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公開番号
2025129489
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026150
出願日
2024-02-26
発明の名称
電子機器用密閉構造
出願人
日本無線株式会社
代理人
個人
主分類
H05K
5/06 20060101AFI20250829BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】高い密閉性を確保することが可能な電子機器用密閉構造を提供する。
【解決手段】カバー3を筐体2の開口20側に押し付けると、開口縁2Aの開口水平部21によって電子機器用パッキン4の第1の変形部44が第2の変形部45側に押し曲げられ、ボルト締めした状態で、第2の装着空間S2が開口水平部21で閉塞され、第1の変形部44が第2の変形部45を押圧して第1の変形部44と第2の変形部45とが変形する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電子機器の筐体に設けられた開口の開口縁と、前記開口を塞ぐカバーの外周縁との間に電子機器用パッキンが介在された状態で、前記カバーを前記開口側に押し付けるようにボルト締めする電子機器用密閉構造であって、
前記開口縁が延びる方向に垂直な面において、前記開口縁は、前記カバー側に延びる開口水平部と、該開口水平部から略垂直に前記開口の外側に延びる開口垂直部と、を備え、
前記カバーの外周縁が延びる方向に垂直な面において、前記カバーの外周縁は、前記開口側に延びる第1のカバー水平部と、該第1のカバー水平部よりも前記カバーの外側に位置して前記第1のカバー水平部と略平行に延びる第2のカバー水平部と、該第2のカバー水平部よりも前記カバーの外側に位置して前記第2のカバー水平部の自由端側から前記開口側に延びる第3のカバー水平部と、を備え、前記第1のカバー水平部と前記第2のカバー水平部との間の空間を第1の装着空間、前記第3のカバー水平部から前記カバーの内側の空間を第2の装着空間とし、
前記電子機器用パッキンは、長尺状で、長手方向に垂直な断面形状が略L字状で、横に延びる横部と縦に延びる縦部とを備え、前記横部の自由端側が前記カバーの外周縁の第1の装着空間に装着され、前記縦部が前記カバーの外周縁の第2の装着空間に位置し、前記縦部の反前記第3のカバー水平部側に、前記押し付ける方向に略垂直な方向に延びる第1の変形部と、該第1の変形部に隣接して前記押し付ける方向に略垂直な方向に突出する第2の変形部とが設けられ、
前記カバーを前記開口側に押し付けると、前記開口縁の開口水平部によって前記第1の変形部が前記第2の変形部側に押し曲げられ、前記ボルト締めした状態で、前記第2の装着空間が前記開口水平部で閉塞され、前記第1の変形部が前記第2の変形部を押圧して前記第1の変形部と前記第2の変形部とが変形する、
ことを特徴とする電子機器用密閉構造。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記第1の変形部と前記第2の変形部とを複数組備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器用密閉構造。
【請求項3】
前記電子機器用パッキンの縦部に前記開口側に突出する第3の変形部が設けられ、
前記ボルト締めした状態で、前記第3の変形部が前記開口縁の開口垂直部で押圧されて変形する、
ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の電子機器用密閉構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、電子機器の筐体とカバーとの間からの浸水を防水するための電子機器用密閉構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、船舶用のレーダ装置(電子機器)は、船舶の屋外に搭載されて風雨にさらされるとともに、内部のマグネトロンを定期的に交換する必要がある。このため、筐体内にマグネトロンなどを収容して、筐体の開口からマグネトロンを出し入れできるようにし、筐体の開口をカバーで覆う構造となっている。この際、筐体内に雨水や海水が侵入するのを防止するために、筐体の開口とカバーとの間にパッキンが設けられている。
【0003】
従来、このようなパッキンは、例えば、カバーを筐体に押し付けるように取り付ける際に、押し付ける方向にのみ変形するような構造となっていた(例えば、特許文献1等参照。)。すなわち、筐体の開口の端面またはカバーの端面に溝を形成し、この溝にパッキンを挿入・装着する。そして、カバーを筐体に押し付けるように取り付ける(ボルト締めする)ことで、押し付ける方向にパッキンが変形するものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-23268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来のパッキンは、押し付ける方向にのみ変形するため、密閉性が低く、パッキンの密閉性・接触圧力を高めるには、ボルトによる締結箇所を増やす必要があり、カバーの開閉時に時間と労力を要していた(作業性が低かった。)。また、押し付ける方向にのみパッキンが変形するため、所望の密閉性(変形量)を確保するには、溝や端面を切削加工などして寸法を厳しく管理する必要があり、費用が嵩んでいた。
【0006】
そこで本発明は、高い密閉性を確保することが可能な電子機器用密閉構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、電子機器の筐体に設けられた開口の開口縁と、前記開口を塞ぐカバーの外周縁との間に電子機器用パッキンが介在された状態で、前記カバーを前記開口側に押し付けるようにボルト締めする電子機器用密閉構造であって、前記開口縁が延びる方向に垂直な面において、前記開口縁は、前記カバー側に延びる開口水平部と、該開口水平部から略垂直に前記開口の外側に延びる開口垂直部と、を備え、前記カバーの外周縁が延びる方向に垂直な面において、前記カバーの外周縁は、前記開口側に延びる第1のカバー水平部と、該第1のカバー水平部よりも前記カバーの外側に位置して前記第1のカバー水平部と略平行に延びる第2のカバー水平部と、該第2のカバー水平部よりも前記カバーの外側に位置して前記第2のカバー水平部の自由端側から前記開口側に延びる第3のカバー水平部と、を備え、前記第1のカバー水平部と前記第2のカバー水平部との間の空間を第1の装着空間、前記第3のカバー水平部から前記カバーの内側の空間を第2の装着空間とし、前記電子機器用パッキンは、長尺状で、長手方向に垂直な断面形状が略L字状で、横に延びる横部と縦に延びる縦部とを備え、前記横部の自由端側が前記カバーの外周縁の第1の装着空間に装着され、前記縦部が前記カバーの外周縁の第2の装着空間に位置し、前記縦部の反前記第3のカバー水平部側に、前記押し付ける方向に略垂直な方向に延びる第1の変形部と、該第1の変形部に隣接して前記押し付ける方向に略垂直な方向に突出する第2の変形部とが設けられ、前記カバーを前記開口側に押し付けると、前記開口縁の開口水平部によって前記第1の変形部が前記第2の変形部側に押し曲げられ、前記ボルト締めした状態で、前記第2の装着空間が前記開口水平部で閉塞され、前記第1の変形部が前記第2の変形部を押圧して前記第1の変形部と前記第2の変形部とが変形する、ことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器用密閉構造において、前記第1の変形部と前記第2の変形部とを複数組備える、ことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電子機器用密閉構造において、前記電子機器用パッキンの縦部に前記開口側に突出する第3の変形部が設けられ、前記ボルト締めした状態で、前記第3の変形部が前記開口縁の開口垂直部で押圧されて変形する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、開口側に押し付けるようにカバーを筐体にボルト締めした状態で、押し付ける方向(ボルト締め付け方向)に略垂直な方向に延びる電子機器用パッキンの第1の変形部が同方向に突出する第2の変形部を押圧して、第1の変形部と第2の変形部とが変形する。つまり、電子機器用パッキンがボルト締め付け方向に変形するだけではなく、ボルト締め付け方向に略垂直な方向にも変形し、しかも、2つの変形部が押圧しながら変形するため、電子機器用パッキンの接触圧力が高くなり、高い密閉性を確保することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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