TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025164960
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-31
出願番号2024068740
出願日2024-04-21
発明の名称ガスコンロの製造方法およびガスコンロ
出願人株式会社パロマ
代理人個人
主分類F24C 15/08 20060101AFI20251024BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】ガスコンロにおいて背板部と排気ダクトとの干渉を回避しやすく、かつ、ガスコンロを設計・製造する上で、設計変更や部品点数の増大を抑制しやすい技術を提供する。
【解決手段】
第1グリル庫105Aは、第1仕様のガスコンロ101とは異なる第2仕様のガスコンロ201と一部形状が共通化され、第1の下側構成部120が、第2の下側構成部220と共通形状とされている。ガスコンロ101の第1背板部102Cは、第1背板部102Cの上下方向の中心位置よりも上方側に膨出部103が設けられ、膨出部103内に、触媒140の一部を配置する構成となっている。第2背板部202Cは、第2排気ダクト207を入り込ませるための後方側への膨らみが設けられない構成である。そして、第1背板部102Cの上下方向中心位置よりも下側の形状と、第2背板部202Cの上下方向中心位置よりも下側の形状とが共通形状とされている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
上方側に向かって火炎を放出する1以上のコンロバーナと、
前記コンロバーナの少なくとも一部を収容する構成をなし、上端部側が開口した筐体と、
前記筐体の上端部に取り付けられ、前記筐体の上端部側の開口を部分的に閉塞する天板と、
前記筐体内に収容され、グリル庫と、前記グリル庫内を加熱するグリルバーナと、を有するグリル装置と、
排気口を有し、前記グリル庫で生じた煙を前記排気口に導いて排気する排気ダクトと、
を備えたガスコンロの製造方法であって、
前記グリル庫で生じた煙又は臭気成分の少なくともいずれかを加熱するアフターバーナを用いるか否かを選択する第1選択工程と、
前記第1選択工程で前記アフターバーナを用いることが選択された場合には前記グリル庫として第1グリル庫を選択し、前記第1選択工程で前記アフターバーナを用いないことが選択される場合には前記グリル庫として前記第1グリル庫とは異なる第2グリル庫を選択する第2選択工程と、
前記第2選択工程で前記第1グリル庫が選択される場合には前記排気ダクトとして第1排気ダクトを選択し、前記第2選択工程で前記第2グリル庫が選択される場合には前記排気ダクトとして第2排気ダクトを選択する第3選択工程と、
前記第3選択工程で前記第1排気ダクトが選択される場合には前記筐体として第1筐体を選択し、前記第2選択工程で前記第2排気ダクトが選択される場合には前記筐体として第2筐体を選択する第4選択工程と、
前記第2選択工程で選択された前記グリル庫および前記第3選択工程で選択された前記排気ダクトを、前記第4選択工程で選択された前記筐体に組み付ける組付工程と、
を含み、
前記第1筐体は、第1底壁部と、一対の第1側壁部と、第1背板部と、第1前枠部とによって前記第1グリル庫の収容空間が囲まれる箱状形態をなし、
前記第2筐体は、第2底壁部と、一対の第2側壁部と、第2背板部と、第2前枠部とによって前記第1グリル庫の収容空間が囲まれる箱状形態をなし、
前記第1グリル庫は、前記グリルバーナおよび前記アフターバーナを収容しつつ保持する第1の上側構成部と、前記第1の上側構成部に対して下側から組付けられる第1の下側構成部と、を備えた構成とされ、
前記第2グリル庫は、前記グリルバーナを収容しつつ保持するとともに前記アフターバーナを収容しない構成をなす第2の上側構成部と、前記第2の上側構成部に対して下側から組付けられる構成をなし且つ前記第1の下側構成部と共通形状をなす第2の下側構成部と、を備えた構成とされ、
前記第1排気ダクトは、内部に触媒が設けられた構成とされ、
前記第2排気ダクトは内部に触媒が設けられない構成とされ
前記第1背板部は、当該第1背板部の上下方向の中心位置よりも上方側に膨出部が設けられ、前記膨出部内に前記第1排気ダクトの一部が入り込み、
前記第2背板部は前記第2排気ダクトを入り込ませるための後方側への膨らみが設けられない構成である
ガスコンロの製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1背板部の上下方向中心位置よりも下側の形状と、前記第2背板部の上下方向中心位置よりも下側の形状とが共通形状とされている
請求項1に記載のガスコンロの製造方法。
【請求項3】
前記第1底壁部と前記第2底壁部とが共通形状とされ、
前記一対の第1側壁部と前記一対の第2側壁部とが共通形状とされる
請求項1又は請求項2に記載のガスコンロの製造方法。
【請求項4】
前記膨出部内に、前記触媒の一部を配置する
請求項1又は請求項2に記載のガスコンロの製造方法。
【請求項5】
上方側に向かって火炎を放出する1以上のコンロバーナと、
前記コンロバーナの少なくとも一部を収容する構成をなし、上端部側が開口した筐体と、
前記筐体の上端部に取り付けられ、前記筐体の上端部側の開口を部分的に閉塞する天板と、
前記筐体内に収容され、第1グリル庫と、前記グリル庫内を加熱するグリルバーナと、を有するグリル装置と、
前記第1グリル庫で生じた煙又は臭気成分の少なくともいずれかを加熱するアフターバーナと、
排気口を有し、前記第1グリル庫で生じた煙を前記排気口に導いて排気する第1排気ダクトと、
を備えたガスコンロであって、
前記第1グリル庫は、前記グリルバーナおよび前記アフターバーナを収容しつつ保持する第1の上側構成部と、前記第1の上側構成部に対して下側から組付けられる第1の下側構成部と、を備えた構成とされ、
前記第1排気ダクトは、内部に触媒が設けられた構成とされており、
前記第1グリル庫は、当該ガスコンロとは異なる仕様のガスコンロと一部形状が共通化されており、
前記異なる仕様のガスコンロは、前記第1グリル庫とは異なる第2グリル庫と、前記第1排気ダクトとは異なる第2排気ダクトと、を備えたものであり、
前記第2グリル庫は、前記グリルバーナを収容しつつ保持するとともに前記アフターバーナを収容しない構成をなす第2の上側構成部と、前記第2の上側構成部に対して下側から組付けられる第2の下側構成部と、を備えたものであり、
前記第2排気ダクトは内部に触媒が設けられないものであり、
前記第1の下側構成部が、前記第2の下側構成部と共通形状とされている
ガスコンロ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ガスコンロの製造方法およびガスコンロに関する。
続きを表示(約 4,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ビルトインコンロが開示されている。このコンロは、略直方体状の筐体を備え、筐体の開口する上部には、天板が固定される。天板の右手前には右バーナ、左手前には左バーナ、中央奥側には奥バーナが設けられる。天板の後端側中央には、グリル用の排気口が設けられる。筐体内にはグリル庫が設けられ、筐体の前面の中央には、グリル扉が手前に引き出し可能に設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-85369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のビルトインコンロを含め、従来のビルトインコンロは、例えば、キャビネットの上面に形成された開口部周縁部上に筐体を挿入するように取り付け、キャビネットによって吊り下げ支持されるようにキャビネットに載置される構成のものが多い。この種のガスコンロでは、筐体を開口部内に入り込ませる際に干渉を生じにくくするように、筐体の側壁部の後端部や背板部を、後方側となるにつれて上位置となるような傾斜形状とするような対策が講じられている。
【0005】
ところで、ガスコンロでは、背板部の近くに、グリル庫で生じた排気を放出するための排気ダクトが設けられる構成のものが多く、背板部を上述の傾斜形状としたガスコンロなどのように、背板部が排気ダクトに近づきやすい構造のものでは、排気ダクトと背板部との干渉が問題となる。このような干渉は回避する必要があるが、回避のために過度な設計変更や部品点数の増大を招くことは望ましくない。
【0006】
本開示の目的の一つは、ガスコンロにおいて背板部と排気ダクトとの干渉を回避しやすく、かつ、ガスコンロを設計・製造する上で、設計変更や部品点数の増大を抑制しやすい技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一つであるガスコンロの製造方法は、
上方側に向かって火炎を放出する1以上のコンロバーナと、
前記コンロバーナの少なくとも一部を収容する構成をなし、上端部側が開口した筐体と、
前記筐体の上端部に取り付けられ、前記筐体の上端部側の開口を部分的に閉塞する天板と、
前記筐体内に収容され、グリル庫と、前記グリル庫内を加熱するグリルバーナと、を有するグリル装置と、
排気口を有し、前記グリル庫で生じた煙を前記排気口に導いて排気する排気ダクトと、
を備えたガスコンロの製造方法であって、
前記グリル庫で生じた煙又は臭気成分の少なくともいずれかを加熱するアフターバーナを用いるか否かを選択する第1選択工程と、
前記第1選択工程で前記アフターバーナを用いることが選択された場合には前記グリル庫として第1グリル庫を選択し、前記第1選択工程で前記アフターバーナを用いないことが選択される場合には前記グリル庫として前記第1グリル庫とは異なる第2グリル庫を選択する第2選択工程と、
前記第2選択工程で前記第1グリル庫が選択される場合には前記排気ダクトとして第1排気ダクトを選択し、前記第2選択工程で前記第2グリル庫が選択される場合には前記排気ダクトとして第2排気ダクトを選択する第3選択工程と、
前記第3選択工程で前記第1排気ダクトが選択される場合には前記筐体として第1筐体を選択し、前記第2選択工程で前記第2排気ダクトが選択される場合には前記筐体として第2筐体を選択する第4選択工程と、
前記第2選択工程で選択された前記グリル庫および前記第3選択工程で選択された前記排気ダクトを、前記第4選択工程で選択された前記筐体に組み付ける組付工程と、
を含み、
前記第1筐体は、第1底壁部と、一対の第1側壁部と、第1背板部と、第1前枠部とによって前記第1グリル庫の収容空間が囲まれる箱状形態をなし、
前記第2筐体は、第2底壁部と、一対の第2側壁部と、第2背板部と、第2前枠部とによって前記第1グリル庫の収容空間が囲まれる箱状形態をなし、
前記第1グリル庫は、前記グリルバーナおよび前記アフターバーナを収容しつつ保持する第1の上側構成部と、前記第1の上側構成部に対して下側から組付けられる第1の下側構成部と、を備えた構成とされ、
前記第2グリル庫は、前記グリルバーナを収容しつつ保持するとともに前記アフターバーナを収容しない構成をなす第2の上側構成部と、前記第2の上側構成部に対して下側から組付けられる構成をなし且つ前記第1の下側構成部と共通形状をなす第2の下側構成部と、を備えた構成とされ、
前記第1排気ダクトは、内部に触媒が設けられた構成とされ、
前記第2排気ダクトは内部に触媒が設けられない構成とされ
前記第1背板部は、当該第1背板部の上下方向の中心位置よりも上方側に膨出部が設けられ、前記膨出部内に前記第1排気ダクトの一部が入り込み、
前記第2背板部は前記第2排気ダクトを入り込ませるための後方側への膨らみが設けられない構成である
【0008】
本開示の一つであるガスコンロは、
上方側に向かって火炎を放出する1以上のコンロバーナと、
前記コンロバーナの少なくとも一部を収容する構成をなし、上端部側が開口した筐体と、
前記筐体の上端部に取り付けられ、前記筐体の上端部側の開口を部分的に閉塞する天板と、
前記筐体内に収容され、第1グリル庫と、前記グリル庫内を加熱するグリルバーナと、を有するグリル装置と、
前記第1グリル庫で生じた煙又は臭気成分の少なくともいずれかを加熱するアフターバーナと、
排気口を有し、前記第1グリル庫で生じた煙を前記排気口に導いて排気する第1排気ダクトと、
を備えたガスコンロであって、
前記第1グリル庫は、前記グリルバーナおよび前記アフターバーナを収容しつつ保持する第1の上側構成部と、前記第1の上側構成部に対して下側から組付けられる第1の下側構成部と、を備えた構成とされ、
前記第1排気ダクトは、内部に触媒が設けられた構成とされており、
前記第1グリル庫は、当該ガスコンロとは異なる仕様のガスコンロと一部形状が共通化されており、
前記異なる仕様のガスコンロは、前記第1グリル庫とは異なる第2グリル庫と、前記第1排気ダクトとは異なる第2排気ダクトと、を備えたものであり、
前記第2グリル庫は、前記グリルバーナを収容しつつ保持するとともに前記アフターバーナを収容しない構成をなす第2の上側構成部と、前記第2の上側構成部に対して下側から組付けられる第2の下側構成部と、を備えたものであり、
前記第2排気ダクトは内部に触媒が設けられないものであり、
前記第1の下側構成部が、前記第2の下側構成部と共通形状とされている。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る技術によれば、ガスコンロにおいて背板部と排気ダクトとの干渉を回避しやすく、かつ、ガスコンロを設計・製造する上で、設計変更や部品点数の増大を抑制しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係るガスコンロを概略的に例示する斜視図である。
図2は、図1のガスコンロの正面図である。
図3は、図1のガスコンロにおける各ガスバーナへのガスの供給構造を概略的に示す説明図である。
図4は、図1のガスコンロの電気的構成を例示するブロック図である。
図5は、第1仕様のガスコンロの筐体内の内部構成を概略的に例示する断面図である。
図6は、第1仕様のガスコンロの筐体の一部を分解して概略的に例示する分解斜視図である。
図7は、第1仕様のガスコンロの筐体内の内部構成について、主に、第1筐体と第1グリル装置との関係を示す概略図である。
図8は、第1仕様のガスコンロの一部についての斜視断面図である。
図9は、第1仕様のガスコンロの第1グリル装置及び第1排気ダクトを概略的に例示する斜視図である。
図10は、第1仕様のガスコンロの第1グリル装置及び第1排気ダクトの側面図である。
図11は、第1仕様のガスコンロの第1グリル装置及び第1排気ダクトの分解斜視図である。
図12は、第1仕様のガスコンロの第1グリル装置及び第1排気ダクトを分解した構成の側面図である。
図13は、第1仕様のガスコンロの第1グリル装置及び第1排気ダクトの分解斜視断面図である。
図14は、第2仕様のガスコンロの筐体内の内部構成について、主に、第2筐体と第2グリル装置との関係を示す概略図である。
図15は、第2仕様のガスコンロの筐体の一部を分解して概略的に例示する分解斜視図である。
図16は、第2仕様のガスコンロの第2グリル装置及び第2排気ダクトを概略的に例示する斜視図である。
図17は、第2仕様のガスコンロの第2グリル装置及び第2排気ダクトの側面図である。
図18は、第2仕様のガスコンロの第2グリル装置及び第2排気ダクトの分解斜視図である。
図19は、第2仕様のガスコンロの第2グリル装置及び第2排気ダクトを分解した構成の側面図である。
図20は、第2仕様のガスコンロの第1グリル装置及び第1排気ダクトの分解斜視断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社パロマ
湯沸器
1か月前
株式会社パロマ
給湯器
2か月前
株式会社パロマ
ガスコンロ
4日前
株式会社パロマ
給湯暖房機
3か月前
株式会社パロマ
給湯暖房機
3か月前
株式会社パロマ
給湯暖房機
3か月前
株式会社パロマ
ガスコンロ
4日前
株式会社パロマ
ガスコンロ
4日前
株式会社パロマ
加熱調理装置
1か月前
株式会社パロマ
加熱調理装置
8日前
株式会社パロマ
加熱調理装置
1か月前
株式会社パロマ
加熱調理装置
1か月前
株式会社パロマ
加熱調理装置
5日前
株式会社パロマ
食器洗浄機用ブースター
12日前
株式会社パロマ
食器洗浄機用ブースター
25日前
株式会社パロマ
食器洗浄機用ブースター
1か月前
株式会社パロマ
食器洗浄機用ブースター
1か月前
株式会社パロマ
食器洗浄機用ブースター
1か月前
株式会社パロマ
食器洗浄機用ブースター
1か月前
株式会社パロマ
食器洗浄機用ブースター
1か月前
株式会社パロマ
加熱調理装置及び製造方法
28日前
株式会社パロマ
給湯器の製造方法及び給湯器
1か月前
株式会社パロマ
アフターバーナ及び加熱調理装置
5日前
株式会社パロマ
ヒートポンプ熱源機及び給湯システム
5日前
株式会社パロマ
ヒートポンプ熱源機及び給湯システム
5日前
株式会社パロマ
ガスコンロの製造方法およびガスコンロ
4日前
株式会社パロマ
食器洗浄機用ブースター及び食器洗浄システム
1か月前
個人
空気調和機
5か月前
個人
エアコン室内機
4か月前
株式会社トヨトミ
五徳
11日前
株式会社コロナ
空調装置
1か月前
株式会社コロナ
加湿装置
5か月前
個人
油ハネ防止カーテン
今日
株式会社コロナ
空調装置
26日前
株式会社コロナ
給湯装置
3か月前
株式会社コロナ
空調装置
11日前
続きを見る