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公開番号2025090051
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205017
出願日2023-12-05
発明の名称冷蔵庫
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F25D 21/08 20060101AFI20250610BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】冷却器の出入口の冷媒温度を検出する冷蔵庫において、冷却器に霜が付着しているか否かを判断して、適切なタイミングで圧縮機の駆動と霜取運転とを行う。
【解決手段】圧縮機(90)と、冷却器(25)と、冷却器を配置する冷却室(45)と、冷却器へと流入する冷媒の流入温度を検出する第1センサ(TS1)と、冷却器から流出する冷媒の流出温度を検出する第2センサ(TS2)と、冷却器に付着した霜を除去するヒータ(35)と、圧縮機およびヒータを制御する制御装置(80)と、冷却室に配置されたファン(15)とを備える。制御装置は、第1センサ(TS1)の検出結果を取得し(S102)、第2センサ(TS2)の検出結果を取得し(S103)、流入温度と流出温度との温度差と少なくとも1つの閾値とに基づいて、圧縮機およびヒータを制御する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機と、
冷却器と、
前記冷却器を配置する冷却室と、
前記冷却器へと流入する冷媒の流入温度を検出する第1センサと、
前記冷却器から流出する冷媒の流出温度を検出する第2センサと、
前記冷却器に付着した霜を除去するヒータと、
前記圧縮機および前記ヒータを制御する制御装置と、
前記冷却室に配置されたファンとを備え、
前記制御装置は、
前記第1センサの検出結果を取得し、
前記第2センサの検出結果を取得し、
前記流入温度と前記流出温度との温度差と少なくとも1つの閾値とに基づいて、前記圧縮機および前記ヒータを制御する、冷蔵庫。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記制御装置は、
前記流入温度と前記流出温度との温度差が第1閾値を超える場合、前記圧縮機の回転数を上昇させ、
前記温度差が前記第1閾値よりも小さい第2閾値未満である場合、前記ヒータを駆動させる、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記制御装置は、前記温度差が前記第2閾値未満である場合、規定期間に亘って前記ファンを駆動する、請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記第1センサは、前記冷却器へと流入する冷媒を通過させる配管に配置されるサーミスタを含み、
前記第2センサは、前記冷却器から流出する冷媒を通過させる配管に配置されるサーミスタを含む、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記第1センサおよび前記第2センサが配置される領域は、前記冷却器と前記ファンとの間の領域と異なる領域である、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
冷媒を蓄積可能に構成され、前記冷却器と前記圧縮機との間に配置されたアキュムレータをさらに備え、
前記第2センサは、前記アキュムレータと前記冷却器との間に配置されている、請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記圧縮機を収納する機械室と、
冷媒を蓄積可能に構成され、前記冷却器と前記圧縮機との間に配置されたアキュムレータをさらに備え、
前記第2センサは、前記アキュムレータと前記機械室との間に配置されている、請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記第1センサは、前記冷却器へと流入する冷媒の圧力を検出する圧力センサを含み、
前記第2センサは、前記冷却器から流出する冷媒を通過させる配管の温度を検出するサーミスタを含む、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷凍サイクルを用いて冷却する冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、圧縮機を含む冷凍サイクルシステムを用いて庫内の食品などを冷蔵保存および冷凍保存する冷蔵庫が知られている。特許文献1(特開2015-038409号公報)には、冷蔵室および冷凍室を有しており、冷却室において冷却された空気を冷蔵室および冷凍室の各々に送風する冷蔵庫が記載されている。特許文献1の冷蔵庫では、冷却器の冷媒の出入口の温度差に基づいて、庫内の状態を判断し、冷却室と冷蔵室との間のダンパ、および冷却室と冷凍室との間のダンパの制御を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-038409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の冷蔵庫では、ダンパの制御によって庫内の温度が適切に調整されるが、庫内の状態を判断する上で冷却器に霜が付着しているか否かについては考慮されていない。冷却器に霜が付着している状態では、冷却器による熱交換の効率が低減してしまい、十分に冷却能力が発揮されない場合がある。
【0005】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、冷却器の出入口の冷媒温度を検出する冷蔵庫において、冷却器に霜が付着しているか否かを判断して、適切なタイミングで圧縮機の駆動と霜取運転とを行うことが可能な冷蔵庫を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示における冷蔵庫は、圧縮機と、冷却器と、冷却器を配置する冷却室と、冷却器へと流入する冷媒の流入温度を検出する第1センサと、冷却器から流出する冷媒の流出温度を検出する第2センサと、冷却器に付着した霜を除去するヒータと、圧縮機およびヒータを制御する制御装置と、冷却室に配置されたファンとを備える。制御装置は、第1センサの検出結果を取得し、第2センサの検出結果を取得し、流入温度と流出温度との温度差と少なくとも1つの閾値とに基づいて、圧縮機およびヒータを制御する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の冷蔵庫では、冷却器に霜が付着しているか否かを判断して、適切なタイミングで圧縮機の駆動と霜取運転とを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
冷蔵庫の断面を示す透過図である。
冷蔵庫で用いられる冷凍サイクルを示す模式図である。
冷蔵庫の回路構成を示すブロック図である。
実施の形態1におけるセンサの配置を説明するための図である。
実施の形態1におけるP-h線図である。
実施の形態1において実行される制御のフローチャートである。
実施の形態2におけるセンサの配置を説明するための図である。
実施の形態2におけるP-h線図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本開示に係る技術思想の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0010】
実施の形態1.
<冷蔵庫の全体構成>
図1は、冷蔵庫10の断面を示す透過図である。図1(A)は、冷蔵庫10を正面視したときの透過図である。図1(B)は、冷蔵庫10を側面視したときの透過図である。本実施の形態における冷蔵庫10は、六面体形状を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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