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公開番号2025122302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017657
出願日2024-02-08
発明の名称冷蔵庫
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F25D 23/00 20060101AFI20250814BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】食品の蛍光現象を利用した当該食品の鮮度判定の精度向上を図ることが可能である冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫は、内部が冷蔵温度帯に調節される貯蔵室が形成された冷蔵庫本体と、貯蔵室内の空間を、第1空間と第1空間より下方に配置される第2空間とに区画する区画部材と、第1空間内の食品に、当該食品の蛍光を励起可能な特定波長の光を照射する光照射手段と、第1空間内の食品が発する蛍光の波長の光を検出する光検出手段と、光検出手段の検出結果に基づいて、第1空間内の食品の鮮度を判定する判定部と、光照射手段から照射された特定波長の光が、区画部材を貫通して第2空間へ到達することを阻害する光阻害手段19と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部が冷蔵温度帯に調節される貯蔵室が形成された冷蔵庫本体と、
前記貯蔵室内の空間を、第1空間と前記第1空間より下方に配置される第2空間とに区画する区画部材と、
前記第1空間内の食品に、当該食品の蛍光を励起可能な特定波長の光を照射する光照射手段と、
前記第1空間内の食品が発する蛍光の波長の光を検出する光検出手段と、
前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記第1空間内の食品の鮮度を判定する判定部と、
前記光照射手段から照射された前記特定波長の光が、前記区画部材を貫通して前記第2空間へ到達することを阻害する光阻害手段と、を備えた冷蔵庫。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記光阻害手段は、前記区画部材に設けられる請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記貯蔵室内に配置され、前記第1空間内の食品が収納される容器をさらに備え、
前記区画部材は、前記容器の底面部を構成する部材である請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記光阻害手段は、前記容器の全体に設けられる請求項3に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記光阻害手段は、前記光照射手段から照射された前記特定波長の光が、前記区画部材を貫通して前記第2空間へ到達することを阻害する光阻害機能が発現している第1状態と、前記光阻害機能が発現していない第2状態とに切換可能である請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷蔵庫に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
冷蔵庫においては、冷蔵庫本体に設けられた野菜室と、野菜室に置かれた野菜を紫外線又は短波長の可視光線を出して照射する光源と、野菜室内に配置され、該野菜室内に置かれた野菜が光源により照射されて生じる自家蛍光量を光強度として計測する少なくとも複数の光センサと、各光センサが計測した光強度から演算により鮮度をそれぞれ数値化する1つ又は複数の数値演算部と、数値演算部が数値化した個々の野菜の鮮度を表示する鮮度表示部と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-300351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的な家庭用冷蔵庫においては、例えば野菜室のように、内部が複数の収納空間に区画された貯蔵室が設けられていることがある。例に挙げた野菜室内は、上ケース及び下ケースが設けられることで、上下2つの収納空間に区画されている。野菜室の上ケースは透明な部材でできていることが多く、これにより上ケース越しに下ケース内の食品も視認できるようになっている。このような場合、上ケースの食品に光を照射した場合、光が上ケースを透過して下ケースの食品にも当たる。そして、下ケースの食品も鮮度に応じて蛍光するため、上ケースの食品が発した蛍光と区別がつかず、蛍光強度変化による鮮度精度が低下してしまうおそれがある。
【0005】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、内部が複数の収納空間に区画された貯蔵室内に収納された対象食品の蛍光現象を利用した当該対象食品の鮮度判定の精度向上を図ることが可能である冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る冷蔵庫は、内部が冷蔵温度帯に調節される貯蔵室が形成された冷蔵庫本体と、前記貯蔵室内の空間を、第1空間と前記第1空間より下方に配置される第2空間とに区画する区画部材と、前記第1空間内の食品に、当該食品の蛍光を励起可能な特定波長の光を照射する光照射手段と、前記第1空間内の食品が発する蛍光の波長の光を検出する光検出手段と、前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記第1空間内の食品の鮮度を判定する判定部と、前記光照射手段から照射された前記特定波長の光が、前記区画部材を貫通して前記第2空間へ到達することを阻害する光阻害手段と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る冷蔵庫によれば、内部が複数の収納空間に区画された貯蔵室内に収納された対象食品の蛍光現象を利用した当該対象食品の鮮度判定の精度向上を図ることが可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す側断面図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫の野菜室の構成を示す側断面図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫の制御系統の構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫が備える制御装置の機能的構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫による保存日数と食品の鮮度及び蛍光強度との関係を比較例とともに示す図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫の野菜室の変形例の構成を示す側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示に係る冷蔵庫を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1から図6を参照しながら、本開示の実施の形態1について説明する。図1は冷蔵庫の構成を示す側断面図である。図2は冷蔵庫の野菜室の構成を示す側断面図である。図3は冷蔵庫の制御系統の構成を示すブロック図である。図4は冷蔵庫が備える制御装置の機能的構成を示すブロック図である。図5は冷蔵庫による保存日数と食品の鮮度及び蛍光強度との関係を比較例とともに示す図である。図6は冷蔵庫の野菜室の変形例の構成を示す側断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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