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公開番号2025139154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024037942
出願日2024-03-12
発明の名称配線基板
出願人新光電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 1/02 20060101AFI20250918BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】ガラスコア層を有する配線基板において、ガラスコア層にクラックが発生しにくくする。
【解決手段】ガラスコア層と、ガラスコア層の一方の面に設けられた第1配線層と、第1配線層を被覆する第1絶縁層と、ガラスコア層の他方の面に設けられた第2配線層と、第2配線層を被覆する第2絶縁層と、ガラスコア層の一方の面の各々の角部に配置され、第1配線層の他の部分と電気的に独立した複数の第1ダミーパッドと、第2配線層の一部であり、ガラスコア層の他方の面の各々の角部に配置され、第2配線層の他の部分と電気的に独立した複数の第2ダミーパッドと、第1ダミーパッドと第2ダミーパッドとを接続するダミー貫通配線とを有し、平面視でガラスコア層の一方の面の各々の角部の頂点から最も近いダミー貫通配線の中心までの距離は、ガラスコア層の一方の面におけるダミー貫通配線の最大幅の17倍以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ガラスコア層と、
前記ガラスコア層の一方の面に設けられた第1配線層と、
前記第1配線層を被覆する第1絶縁層と、
前記ガラスコア層の他方の面に設けられた第2配線層と、
前記第2配線層を被覆する第2絶縁層と、
前記第1配線層の一部であり、前記ガラスコア層の一方の面の各々の角部に配置され、前記第1配線層の他の部分と電気的に独立した複数の第1ダミーパッドと、
前記第2配線層の一部であり、前記ガラスコア層の他方の面の各々の角部に配置され、前記第2配線層の他の部分と電気的に独立した複数の第2ダミーパッドと、
前記ガラスコア層を貫通し、前記第1ダミーパッドと前記第2ダミーパッドとを接続するダミー貫通配線と、を有し、
前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層は、有機材料を主成分とし、
平面視で、前記ガラスコア層の一方の面の各々の前記角部の頂点から最も近い前記ダミー貫通配線の中心までの距離は、前記ガラスコア層の一方の面における前記ダミー貫通配線の最大幅の17倍以下である、配線基板。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記距離は、前記最大幅の8倍以下である、請求項1に記載の配線基板。
【請求項3】
前記距離は、前記最大幅の3倍以上である、請求項1又は2に記載の配線基板。
【請求項4】
前記第1配線層及び前記第2配線層、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層の各々の熱膨張係数は、前記ガラスコア層の熱膨張係数の1.5倍以上である、請求項1又は2に記載の配線基板。
【請求項5】
前記第1ダミーパッドの形成領域及び前記第2ダミーパッドの形成領域の各々に、アライメントマークが設けられている、請求項1又は2に記載の配線基板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配線基板に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ガラスコア層を有する配線基板が注目されている。このような配線基板において、層間絶縁材料には安価な有機材料が用いられる場合がある。しかし、有機材料や銅配線の熱膨張係数はガラスコア層の熱膨張係数よりも大きいため、熱膨張係数のミスマッチによりガラスコア層にクラックが発生する懸念がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-219683号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ガラスコア層を有する配線基板において、ガラスコア層にクラックが発生しにくくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本配線基板は、ガラスコア層と、前記ガラスコア層の一方の面に設けられた第1配線層と、前記第1配線層を被覆する第1絶縁層と、前記ガラスコア層の他方の面に設けられた第2配線層と、前記第2配線層を被覆する第2絶縁層と、前記第1配線層の一部であり、前記ガラスコア層の一方の面の各々の角部に配置され、前記第1配線層の他の部分と電気的に独立した複数の第1ダミーパッドと、前記第2配線層の一部であり、前記ガラスコア層の他方の面の各々の角部に配置され、前記第2配線層の他の部分と電気的に独立した複数の第2ダミーパッドと、前記ガラスコア層を貫通し、前記第1ダミーパッドと前記第2ダミーパッドとを接続するダミー貫通配線と、を有し、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層は、有機材料を主成分とし、平面視で、前記ガラスコア層の一方の面の各々の前記角部の頂点から最も近い前記ダミー貫通配線の中心までの距離は、前記ガラスコア層の一方の面における前記ダミー貫通配線の最大幅の17倍以下である。
【発明の効果】
【0006】
開示の技術によれば、ガラスコア層を有する配線基板において、ガラスコア層にクラックが発生しにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る配線基板を例示する図である。
第1実施形態に係る配線基板のガラスコア層を部分的に例示する図である。
第1実施形態に係る配線基板の製造工程を例示する図(その1)である。
第1実施形態に係る配線基板の製造工程を例示する図(その2)である。
第1実施形態の変形例に係る配線基板のガラスコア層を部分的に例示する平面図である。
シミュレーションについて説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0009】
〈第1実施形態〉
[配線基板の全体構造]
図1は、第1実施形態に係る配線基板を例示する図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)のA-A線に沿う部分断面図である。
【0010】
図1を参照すると、配線基板1は、ガラスコア層10の両面に配線層及び絶縁層が積層された配線基板である。配線基板1は、例えば、ガラスコア層10の上下が対称な積層構造を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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