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公開番号2025099987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217044
出願日2023-12-22
発明の名称配線モジュール
出願人メクテック株式会社
代理人個人
主分類H05K 3/34 20060101AFI20250626BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】ろう接の外観検査の信頼性を高めることが可能な配線モジュールを提供する。
【解決手段】配線モジュールは、複数の配線と、それぞれ配線の一端が接続されている複数のランド16と、を有するフレキシブルプリント基板10と、ランド16に重ねて配置され、ランド16に対してろう接されている複数の金属片(金属板20)と、を備える。金属板20の外周縁よりも内側には、貫通孔24が厚さ方向に形成されている。金属板20は、貫通孔24の縁の少なくとも一部が厚さ方向におけるランド16にろう接される側とは逆側にある一方側に張り出している張出部25を有する。張出部25の表面には、めっき形成部25aと、めっき非形成部25bと、が設けられている。めっき形成部25aは、貫通孔24に臨む張出部25の内周側の基端部25cに配置されており、めっき非形成部25bは、張出部25における張り出し先の端面25dに配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の配線と、それぞれ前記配線の一端が接続されている複数のランドと、を有するフレキシブルプリント基板と、
前記ランドに重ねて配置され、前記ランドに対してろう接されている複数の金属片と、
を備える配線モジュールであって、
前記金属片の外周縁よりも内側には、貫通孔が厚さ方向に形成されており、
前記金属片は、前記貫通孔の縁の少なくとも一部が前記厚さ方向における前記ランドにろう接される側とは逆側にある一方側に張り出している張出部を有し、
前記張出部の表面には、めっき形成部と、めっき非形成部と、が設けられており、
前記めっき形成部は、前記貫通孔に臨む前記張出部の内周側の基端部に配置されており、
前記めっき非形成部は、前記張出部における張り出し先の端面に配置されていることを特徴とする配線モジュール。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記張出部は、前記貫通孔の前記縁の全周に亘って形成されており、
前記めっき形成部は、前記張出部の前記内周側に全周に亘って配置されており、
前記めっき非形成部は、前記貫通孔の前記縁における張り出し先の前記端面の全周に亘って配置されている請求項1に記載の配線モジュール。
【請求項3】
前記張出部における張り出し高さの最も高い部位と、張り出し高さの最も低い部位とは、厚さ方向視において、逆側に設けられている請求項1又は2に記載の配線モジュール。
【請求項4】
前記張出部における張り出し先の前記端面は、前記内周側に向かうにつれて、前記厚さ方向における他方側に下り傾斜して形成されている請求項3に記載の配線モジュール。
【請求項5】
前記貫通孔の前記縁は、前記金属片の表面方向における前記貫通孔の中心側に延出する延出部を有し、
前記貫通孔は、前記延出部の両隣りに形成されたスリットを有しており、
前記張出部は、前記延出部の延出した先に形成されている請求項1に記載の配線モジュール。
【請求項6】
前記張出部の立上がり高さは、前記金属片の厚さの1.25倍以上、5倍以下の範囲にある請求項5に記載の配線モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フレキシブルプリント基板を備える配線モジュールに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フレキシブルプリント基板に設けられたランドに金属片(同文献には金属板と記載。)をはんだ付けすることが記載されている。このように、これらの接合ははんだ付け等のろう接によって行われるのが一般的である。
【0003】
また、金属片は、ニッケルやアルミ等の不動態膜が形成されやすい素材で形成されることが多く、めっき処理が施されることが多かった。
例えば、金属片における、ランドとはんだを介して接続される部分には、はんだ接続性に優れる(皮膜が柔らかく、溶融点が低い)めっきとして、錫めっきが施されることがある。
そして、このめっき上にろう接によって形成されたフィレットを検査者が視認することにより、ろう接が適切に施されているか否かの判断がされていた。
そして、金属片に貫通孔を形成して、この貫通孔の内縁面とランドとをはんだ接続をすることが一般的に行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-114561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、貫通孔の内縁面に加え、ランドの対向側に対して逆側の面にまでめっきが連続して形成されていると、フィレットがランドの対向側に対して逆側の面まで形成されてしまうことがあった。この場合には、ろう接についての外観検査の対象となる、貫通孔の内縁面(貫通孔に臨む部分)に形成されるフィレットが肉薄になることがあった。このように、フィレットの厚さは、ろう接の外観検査(目視、画像又はX線による検査)に影響を及ぼすことがある。このため、ろう接の外観検査の信頼性を高めることについて改善の余地があった。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ろう接の外観検査の信頼性を高めることが可能な配線モジュールを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る配線モジュールは、複数の配線と、それぞれ前記配線の一端が接続されている複数のランドと、を有するフレキシブルプリント基板と、前記ランドに重ねて配置され、前記ランドに対してろう接されている複数の金属片と、を備える配線モジュールであって、前記金属片の外周縁よりも内側には、貫通孔が厚さ方向に形成されており、前記金属片は、前記貫通孔の縁の少なくとも一部が前記厚さ方向における前記ランドにろう接される側とは逆側にある一方側に張り出している張出部を有し、前記張出部の表面には、めっき形成部と、めっき非形成部と、が設けられており、前記めっき形成部は、前記貫通孔に臨む前記張出部の内周側の基端部に配置されており、前記めっき非形成部は、前記張出部における張り出し先の端面に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る配線モジュールによれば、ろう接の外観検査の信頼性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る配線モジュールと、配線モジュールと接続される複数の電池セルと、を示す平面図である。
フレキシブルプリント基板の延出部の端部と金属板の突出部とが接続されている状態を示す平面図である。
フレキシブルプリント基板と金属板とが接続されている状態を模式的に示す説明図であって、金属板に設けられた張出部を示す図である。
図3のIV-IV断面における張出部及びフィレットを示す端面図である。
第1変形例に係る張出部及びフィレットを示す端面図であり、図4に対応する図である。
第2変形例に係る張出部及びフィレットを示す端面図であり、図4に対応する図である。
図3のIV-IV断面における第3変形例に係る張出部を示す断面図である。
第2実施形態に係る張出部及び貫通孔を示す模式的な斜視図である。
図8のIX-IX断面における張出部及びフィレットを示す端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態に係る配線モジュールについて、図面を参照して説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
(【0011】以降は省略されています)

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