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公開番号2025169495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2024074202
出願日2024-05-01
発明の名称面状ヒータ
出願人日星電気株式会社
代理人
主分類H05B 3/06 20060101AFI20251107BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】ヒータ線や電気部品に対して必要十分な固定強度が確保されるとともに、機器への貼付面の平坦性を確保しつつも金属箔の剥がれが抑制された面状ヒータを提供する。
【解決手段】通電によって発熱するヒータ線11を有する長尺ヒータ部材10を第1粘着部材21上に配設し、長尺ヒータ部材を覆うように第1金属箔31を第1粘着部材上に固定した面状ヒータ1において、第2粘着部材22に固定された第2金属箔32を第1金属箔の端縁に沿って折り返し、第2粘着部材を介して第1金属箔の端縁近傍に固定する。この時、第2金属箔の一方の端縁を第1粘着部材上に固定するとともに、第2金属箔の他方の端縁を第1金属箔上に固定した固定構造とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
通電によって発熱するヒータ線を有する長尺ヒータ部材を第1粘着部材上に配設し、該長尺ヒータ部材を覆うように第1金属箔を該第1粘着部材上に固定した面状ヒータであって、
該長尺ヒータ部材が該第1粘着部材の縁部に沿って配設された第1箇所の少なくとも一部において、該長尺ヒータ部材の長さ方向に垂直な面で断面視した際、
第2粘着部材に固定された第2金属箔が該第1金属箔の端縁に沿って折り返された状態で、該第2粘着部材を介して該第1金属箔の端縁近傍に固定され、
該第2金属箔の一方の端縁が該第1粘着部材上に固定されているとともに、該第2金属箔の他方の端縁が該第1金属箔上に固定された固定構造を有することを特徴とする面状ヒータ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
該第2金属箔の他方の端縁は、該長尺ヒータ部材を覆うように該第1金属箔上に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の面状ヒータ。
【請求項3】
該長尺ヒータ部材は第2箇所において第1粘着部材上に配置されているとともに、該第2箇所に置いて該長尺ヒータ部材は該第1金属箔に覆われていることを特徴とする請求項2に記載の面状ヒータ。
【請求項4】
該長尺ヒータ部材は、該第1箇所と該第2箇所の間に位置する第3箇所においても該第1粘着部材上に配設され、該第1金属箔に覆われているとともに、該第2金属箔の他方の端縁は、該第3箇所に配設された該長尺ヒータ部材を覆うように該第1金属箔上に固定されていることを特徴とする、請求項3に記載の面状ヒータ。
【請求項5】
通電によって発熱するヒータ線を有する長尺ヒータ部材を第1粘着部材上に配設し、該長尺ヒータ部材を覆うように第1金属箔を該第1粘着部材上に固定した面状ヒータであって、
該長尺ヒータ部材が該第1粘着部材の縁部に沿って配設された第1箇所の少なくとも一部において、該長尺ヒータ部材の長さ方向に垂直な面で断面視した際、
該第1金属箔の端縁が該第1粘着部材が位置する側の反対側に折り返されて重ね合わされた折返し端縁を有し、
第2粘着部材に固定された第2金属箔が該折返し端縁に沿って折り返された状態で、該第2粘着部材を介して該第1金属箔の該折返し端縁近傍に固定され、
該第2金属箔の一方の端縁が該第1粘着部材上に固定されているとともに、該第2金属箔の他方の端縁が該第1金属箔上に固定された固定構造を有することを特徴とする面状ヒータ。
【請求項6】
該第2金属箔の他方の端縁は、該長尺ヒータ部材を覆うように該第1金属箔上に固定されていることを特徴とする、請求項5に記載の面状ヒータ。
【請求項7】
該長尺ヒータ部材は第2箇所において第1粘着部材上に配置されているとともに、該第2箇所に置いて該長尺ヒータ部材は該第1金属箔に覆われていることを特徴とする請求項6に記載の面状ヒータ。
【請求項8】
該長尺ヒータ部材は、該第1箇所と該第2箇所の間に位置する第3箇所においても該第1粘着部材上に配設され、該第1金属箔に覆われているとともに、該第2金属箔の他方の端縁は、該第3箇所に配設された該長尺ヒータ部材を覆うように該第1金属箔上に固定されていることを特徴とする、請求項7に記載の面状ヒータ。
【請求項9】
該固定構造を該長尺ヒータ部材の長さ方向に垂直な方向で断面視した際、該長尺ヒータ部材の幅方向寸法の中心線と、該第1粘着部材の端縁との間の距離が、該長尺ヒータ部材の幅方向寸法の2倍以下となっている部分があることを特徴とする、請求項1~8の何れか一項に記載の面状ヒータ。
【請求項10】
該第2箇所は、該第1粘着部材の縁部から離れた領域であることを特徴とする、請求項3、4、7、8の何れか一項に記載の面状ヒータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子炊飯器、足温浴器、さらには洋式便器の便座、車の座席などの加熱・保温 用に使用される面状ヒータに関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【0002】
面状ヒータが組み込まれる機器本体の小型化が進むのに伴い、面状ヒータにおいても外形寸法の更なる縮小が要求されているとともに、面状ヒータの温度均一性を確保するために面状ヒータの縁部付近へのヒータ線配設が必要となる場面も存在する。
【0003】
面状ヒータの縁部付近にヒータ線を配設する際は、ヒータ線の固定強度の確保が必要となる。縁部付近にヒータ線を配設する際の固定強度を上げる手法の一例としては特許文献1、特許文献2、特許文献3などが挙げられる。
【0004】
特許文献1では両面粘着シートの縁部に沿ってヒータ線を配設する際、両面粘着シートに貼付された金属箔の貼代部が両面粘着シートの縁部を経て裏面に折返し状態で貼付することで、面状ヒータの縁部付近に配設されたヒータ線のずれや浮きを抑制している。
【0005】
特許文献2では粘着シート上に配置された面状ヒータにおいて、粘着シートの貼代部をヒータ線の外縁部から内縁部に向かって折り返し、ヒータ線を覆うようにすることでヒータ線の固定強度を高めている。
【0006】
特許文献3では第1粘着部材上に配設された面状ヒータにおいて、長尺ヒータ部材が長尺ヒータ部材の側面に沿って折り返された第1金属箔によって包まれた状態で第1粘着部材上に配設されているとともに、長尺ヒータ部材と第1金属箔が第2粘着部材を介して固定されていることで、機器への面状ヒータの貼付面の平坦性の確保と金属箔の剥がれの防止を両立している。
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では金属箔を両面粘着シートの裏面に折り返すため、両面粘着シートの縁部裏面の平坦性に影響が出てしまい、面状ヒータを機器に貼付する際の作業性に影響を及ぼす。
【0008】
特許文献2に記載の方法は両面粘着シートの裏面の平坦性を確保することができるが、特許文献1で述べられているように、縁部から金属箔が剥がれやすいという課題が存在する。
【0009】
特許文献3に記載の方法は、第1粘着部材の長尺ヒータ部材の形状によっては、長尺ヒータ部材を包む第1金属箔と第1粘着部材との間に隙間ができてしまい、第1金属箔が剥がれやすい状況もあるという課題が存在する。
【0010】
また、面状ヒータではヒータ線に外部から電力を供給するための接続端子や、過熱時に溶断することでヒータ線への電力供給を遮断する温度ヒューズといった電気部品が使用されることも多く、これらの電気部品を面状ヒータの縁部付近に固定する際の固定強度も求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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