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公開番号
2025092925
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208344
出願日
2023-12-11
発明の名称
給湯暖房機
出願人
株式会社パロマ
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
F24D
3/00 20220101AFI20250616BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】一次熱交換器の流量を確保することと、一次熱交換器内で沸騰が生じやすい状態を防止する。
【解決手段】給湯暖房機1は、一次及び二次熱交換器とシスターン33と循環ポンプ36と接続配管30を含む暖房回路4Aと、コントローラ21とを備え、接続配管30は、暖房戻り管32、第一接続管47、低温往き管49、高温往き管58、およびバイパス回路59を含み、バイパス回路59には、流量調節部62が設けられる。コントローラ21は、第2のサーミスタによる検出温度が第1基準温度以下となる場合に流量調節部62を制御して、一次熱交換器からシスターン33への流量を小流量に制限し、第2のサーミスタによる検出温度が第1基準温度よりも高温の第2基準温度以上となった場合には、追い焚き流量制御弁を開いて、一次熱交換器への湯水の量を、バイパス熱動弁を開いた場合の流量と閉じた場合の流量との間となる中間流量に制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ガスバーナにより加熱される一次熱交換器及び二次熱交換器と、
湯水を貯留するとともに第1のサーミスタが設けられるシスターンと、
循環ポンプと、
接続配管を含み、外部暖房端末との間で循環路を形成する暖房回路と、
風呂追い焚き回路と、
コントローラと、を備え、
前記接続配管は、前記外部暖房端末の下流端部が接続される暖房戻り口と前記二次熱交換器の上流端とを接続する暖房戻り管、前記二次熱交換器の下流端と前記シスターンの入口部とを接続する第一接続管、前記シスターンの出口部と前記外部暖房端末への出口となる低温往き口とを接続するとともに前記循環ポンプが介設される低温往き管、前記低温往き管の途中から分岐し、前記一次熱交換器の上流端に接続される第二接続管、前記一次熱交換器の下流端と前記外部暖房端末とは異なる高温暖房端末への出口となる高温往き口とを接続するとともに前記一次熱交換器の出口温度を検出する第2のサーミスタが設けられる高温往き管、および前記高温往き管から分岐し、前記第一接続管または前記シスターンへ接続されるバイパス回路を含み、前記高温往き管からは、途中に追い焚き流量制御弁、および前記風呂追い焚き回路を加熱するための液-液熱交換器が介設され、前記暖房戻り管に合流する追い焚き回路が分岐し、
前記バイパス回路には、バイパス熱動弁を開閉することで、前記一次熱交換器から前記シスターンに流れる湯水の量を大小二段階に調節する流量調節部が設けられる給湯暖房機であって、
前記コントローラは、前記第2のサーミスタによる検出温度が第1基準温度以下となることを含む第1条件を満たした場合に前記流量調節部を制御して、前記一次熱交換器から前記シスターンに流れる流量を小流量に制限し、
この後、前記第2のサーミスタによる検出温度が前記第1基準温度よりも高温の第2基準温度以上となった場合には、前記追い焚き流量制御弁を開いて、前記一次熱交換器を流れる湯水の量を、前記バイパス熱動弁を開いた場合の流量と閉じた場合の流量との間となる中間流量に制御する、給湯暖房機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯暖房機に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
高温側端末暖房装置と低温側端末暖房装置とに温水を循環供給する暖房循環回路を備えた給湯暖房機として、特開2005-61677号公報(下記特許文献1)に記載の給湯暖房機が知られている。この給湯暖房機では、副熱交換器で加熱されシスターンに導入された温水は、低温側端末暖房装置と主熱交換器とに分岐して供給される。低温側端末暖房装置に供給された温水は、部屋を暖めた後、暖房戻り管路を介して副熱交換器に戻り、この副熱交換器で加熱されシスターンを経由して再度低温側暖房端末装置等に供給される。一方、主熱交換器に流れた温水は、主熱交換器で加熱された後、シスターンにつながるバイパス管路等に供給される。
【0003】
バイパス管路には、低温能力切替熱動弁が設けられており、シスターンに設けられるサーミスタの検出温度に基づいて低温側端末暖房装置への経路を温める必要があると判定された場合には開状態に、温める必要がないと判定された場合には閉状態に制御される。ただし、低温能力切替熱動弁は、完全に閉弁されるものではなく、追い焚き熱動弁や高温側端末暖房装置および低温側端末暖房装置のすべてが閉じられたときにでも暖房熱交換器内に極微量の温水を流通可能とする程度の隙間が形成されるように閉弁されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-61677号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の給湯暖房機には、バイパス管路に、開度を無段階に調整可能な開閉制御弁を設けたものに比べ低コストである反面、主熱交換器からシスターンへの流量を大小二段階にしか調節できないという問題点がある。このため、要求される温度が低温でかつ比較的流量が大きい場合、低温能力切替熱動弁を開くと、主熱交換器が冷やされすぎて主熱交換器でドレンが発生しやすい状態となる。かといって、低温能力切替熱動弁を閉じると、主熱交換器からシスターンへの温水の流れが制限されて主熱交換器内で沸騰が生じやすい状態となる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の給湯暖房機は、ガスバーナにより加熱される一次熱交換器及び二次熱交換器と、湯水を貯留するとともに第1のサーミスタが設けられるシスターンと、循環ポンプと、接続配管を含み、外部暖房端末との間で循環路を形成する暖房回路と、風呂追い焚き回路と、コントローラと、を備え、前記接続配管は、前記外部暖房端末の下流端部が接続される暖房戻り口と前記二次熱交換器の上流端とを接続する暖房戻り管、前記二次熱交換器の下流端と前記シスターンの入口部とを接続する第一接続管、前記シスターンの出口部と前記外部暖房端末への出口となる低温往き口とを接続するとともに前記循環ポンプが介設される低温往き管、前記低温往き管の途中から分岐し、前記一次熱交換器の上流端に接続される第二接続管、前記一次熱交換器の下流端と前記外部暖房端末とは異なる高温暖房端末への出口となる高温往き口とを接続するとともに前記一次熱交換器の出口温度を検出する第2のサーミスタが設けられる高温往き管、および前記高温往き管から分岐し、前記第一接続管または前記シスターンへ接続されるバイパス回路を含み、前記高温往き管からは、途中に追い焚き流量制御弁、および前記風呂追い焚き回路を加熱するための液-液熱交換器が介設され、前記暖房戻り管に合流する追い焚き回路が分岐し、前記バイパス回路には、バイパス熱動弁を開閉することで、前記一次熱交換器から前記シスターンに流れる湯水の量を大小二段階に調節する流量調節部が設けられる給湯暖房機であって、前記コントローラは、前記第2のサーミスタによる検出温度が第1基準温度以下となることを含む第1条件を満たした場合に前記流量調節部を制御して、前記一次熱交換器から前記シスターンに流れる流量を小流量に制限し、この後、前記第2のサーミスタによる検出温度が前記第1基準温度よりも高温の第2基準温度以上となった場合には、前記追い焚き流量制御弁を開いて、前記一次熱交換器を流れる湯水の量を、前記バイパス熱動弁を開いた場合の流量と閉じた場合の流量との間となる中間流量に制御する、給湯暖房機である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、一次熱交換器の流量をある程度確保することができ、一次熱交換器内の温度が過剰に高まり一次熱交換器内で沸騰が生じやすい状態となるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、フロントカバーを外した状態の給湯暖房機の正面図である。
図2は、給湯暖房機の概略構成図である。
図3は、図2における流量調節部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
[1]本開示の給湯暖房機は、ガスバーナにより加熱される一次熱交換器及び二次熱交換器と、湯水を貯留するとともに第1のサーミスタが設けられるシスターンと、循環ポンプと、接続配管を含み、外部暖房端末との間で循環路を形成する暖房回路と、風呂追い焚き回路と、コントローラと、を備え、前記接続配管は、前記外部暖房端末の下流端部が接続される暖房戻り口と前記二次熱交換器の上流端とを接続する暖房戻り管、前記二次熱交換器の下流端と前記シスターンの入口部とを接続する第一接続管、前記シスターンの出口部と前記外部暖房端末への出口となる低温往き口とを接続するとともに前記循環ポンプが介設される低温往き管、前記低温往き管の途中から分岐し、前記一次熱交換器の上流端に接続される第二接続管、前記一次熱交換器の下流端と前記外部暖房端末とは異なる高温暖房端末への出口となる高温往き口とを接続するとともに前記一次熱交換器の出口温度を検出する第2のサーミスタが設けられる高温往き管、および前記高温往き管から分岐し、前記第一接続管または前記シスターンへ接続されるバイパス回路を含み、前記高温往き管からは、途中に追い焚き流量制御弁、および前記風呂追い焚き回路を加熱するための液-液熱交換器が介設され、前記暖房戻り管に合流する追い焚き回路が分岐し、前記バイパス回路には、バイパス熱動弁を開閉することで、前記一次熱交換器から前記シスターンに流れる湯水の量を大小二段階に調節する流量調節部が設けられる給湯暖房機であって、前記コントローラは、前記第2のサーミスタによる検出温度が第1基準温度以下となることを含む第1条件を満たした場合に前記流量調節部を制御して、前記一次熱交換器から前記シスターンに流れる流量を小流量に制限し、この後、前記第2のサーミスタによる検出温度が前記第1基準温度よりも高温の第2基準温度以上となった場合には、前記追い焚き流量制御弁を開いて、前記一次熱交換器を流れる湯水の量を、前記バイパス熱動弁を開いた場合の流量と閉じた場合の流量との間となる中間流量に制御する、給湯暖房機である。
(【0011】以降は省略されています)
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