【0011】以降は省略されています)

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