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公開番号2025172338
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2024077797
出願日2024-05-13
発明の名称ガスコンロ
出願人株式会社パロマ
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類F24C 15/06 20060101AFI20251118BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】赤外線発信部のカバー体の脱落を抑制する。
【解決手段】ガスコンロ1は、複数のガスバーナと、前パネル30と、前パネル30の前側に装着される化粧パネル40と、2つの点火ボタン11,12と、2つの操作レバー15A,15Bと、赤外線発信部50と、を備える。前パネル30は、2つの操作レバー15A,15Bがそれぞれ挿通される2つの長孔33,34と、2つの長孔33,34の間に配される支持孔35Aと、を有し、化粧パネル40は板金のプレス成型品であり、2つの点火ボタン11,12がそれぞれ挿通されるボタン孔41Aと、2つの長孔33,34及び支持孔35Aの前側に配されるスリット孔41Bと、を有し、赤外線発信部50は、支持孔35A内に支持される赤外線発信素子51と、支持孔35Aを前側から覆うように前パネル30に装着されるカバー体60と、を備え、カバー体60の上下方向の寸法は、スリット孔41Bの上下方向の寸法より大きく設定されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
複数のガスバーナと、
前記複数のガスバーナを収容する筐体部と、
前記筐体部の前部に取り付けられる前パネルと、
前記前パネルの前側に装着される化粧パネルと、
前記複数のガスバーナのうちの２つのガスバーナのそれぞれの点火・消火操作を行うための２つの点火ボタンと、
前記２つのガスバーナのそれぞれの火力調節を行うための２つの操作レバーと、
前記２つのガスバーナの少なくとも１つが燃焼している場合に外部に赤外線信号を発信する赤外線発信部と、を備えるガスコンロであって、
前記２つの点火ボタンは、左右方向に並んで前記前パネルに配置され、
前記前パネルは、前記２つの点火ボタンの上方に左右方向に並んで配され且つ前記２つの操作レバーがそれぞれ挿通される２つの長孔と、前記２つの長孔の間に配される支持孔と、を有し、
前記化粧パネルは板金のプレス成型品であり、
前記化粧パネルは、前記２つの点火ボタンがそれぞれ挿通されるボタン孔と、前記２つの長孔及び前記支持孔の前側に配されるスリット孔と、を有し、
前記赤外線発信部は、前方に前記赤外線信号を発信可能に前記支持孔内に支持される赤外線発信素子と、前記支持孔を前側から覆うように前記前パネルに装着されるカバー体と、を備え、
前記カバー体の上下方向の寸法は、前記スリット孔の上下方向の寸法より大きく設定されている、ガスコンロ。
続きを表示（約 66 文字）【請求項２】
前記化粧パネルは、前記スリット孔の孔縁部から後方に延びる延出部を備える、請求項１に記載のガスコンロ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、ガスコンロに関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、特許第５４６５２１４号公報（下記特許文献１）に記載のガスコンロが知られている。このガスコンロは、バーナの燃焼時に換気装置の運転を制御するための赤外線信号を発光する赤外線発光部を備える。赤外線発光部は、赤外線発光素子と、赤外線発光素子を前方から覆うカバーと、を備える。赤外線発光部のカバーは、ガスコンロ前面の操作パネルに設けられたレバー用スライド孔の左右中央部に嵌め込まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第５４６５２１４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記の構成において、操作パネルが板金のプレス成型品である場合、レバー用スライド孔の公差が大きくなりやすい。このため、カバーに対してレバー用スライド孔が大きく形成され、カバーがレバー用スライド孔から前方に脱落することがありうる。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示のガスコンロは、複数のガスバーナと、前記複数のガスバーナを収容する筐体部と、前記筐体部の前部に取り付けられる前パネルと、前記前パネルの前側に装着される化粧パネルと、前記複数のガスバーナのうちの２つのガスバーナのそれぞれの点火・消火操作を行うための２つの点火ボタンと、前記２つのガスバーナのそれぞれの火力調節を行うための２つの操作レバーと、前記２つのガスバーナの少なくとも１つが燃焼している場合に外部に赤外線信号を発信する赤外線発信部と、を備えるガスコンロであって、前記２つの点火ボタンは、左右方向に並んで前記前パネルに配置され、前記前パネルは、前記２つの点火ボタンの上方に左右方向に並んで配され且つ前記２つの操作レバーがそれぞれ挿通される２つの長孔と、前記２つの長孔の間に配される支持孔と、を有し、前記化粧パネルは板金のプレス成型品であり、前記化粧パネルは、前記２つの点火ボタンがそれぞれ挿通されるボタン孔と、前記２つの長孔及び前記支持孔の前側に配されるスリット孔と、を有し、前記赤外線発信部は、前方に前記赤外線信号を発信可能に前記支持孔内に支持される赤外線発信素子と、前記支持孔を前側から覆うように前記前パネルに装着されるカバー体と、を備え、前記カバー体の上下方向の寸法は、前記スリット孔の上下方向の寸法より大きく設定されている、ガスコンロである。
【発明の効果】
【０００６】
本開示によれば、赤外線発信部のカバー体の脱落を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
図１は、実施形態にかかるガスコンロの正面図である。
図２は、ガスコンロの分解斜視図である。
図３は、フロント部材の分解斜視図である。
図４は、図１のＡ－Ａ断面図である。
図５は、前パネルの前方斜視図である。
図６は、前パネルの後方斜視図である。
図７は、カバー体の斜視図である。
図８は、化粧パネルの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
［本開示の実施形態の説明］
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
【０００９】
（１）本開示のガスコンロは、複数のガスバーナと、前記複数のガスバーナを収容する筐体部と、前記筐体部の前部に取り付けられる前パネルと、前記前パネルの前側に装着される化粧パネルと、前記複数のガスバーナのうちの２つのガスバーナのそれぞれの点火・消火操作を行うための２つの点火ボタンと、前記２つのガスバーナのそれぞれの火力調節を行うための２つの操作レバーと、前記２つのガスバーナの少なくとも１つが燃焼している場合に外部に赤外線信号を発信する赤外線発信部と、を備えるガスコンロであって、前記２つの点火ボタンは、左右方向に並んで前記前パネルに配置され、前記前パネルは、前記２つの点火ボタンの上方に左右方向に並んで配され且つ前記２つの操作レバーがそれぞれ挿通される２つの長孔と、前記２つの長孔の間に配される支持孔と、を有し、前記化粧パネルは板金のプレス成型品であり、前記化粧パネルは、前記２つの点火ボタンがそれぞれ挿通されるボタン孔と、前記２つの長孔及び前記支持孔の前側に配されるスリット孔と、を有し、前記赤外線発信部は、前方に前記赤外線信号を発信可能に前記支持孔内に支持される赤外線発信素子と、前記支持孔を前側から覆うように前記前パネルに装着されるカバー体と、を備え、前記カバー体の上下方向の寸法は、前記スリット孔の上下方向の寸法より大きく設定されている。
【００１０】
このような構成によると、カバー体は支持孔を前側から覆うように前パネルに装着され、カバー体の上下方向の寸法はスリット孔の上下方向の寸法より大きく設定されている。このため、スリット孔の孔縁部がカバー体に接触することで、カバー体が前方に脱落することを抑制することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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