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公開番号2025084340
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198178
出願日2023-11-22
発明の名称除電ブラシ
出願人株式会社タクミ精工
代理人個人,個人
主分類H05F 3/02 20060101AFI20250527BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】 帯電する静電気を放電する新規な構造の除電ブラシを提供する。
【解決手段】 除電ブラシ1においては、多数本の柔軟性、導電性を有する複数本の細線の束から成る導電性線材2が、保持材として電気絶縁体である合成樹脂製の2枚の絶縁テープ3a、3bにより両側から挟着されている。絶縁テープ3a、3bの長辺部3cの上下両方向には、所定の間隔で配列された多数本の導電性線材2が、電極部4a、4bとしてブラシ状に引き出されている。一方の電極部4aは静電気を集めるために使用され、他方の電極部4bは静電気を放電するために使用される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
柔軟性を有する多数本の平行する導電性線材と、これらの導電性線材に長辺部を直交させて前記導電性線材の両側に接着する2枚の条片状の電気絶縁性を有する保持材と、これらの保持材の2つの前記長辺部から双方向に前記導電性線材を所定長に延在して成る2つの電極部とを有することを特徴とする除電ブラシ。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記保持材はシート状又は板体状であることを特徴とする請求項1に記載の除電ブラシ。
【請求項3】
前記保持材に補強片を重ねて接着したことを特徴とする請求項1又は2に記載の除電ブラシ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、静電気を除電するための除電ブラシに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
除電ブラシは、主にプリンタ、複写機、ファクシミリ等のOA機器等において、紙やフィルム、ドラム等に帯電する静電気を除去するために用いられている。この除電ブラシには複数種類が知られているが、一般には図4に示すような除電ブラシaが使用されている。この除電ブラシaは多数本の導電性線材bを両側から導電テープc、dにより挟着して、導電性線材bを導電テープc、dの下方に、ブラシ状に吊して電極部eとしている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、この従来の除電ブラシaは導電性線材bの電極部eで集めた静電気をアースに放電するために、電気導電体の導電テープc、dにより導電性線材bを保持する必要がある。しかし、金属体である導電テープc、dの使用は、除電ブラシaの価格を高めている。
【0004】
本発明の目的は、この課題を解決し、導電性線材を挟着する保持体に電気絶縁体を使用し、保持体の両長辺部から導電性線材を双方向に延在した2つの電極部を設けることにより、安価に製造し得る除電ブラシを提供することにある
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための本発明に係る除電ブラシは、柔軟性を有する多数本の平行する導電性線材と、これらの導電性線材に長辺部を直交させて前記導電性線材の両側に接着する2枚の条片状の電気絶縁性を有する保持材と、これらの保持材の2つの前記長辺部から双方向に前記導電性線材を所定長に延在して成る2つの電極部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る除電ブラシによれば、両方向に延在する導電性線材を挟着する保持材に電気絶縁体を使用し、一方の導電性線材である電極部により集めた静電気を、他方の導電性線材である電極部によりアースに放電することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例の除電ブラシの斜視図である。
線材引出工程、保持材接着工程、線材切断工程の説明図である。
導電性線材を両側から絶縁テープにより接着した状態の説明図である。
従来の一般的な除電ブラシの斜視図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明を図1~図3に図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0009】
図1は実施例による除電ブラシ1の斜視図である。本実施例に係る除電ブラシ1において、多数本の導電性線材2が、保持材としての電気絶縁体である例えば合成樹脂製の2枚の絶縁テープ3a、3bの長辺部3cと直交するように配置され、絶縁テープ3a、3bによる両側からの接着によって挟着されている。所定間隔で隣接して配列されたこれらの導電性線材2は、絶縁テープ3a、3bの両長辺部3cから上下方向に電極部4a、4bとしてブラシ状に引き出されている。また、絶縁テープ3a、3bの両端には、固定用の孔部3dが設けられている。
【0010】
導電性線材2は柔軟性、導電性を有する複数本の細線の束から成り、SUS等の金属繊維や、カーボン繊維、合成樹脂繊維の表面に金属被膜が形成された導電性繊維等の単独又は複数種類の繊維が束ねられている。
(【0011】以降は省略されています)

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