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公開番号2025154420
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057413
出願日2024-03-29
発明の名称食器洗浄機用ブースター
出願人株式会社パロマ
代理人個人,個人
主分類A47L 15/42 20060101AFI20251002BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】前パネルを取り付ける際に操作部から延びるハーネス類が筐体側との間で挟み込まれるおそれをなくす。
【解決手段】食器洗浄機用ブースター1は、湯水を貯留するタンクと、タンクに貯留された湯水を加熱する熱源ユニット3と、熱源ユニット3の作動を制御するコントローラと、コントローラと電気的に接続される操作部18と、タンク及び熱源ユニット3、コントローラを収容する筐体2と、を有し、タンク4内の湯水を外部の食器洗浄機へ供給可能である。筐体2の前面には、操作部18が取付板65を介して取り付けられていると共に、前パネル15が前方から着脱可能に設けられており、前パネル15には、取付板65に取り付けられた操作部18に対応する操作用窓72が形成されて、操作部18は、前パネル15の取り付け状態で操作用窓72を介して前面に露出している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
湯水を貯留するタンクと、
前記タンクに貯留された湯水を加熱する熱源ユニットと、
前記熱源ユニットの作動を制御するコントローラと、
前記コントローラと電気的に接続される操作部と、
前記タンク及び前記熱源ユニット、前記コントローラを収容する筐体と、を有し、前記タンク内の湯水を外部の食器洗浄機へ供給可能な食器洗浄機用ブースターであって、
前記筐体の前面には、前記操作部が取付部材を介して取り付けられていると共に、前パネルが前方から着脱可能に設けられており、
前記前パネルには、前記取付部材に取り付けられた前記操作部に対応する操作用窓が形成されて、前記操作部は、前記前パネルの取り付け状態で前記操作用窓を介して前面に露出していることを特徴とする食器洗浄機用ブースター。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記操作部の周囲と、前記前パネルの後面で前記操作用窓の周囲との何れか一方の周囲には、パッキンが設けられ、他方の周囲には、前記前パネルの取り付け状態で前記パッキンに当接するパッキン受け部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機用ブースター。
【請求項3】
前記熱源ユニットは、給気用のファン、バーナを備えた燃焼部、前記バーナの燃焼排気と湯水とを熱交換する熱交換部、燃焼排気を排出する排気部とを下から順に有して前記取付部材の後方に配置されて、前記排気部では、流れ込んだ燃焼排気を後方へ導く排気流路が形成されており、
前記取付部材は、前記燃焼部よりも上方に配置されて、前記操作部は、少なくとも上部が前記排気部の前方に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の食器洗浄機用ブースター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、業務用の食器洗浄機に高温の湯を供給するために設置される食器洗浄機用ブースターに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
業務用の食器洗浄システムは、洗浄室に搬入された食器を洗浄する食器洗浄機と、食器洗浄機に並設されて食器洗浄機に濯ぎ用の湯を供給するための食器洗浄機用ブースターとを備えたものが知られている。食器洗浄機用ブースターは、例えば特許文献1に開示されるように、バーナを有する燃焼室と、バーナの燃焼熱を熱交換して水を加熱する熱交換器と、加熱された湯を貯蔵する貯湯タンクとを備えて、貯湯タンク内の湯を外部の給湯用配管を介して食器洗浄機へ供給可能となっている。この食器洗浄機用ブースターでは、前後左右及び上下の各面を板体(パネル)で囲む筐体を備えており、筐体の正面となる前パネルには、電気駆動制御装置(コントローラ)と、コントローラへ電気的に接続される操作部とが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-299662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の食器洗浄機用ブースターでは、コントローラ及び操作部ごと前パネルを着脱することになるため、内部のセンサ等の電材部品とコントローラとの間を接続するハーネス等の長さをある程度確保する必要が生じる。このため、前パネルを取り付ける際には、弛んだハーネス類を筐体側との間で挟み込んでしまうおそれがある。この場合、前パネルの取付をやり直すことになって作業に手間取ったり、ハーネス類を傷つけたりしてしまう。これは、コントローラが筐体側に設けられて操作部のみが前パネルに設けられる場合も同じで、コントローラと操作部とを繋ぐハーネス類が前パネルと筐体側との間に挟み込まれるおそれは同様に生じる。
【0005】
そこで、本開示は、前パネルを取り付ける際に操作部から延びるハーネス類が筐体側との間で挟み込まれるおそれをなくすことができる食器洗浄機用ブースターを提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示は、湯水を貯留するタンクと、
前記タンクに貯留された湯水を加熱する熱源ユニットと、
前記熱源ユニットの作動を制御するコントローラと、
前記コントローラと電気的に接続される操作部と、
前記タンク及び前記熱源ユニット、前記コントローラを収容する筐体と、を有し、前記タンク内の湯水を外部の食器洗浄機へ供給可能な食器洗浄機用ブースターであって、
前記筐体の前面には、前記操作部が取付部材を介して取り付けられていると共に、前パネルが前方から着脱可能に設けられており、
前記前パネルには、前記取付部材に取り付けられた前記操作部に対応する操作用窓が形成されて、前記操作部は、前記前パネルの取り付け状態で前記操作用窓を介して前面に露出していることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記操作部の周囲と、前記前パネルの後面で前記操作用窓の周囲との何れか一方の周囲には、パッキンが設けられ、他方の周囲には、前記前パネルの取り付け状態で前記パッキンに当接するパッキン受け部が設けられていることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記熱源ユニットは、給気用のファン、バーナを備えた燃焼部、前記バーナの燃焼排気と湯水とを熱交換する熱交換部、燃焼排気を排出する排気部とを下から順に有して前記取付部材の後方に配置されて、前記排気部では、流れ込んだ燃焼排気を後方へ導く排気流路が形成されており、
前記取付部材は、前記燃焼部よりも上方に配置されて、前記操作部は、少なくとも上部が前記排気部の前方に位置していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、操作部が前パネルに取り付けられないので、操作部とコントローラとを接続するハーネス類を弛まないように結線することができる。よって、前パネルを取り付ける際に操作部から延びるハーネス類が筐体側との間で挟み込まれるおそれがなくなる。また、操作部は取付部材に取り付けられるので、操作部を操作する際の力を取付部材で受けることができる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、パッキンとパッキン受け部との採用により、操作部と操作用窓との間をシールでき、操作用窓から水等が筐体内に侵入することが防止できる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、排気部では、流れ込んだ燃焼排気を後方へ導く排気流路が形成されており、取付部材は、燃焼部よりも上方に配置されて、操作部は、少なくとも上部が排気部の前方に位置しているので、前部の温度がさほど上昇しない排気部の前方に取付部材及び操作部を配置でき、熱損傷の防止に繋がる。また、操作部を操作しやすい高さに配置することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
食器洗浄機用ブースターの斜視図である。
食器洗浄機用ブースターの正面図である。
天板と前後左右の各パネルとを省略した状態を右後ろ上方から示す斜視図である。
図2のA-A線断面図である。
操作部及び前パネルの分解斜視図である。
図2のB-B線の一部拡大断面図である。
図2のC-C線の一部拡大断面図である。
前パネルの取り付け状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本開示に係る食器洗浄機用ブースター(以下単に「ブースター」と略称する。)1の一例を示す斜視図、図2は正面図、図3は、天板と前後左右の各パネルとを省略した状態を右後ろ上方から示す斜視図、図4は、図2のA-A線断面図である。なお、本形態のブースター1では、後述する操作部18及び給気部19が設けられる前パネル15を正面(前面)として説明する。
【0010】
ブースター1は、筐体2と、熱源ユニット3と、タンク4と、内部循環路5と、ガス供給部6と、注水部7と、コントローラ8とを備えている。
筐体2は、底板10と、天板11と、4本の脚12,12・・と、4本の縦フレーム13,13・・と、4本の横フレーム14,14・・と、前パネル15と、後パネル16と、左右の側パネル17,17とを含んでなる。底板10は、平面視矩形状で、四辺がそれぞれ上向きに折り返されている。各脚12は、底板10の下面四隅で下向きに取り付けられて底板10を水平に支持している。各縦フレーム13は、底板10の折り返し部に固定されて底板10の四隅に立設されている。各横フレーム14は、前後左右に隣接する縦フレーム13,13の上端間に架設されている。天板11は、横フレーム14,14・・に取り付けられて筐体2の上面を閉塞している。
前パネル15と後パネル16と側パネル17,17とは、底板10及び天板11と各縦フレーム13及び各横フレーム14とで囲まれる筐体2の前後面及び左右の側面に取り付けられて各面を閉塞している。正面の前パネル15には、上側に操作部18が、下側に給気部19がそれぞれ設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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